倉下忠憲のレビュー一覧
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長年ノートの書き方に拘って既に方法論を確立してしまっているので、参考になるような内容はほぼ無いが、この手のハック本を読むこと自体が趣味になっており、もはや自分にとって小説と同じエンタテイメントの一つ。逆に言うとそのくらい基礎的な事項が押さえられているので、ノート初心者にとっては有益な内容だと思う。唯一新たにやってみようと心動かされたのは業務上の日報を書くことかな。毎日夜になって「今日何やったっけ?」と無力感を感じることが多いので、その日やった業務を記録したい。
『隙あらば自分語り』と言われるのを承知の上でマイ・ノート術を披露すると、①仕事上の情報は1冊のノートにまとめる、②ノートは同じもの -
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かれこれ10年以上、仕事で「ロギング仕事術」に似たようなことをしていたので、正直なところ買うのを迷ったところはあるのだけれど、買って正解、読んで目から鱗だった。やはり、倉下さんの視点には脱帽だし、なんといっても実践しているからこその説得力が文章から溢れている。今まで読んだ倉下さんの著作の中では、ユニークで分かりやすい比喩が多くあったようにも思う。
明日の自分は他人、下手をすれば今日中にも他人になってしまう恐れがあることを分かりつつも、ロギンギング(←ログを書いてる最中のこと。)は目先のことで一杯になり内容を端折ってしまうことが多々ある。(「こんなことぐらい書かなくても後で見たら分かるだろう」 -
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確かに、多くの読者が指摘するように、メディアマーカーがサービスを終了している点など、2013年4月初版発行だけあって、ある種古い面もある。しかし、この著書には普遍的で時代横断的な、読書に関する真理も含まれている。
例えば、P.37〜39に記載されたT型人間、逆T型人間、そしてI型人間という表現は、大変興味深い示唆であるし、p.97の速読・熟読の功罪に関する論考も、ひとつの定理といっても過言では無いだろう。
これまで、さまざまなタイプの読書術に関する本を読んできたが、ここまでニュートラルでフェアな著書は初めてかもしれない。
時代を超えて、残って欲しい良書であると、心底感じた次第である。 -
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この本を読む目的として、次の四つを挙げた。
・Scrapboxの基本的な使い方を学ぶ
・リンクとハッシュタグの違いを理解する
・Scrapboxの使い方のコツを先駆者から学ぶ
・Scrapboxの知らない使い方を先駆者から学ぶ
Scrapboxは、非常にシンプルなWebサービスで、使い方は簡単に覚えることができる。
でも、リンクとハッシュタグが同じように機能するので、その違いを知りたいと思い、本書を手に取った。
ネット上の書評記事にもある通り、この本は単なるScrapboxのノウハウ本ではなく、情報整理とはどのようなものなのかという著者の考え方を知ることもできる。
その考え方を参考に、自分な -
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ずっと、途中までしか読めていなかったので、えいや!と読み終えようと一気に読んでみた。
いわゆる読書術に関する本であるが、それは誰でもできるようにかつ普遍的な考え方も説明した上で手法が示されていて、昨今はやりの読書術とは一線を画すものかと感じた。
本との向き合いかた、そして読書ノートの作り方やそれを実際にEvernoteを使ってのやり方が丁寧にかかれている。
そして、これからのソーシャルリーディングについても考え方、やり方がが示されている。
読書術についてはこの本をハブとして、参考文献を読み、熟考して自分のスタイルをつくっていけばよいのでは、の思いました。 -
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数年前、紙の手帳からiPhoneのみでの管理に完全に移行しましたが、最近になって1週間分を一気に見渡すことの出来る紙の手帳の利点をよく思い出すようになりました。そんな時に見つけたのがこの本です。
アナログとデジタルのいいところと悪いとこをよく考えて、それぞれに一番いい役割を振り分け、両刀使いしましょうというような内容。具体的な使い方がたくさん載っていて、しかもどれも今日から試すことの出来そうな内容ばかり。
特にスマートフォンで一日ごとの予定を確認するにはいいけど、中長期の予定を見にくいんだよなと思ったことのある人は、読んでみると得るものがあると思います。
デジタル好きの自分としては、最終的 -
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Evernoteを使いこなせるようになりたくて、今まで色んなEvernoteについての本を読んで来たが、集大成的な意味で、最後にこの本を読めてとても良かった。
Evernoteの、いわば「応用・発展編」の本。初心者がどう使うか、とか、細かい機能をひとつひとつ説明しているのではなく、むしろ、インプットした情報をどう使いこなして行くか、ということについて一冊にまとめた本。
著者は長年、情報整理術についても研究・実践して来たようで、様々な参考図書も挙げられており、紹介されているものは和書も海外のものも両方あって、いくつか読んで見たいと思った。Evernoteはアメリカで生まれたものだし、アメリカの情 -
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ハイブリッド手帳とはどういうもの??と興味を示した。クラウド時代だからこそ、アナログと併用する、という内容。クラウド、スマホ、手帳をどのように連携すればよいのか、ということを具体的に説明してくれております。未だに手帳の使い方がしっくり来ていない自分にとっては、まさに朗報。著書がクラウドを多様している人だからこそ、色々な使い方を実践してきた中で、現在にたどり着いた手帳の使い方にかなり共感できた。これで、僕も、手帳の使い方の現在方法が見えた気がする。著者は、ほぼ日手帳を使用。僕も以前は、ほぼ日手帳を使った経験はあったが、結局使いこなせなかった。これで、ようやく、日々の手帳の使い方が見えた。クラウド