あらすじ
本書は個人の情報処理能力を最大化することを目的とした、デジタル(スマートフォンやクラウドサービス)とアナログ(手帳やメモ帳)を融合させた「ハイブリッド手帳」の使い方・考え方を解説しています。中でも、紙ベースの手帳に重点を置き、デジタル全盛の中で、「何を」「どのように」手帳に書くべきかを取り上げています。
サンプルとして、著者が実際に使用した紙面を多数収録。アナログ手帳とクラウドサービスの使い分けに悩む人、手帳の使いこなしをもう1ランク上げたいと考えている人、必読の書籍となっています。
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Posted by ブクログ
数年前、紙の手帳からiPhoneのみでの管理に完全に移行しましたが、最近になって1週間分を一気に見渡すことの出来る紙の手帳の利点をよく思い出すようになりました。そんな時に見つけたのがこの本です。
アナログとデジタルのいいところと悪いとこをよく考えて、それぞれに一番いい役割を振り分け、両刀使いしましょうというような内容。具体的な使い方がたくさん載っていて、しかもどれも今日から試すことの出来そうな内容ばかり。
特にスマートフォンで一日ごとの予定を確認するにはいいけど、中長期の予定を見にくいんだよなと思ったことのある人は、読んでみると得るものがあると思います。
デジタル好きの自分としては、最終的な情報のアーカイブ先がEvernoteだということも安心出来るポイントでした。
Posted by ブクログ
引用すれば「イイトコドリ」ですが、今まで読んだ同じ類の書籍では1番身の丈にあっていると感じました。来年はクラシタ式で行こうかな。デジタルに特化しすぎていなく、むしろ、アナログ的な展開も好感が持てました。
Posted by ブクログ
ハイブリッド手帳とはどういうもの??と興味を示した。クラウド時代だからこそ、アナログと併用する、という内容。クラウド、スマホ、手帳をどのように連携すればよいのか、ということを具体的に説明してくれております。未だに手帳の使い方がしっくり来ていない自分にとっては、まさに朗報。著書がクラウドを多様している人だからこそ、色々な使い方を実践してきた中で、現在にたどり着いた手帳の使い方にかなり共感できた。これで、僕も、手帳の使い方の現在方法が見えた気がする。著者は、ほぼ日手帳を使用。僕も以前は、ほぼ日手帳を使った経験はあったが、結局使いこなせなかった。これで、ようやく、日々の手帳の使い方が見えた。クラウド、スマホとの連携の、それぞれの利点をうまく使って活用すれば良い、ということに、非常に納得した。今まで沢山の手帳本を見てきたが、これで楽しくセルフマネジメントができそうだ。久しぶりにためになった本に出会えた。ありがとうございます!
Posted by ブクログ
2011年発売の本だけど、2019年の今でも通じる考え方だと思いました。
スケジュールを見渡す機能や、メモを発生するシーンごとに対応の仕方を変えて最終的にはひとつに纏めるところは今まで考えたことがなく参考になりました。この本を参考にしながら自分なりの情報整理術を確立したいな。
Posted by ブクログ
アナログとデジタルの両方のメリットを駆使した「手帳」にまつわる行為の解説。
単純なハウツー本ではなく、
・そもそも手帳というものがなぜ必要になるのか
・時間、タスクを管理するという事はどういう事か
という概念的な説明が中心で、この手の本で辟易させられる「ツールの使い方をダラダラと説明」した内容はない。
もともと、偶然見つけた作者のブログを見て、その文体がとても気に入っていた。
押し付ける文体ではなく、ただ、自分の経験則を丁寧に語っている。
「言霊」とう日本語があるけど、こういう本には、文章力というものがいかに大事か分かる。
<気に入った点>
・デジタルはリマインダー アナログは計画と記録
僕はこの13年ぐらい、紙でスケジューリングをした事がない。Google Calendarが登場した事と、そしてスマートフォンと連動するようになった事で、紙をスケジューリングに使うなんて原始的なノスタルジーだと思っていた。
ただ、不満があった点は、記録として残すのが難しい事だ。
デジタルは未来に起きるタスクの時間軸を設定できるが、過ぎた事を記録するのには向かない。
Google Calendaに5年前の記録は入っているが、それは5年+アルファの過去にプランニングされた予定だ。
最近、特に多忙なので、日常のタスクの処理時間をiPhoneのアプリで記録し、Evernoteへ送信してストックしているが、タスク毎の断片的な記録は一覧性がない。
計画->アナログの手帳 ->確定 デジタル -> 記録 アナログの手帳
という流れは合理的だと思う。
もう一点、重要な事は、アナログである事は、情報にコンテクストをもたせる事が出来る事だ。
作者が挙げている例がとても理解しやすかった。
彼は311の大震災の当日、都内にいて、偶然動いた大混雑の最後の電車で帰った
その日の手帳には、その時に購入した切符が貼りつけてある。その日のメモと共に
