あらすじ
ハイブリッド読書術とは、“デジタル”と“アナログ”、“リアル書店”と“ネット書店”、“速読”と“熟読”、“ひとり”と“みんな”など、性質の異なる手法を組み合わせて1つの目的を達成する読書法のことです。「本を選ぶ」「本を読む」「読了後の行動」の3つの領域で、ハイブリッドな手法を紹介しています。本書の目的は、そのハイブリッド読書術を使って、現代の情報環境にあった「情報を扱う力」(これを本書では「自軸」と呼ぶ)を身に付けることです。また、ブログに書評記事を書くコツや読書ノートをEvernoteにまとめる方法などについても解説しています。
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Posted by ブクログ
確かに、多くの読者が指摘するように、メディアマーカーがサービスを終了している点など、2013年4月初版発行だけあって、ある種古い面もある。しかし、この著書には普遍的で時代横断的な、読書に関する真理も含まれている。
例えば、P.37〜39に記載されたT型人間、逆T型人間、そしてI型人間という表現は、大変興味深い示唆であるし、p.97の速読・熟読の功罪に関する論考も、ひとつの定理といっても過言では無いだろう。
これまで、さまざまなタイプの読書術に関する本を読んできたが、ここまでニュートラルでフェアな著書は初めてかもしれない。
時代を超えて、残って欲しい良書であると、心底感じた次第である。
Posted by ブクログ
ずっと、途中までしか読めていなかったので、えいや!と読み終えようと一気に読んでみた。
いわゆる読書術に関する本であるが、それは誰でもできるようにかつ普遍的な考え方も説明した上で手法が示されていて、昨今はやりの読書術とは一線を画すものかと感じた。
本との向き合いかた、そして読書ノートの作り方やそれを実際にEvernoteを使ってのやり方が丁寧にかかれている。
そして、これからのソーシャルリーディングについても考え方、やり方がが示されている。
読書術についてはこの本をハブとして、参考文献を読み、熟考して自分のスタイルをつくっていけばよいのでは、の思いました。
Posted by ブクログ
evernoteを使う読書ノートの作製保存方法が出ていたので読んでみた
evernoteの読書ノートをハブとしてリンクをもちいる方法が紹介されている
一番重要な点は書いてある中身だが、記録を書くときの注意点も紹介されており役立ちそう
手書きとクラウドのハイブリッド
ひとり読みとsnsのハイブリッド
Posted by ブクログ
Evernoteの使い方を学びたく読んでみたが、出版から時間が経っていためあまり参考にならなかったのが残念。
しかし、自軸をつくるや、ハイブリッドな読書の方法は参考になった。
Posted by ブクログ
いわゆるオススメ本の紹介はひとつもなく、読書術に特化した内容。
基本的に書かれている内容で真新しいものは少ないがタイトルとおりハイブリッドという、物理的な環境である本や書店と、ITを駆使したクラウド、ソーシャルメディアを利用した本への接し方について、わかりやすく書かれている。
すべて従うと読書することに疲れてしまうが、思考整理のための読書をするには書かれている内容を試すのことは有効だと思う
Posted by ブクログ
読書時間 2時間20分(読書日数 7日)
プロブロガーでもある筆者が、この情報社会の中で生きて行く上で「読書の重要性」と「今の時代にあった読書方法」を説いている本
〈所感〉
複数の手法(アナログとデジタル)を掛け合わせる方法というのは、とても良いものであると実感はできた。「レバレッジ・リーディング」(本田直之 著)の中でもこういったことが紹介されていたのを知っていたので、実践(完全にとは言えないまでも)もしていた。
ただ、私にとっては荷が重すぎるというか、どうしても「苦手意識」が払拭できないので疲れてしまったというのがある。
ここをどうやって脱却するかが私の最大の課題でもあるが「自軸は「I(大文字のアイ)を広げる」というのは凄く印象に残ったので、ここを意識した本選びをしていきたいと思った。
また「読書は熟考するためである」という考え方も、大事だと思った。速読だけだったらネットサーフィンするのと変わらない。考える力を身につけるためにも、深く読み込む重要性を知った。
Posted by ブクログ
読書における、デジタルとアナログの融合について述べたもの、という感じがほとんどしなかった。というのは、自分が倉下氏の著作を複数読んでいたり、EVERNOTEの扱いが日常化してきているからなのかもしれない。
EVERNOTEを使った読書方法の一例を提示していただいたという意味では、「復習」あるいは「応用」のための一冊といった位置付けになろうか。
Posted by ブクログ
20130502
読書術の本を何冊も読んでいるせいか、目新しいことはなかった。