アナログである事の検索性の欠如も、そのばでiPhoneで撮影し、Evernoteに送信すれば、日付が自動的に入ったインデックスになる。
・好みは機能に勝る
iPhoneは機能に制限があり、Androidは自由だ。だから、android(あるいはwindowsユーザー)の人の意見で多いのは、Appleのプロダクトは、見た目ばかりで、機能は押し付けで中身がないというものだ。
僕もAppleのユーザーであるが、昔からのAppleユーザーの、なんというか歪んだ選民意識みたいなものは、ちょっと敬遠していた。
この本で、初めてAppleのプロダクトデザインの意味のひとつがわかった。
iPhoneのアプリケーションのデザインは、「触感」をとても重視してガイドラインが設計されている。
ただ単に、ボタンを押すというだけでなく、物理的な実体のあるものに「触れた感覚」を重視しているのだ。
だから、触れる事が快感になる。
快感になるという事は、接触する機会を増やし、情報へのアクセスが増し、自分の行動へのフィードバックが増加する。
もっとも、ゲームとか、チャットとか、浪費にも加担するのだけど、記録のカテゴリーには、定期的にアクセスする事で意味のあるものもあり、その意味では、「触れたい道具」というのは、それ自体が重要な機能だ。
「仕事が出来る人」の使っている「ツール」がすごいのではなく、その「ツール」が好きだから、その人の生産性は高い。
これはとても斬新な視点だった。
僕はカメラに機能以外は一切求めず、フィーリングとか、味とかに言及するのは、自己満足だと思っていた。
確かに、レースを撮影するデジタルカメラは、僕にとっては、ほぼ使い捨ての道具なんだけど、よくよく考えたら、その選択基準は、自分の反応速度にストレスなく追随できるという事なので、それも道具に対するコダワリかもしれない。
ライカのフィルムカメラを使って思ったのは、ロードバイクに近いという事だった。
ロードバイクにのった最初の印象は、「組み付け精度の高さ」。
走っていて、捻じれや異音やストレスがなく、がっしりとした剛性が感じられる乗り物は、本当に気持ちがいい。
(自転車でも車でも)
ライカのカメラは、この感覚に近く、ロードバイクに6時間乗っても楽しいように、一度4時間空を撮影していても楽しかった。
デジタルは結果を出すためだったが、フィルムは触れている過程も快楽だと気がついた。
こういう日常の漠然とした気づきに、裏付けを与えてくれる本は嬉しい。
Posted by ブクログ
ハイブリッド手帳術であるが、
アナログ+クラウドというイメージではない。
色々なノート、アナログ・デジタルを組み合わせて
自分だけのノートシステムを作り上げよう的な流れ。
Posted by ブクログ
本にも書かれていることだけど、ここに書いてあることがベストではないし、すべてやる必要もない。自分に合っていると思われるもの、自分の使用用途に合っているものを選んで試してみて、よりよい手帳の使い方を探さなければならない。結局、正解はそれぞれの中にしかないと言うこと。
Posted by ブクログ
手帳は振り返り用・ライフログ用、デジタルツールはそのときその瞬間のスケジューリング用・効率化という棲み分けをしていく、というところが大変腑におちました。
Posted by ブクログ
今まで紙の手帳だけで「行動の管理・記録」をしていたが、これでいいのか、と思い読み始めました。手帳をクラウドツール、スマートフォン、手帳、目もなどを組み合わせた1つのシステムとしてとらえる考え方には目からうろこが落ちました。 手帳術自体についても以前に読んだ本と通じるところがあるので納得できました。
中でも一番印象に残ったのは「目標・ビジョンを持つ力は活用するが縛られないことが重要」という箇所です。本来は時分が前進するためのツールなので絶対ではなく、必要なら見直すべき、という考え方は1度たてた目標がうまくいかなくなると自己嫌悪に陥りがちな私にとっては前向きに考えさせられる発想でした。
Posted by ブクログ
デジタルツールとアナログ手帳の棲み分けに悩んでいるところで手にした本。
日々のタスクのウィークリープランナーへの落とし込み方や、運用して行く上でのアドバイス(タイムマネジメントなど)、またセルフマネジメントにも触れた内容で、なるほどと思わせてくれるところがたくさんあった。
使用しているツールもGoogleカレンダー、evernote、ほぼ日手帳、モレスキンなど、自分の使用しているツールと近かったこともよかった。ほぼ日のオリジナルではなくカズンにすればよかったと思ったけど、本書にも「好みのツール〜」とあったので、自分なりに工夫したい。
できる気にさせてくれる本。
Posted by ブクログ
ベストの「手帳術」を押し付けるのではなく、自分の手帳術をサンプルに、こう考えるとよい手帳術を構築できる、とサジェスチョンしているところがいい。当然、個々人で生き方暮らし方考え方好みが異なるので、ある人にベストであっても別の人にベストとは限らない。また、今の誰かにベストだとしても、3年後、5年後のその人にベストとは限らない。それを踏まえた提案になっているので、素直に受け取れる。
アナログとデジタルの使い分けと融合の手法の説明というのもよい。
ただ、作者の仕事柄か、サラリーマンには(特にセキュリティに厳しい企業では)無理があるところもある。
そういうサラリーマン視点での「手帳術」があると嬉しいところ。
Posted by ブクログ
ほぼ日手帳とevernoteの活用法について
来年もほぼ日手帳の使用は決定済み
手帳に何を記録するか
手帳の使用において
今年できたこと、できなかったこと
来年したいこと、やめること
を今の時期に整理しておくと
来年の1月1日から手帳をさらに活用できそう
手帳の役割はスケジュールとライフログ
手帳はアナログだけど、
それとデジタルを絡めることで活用できる
現在、ほぼ日手帳のスケジュールは
googleカレンダーにも反映して後から検索できるように
色々と活用法を学ぶことができました
Posted by ブクログ
時間管理、手帳ともいろんなサービスがでてきて、どれがいいのか本当に迷っていたので読んでみました。読んでる途中から、メキメキやる気がでてきてWeekly Planner やらノートやらカラーペンを買い込んでしましました。
それにしても著者の文章がほんとうに気持ちよくスルスルと頭に入ってくる感じでした。
まるでおそばを食べるような。それも上等なおそば。
上等なおそばというのは、そばがおいしだけでなく、汁も美味しくあっさりしたそばをしっかりと支えているのです。つるっと食べて、もうちょっとと思うと、暖かいそばつゆが出てくるという。そんな感じです。
本当に美味しゅうございました。
Posted by ブクログ
手帳術ではこれまでで最も私に合った書籍。
デジタルとアナログのお互いの強みを活かした手帳術、まさにハイブリッド。
weeklyプランナーはまさに私がこれまでにできなかった、やりたかったこと。具体的な手法が記されており、すぐ取り入れたい。
セルフマネジメントとしての手帳術も非常に参考に。
iphoneとほぼ日カズンをメインツールとしてバリバリやってみます!
Posted by ブクログ
手帳というツールについて、自分自身も今まで試行錯誤してきた内容。デジタルとアナログでそれぞれの長所を活かし、手帳の機能ごとに管理するツールを変える。倉下さんのケースを紹介されていますが、ひとつの参考になります。
Posted by ブクログ
2011/09/27
アナログ+デジタルでの自己管理。
道具にこだわらない自由さ。
自分の勢いを殺さない、楽しめる。
自分または目標の再定義、「立ち止まり」ノート。
複数のノート、デジタルで、再定義を繰り返す。
方向性の繰り返し確認、目標の明確化。
Posted by ブクログ
デジタル×アナログ、両方の特性を生かした手帳
デジタル:編集、検索、バックアップが容易
アナログ:早い、制限がない
ウィークリープランナー
・時間の「量」「軸」を別管理する
・Daily Task Listを作る
・メモの種類
input
output
lifelog
Action
振り返りノート
読書ノート
などなど…
Posted by ブクログ
Weeklyプランナーの運用に期待して購入した。もうちょっと読み込まないと自分のものにならないかな。
Dailyタスクリストのくだりは、自分が夏から実践しているやり方とほぼ同じで驚いた。
目標管理の考え方・・・目標は定期的に見返す(P181)・・・は同意。要はPDCAプロセスを回すのが大事。
Posted by ブクログ
手帳については、システム手帳や電子手帳がブームになった時以前から興味があり、私のコレクションアイテムの一つとなっている。その使い方(ノウハウ)本についても、研究をかねて手帳の活用本を多数読んで参考にしている。
スマホが普及し、デジタルとアナログの情報を融合化し、いかに効率よく自己管理していくかということを模索中に、この本を読んでみた。内容的には、自分がやっていること
、やろうとしていることと大差はなく、自分のやろうとしている方向性に間違いはないことは確信できた。現在は、スマホアプリでデジタル・クラウドで保存管理できるものがいろいろでてきてアナログとデジタルの融合化・活用はますますやりやすくなってきており、
活用できる人とそうでない人とのDigital Divideは加速してくるであろう。有意義なアプリ・ツールを活用して、自己管理をしていこうと思う。
Posted by ブクログ
手帳やメモといったアナログツールとクラウドをハイブリッドで使う方法。
最近、Googleカレンダーでスケジュール管理を本格的に始めたので、手帳とのすみわけをどうするかなーと思ってたので読んでみる。
感想としてはそうですねー、ツールが多いかな。
スケジュール管理にGoogleカレンダーとほぼ日カズンのWeeklyプランナー
タスク管理にEvernoteとメモパッドで作るDailyタスクリスト
メモにiphone、ロディア、モレスキン
目標管理にほぼ日手帳と文庫本ノート
多っ!
あと著者はライターという事もあってか、基本人にスケジュールを入れられるというのが少ないのかも。
会社員だと、知らない間に人にスケジュール押さえられるってケース結構ありますよね。人とのスケジュール共有が必須のケース。
それがあまりないんだなって印象がする管理方法でした。
参考になった点としてはスケジュール管理はクラウド側でして、手帳はスケジュール管理というよりもかかる時間管理(私的にはそれってほぼタスク管理じゃない?という気がしましたが)作業時間管理に注力している点は参考になるなーと思いました。
最近、時間見積もりをサボってるので手帳でやってみようと思います。
しかし、こういう手帳管理関係の本、私も結構読んではいるのですが人それぞれですねー。
-割とフリーな立場な人が書いてて、人からのブロッキングが少ない(THE会社員とか、THEリーママな人が少ない)
-基本的に筆まめタイプの人が多いのでやたらとツールやら書くものやらが多い
というパターンが多いきがするなー
やっぱり自分と照らし合わせるとぴったりいかない感があります。
それだけ奥が深いテーマって事でしょうか。
しかしやっぱりアナログはアナログの特性としていいところがあるんですよね。
ざっとしてイメージで見るにはアナログのほうがいい、だからライフログはアナログ(ほぼ日手帳)で、というのはわかる気がする(私はしないけど)
Posted by ブクログ
「デジタルとアナログのハイブリッド」ってどんなハデなことが書いてあるかと思ったら実に淡々と、双方の良さを生かした使い分けが解説されていた。
私はスマホは持ってないけどgoogleカレンダーやエバーノートは使っているし、紙の手帳も愛用中なので参考になった。
Posted by ブクログ
デジタル(スマフォなど)とアナログ手帳を上手く使い分ける一例を『ハイブリッド手帳術』として紹介している。作者はアナログ手帳はほぼ日手帳カズンを使用しているらしく、次年から評者もカズンを使っていこうとしているため、何かの参考にならないかと思い手に取った。
カズンは、年間カレンダー・マンスリー・ウイークリー・デイリーと、四種の記入タイプがある。これを仕事とプライベートをごったにしてどう使っていくか、特にプライベートとしては中国語独習に上手く利用したいと考えているが、この本を読んで、ある程度の方向性を見つけることができた。
Posted by ブクログ
クラウドツールと手書きツール、それぞれ適切に活躍する場所、シーンがあるので、自分でハイブリッド手帳システムを構築してはどうかと言う提案。出来れば、情報が散逸してしまわないように、Evernoteに情報集約をしておくのが良い。
クラウド、スマートフォンの時代だからこそ、手書きツールが無理なく活躍できるという内容であり、著者に実施例が多く紹介されていて参考になった。
Posted by ブクログ
いつも楽しみに拝見させていただいているブログ「R-Style」のrashitaさんこと倉下氏による今ならではの手帳本。
一冊の手帳or二冊使いといったこれまでの手帳本と違い、スマートフォン&クラウドといった今風オンリーでもない、アナログ&デジタルの使い分けを提案している点で新しくもあり、現実的なハイブリッド手帳術である。
昨年iOSのデバイスを手にするようになって以来、長年凝っていた紙の手帳を使わなくなった。クラウドが身近になったお陰で、それまで不便だったデジタルでの管理が便利になったからだが、本著を読んで目標管理とライフログ(自分の思い、思考)を記録する点ではアナログもいいかなと。
来年は紙の手帳を一冊購入してみようかな。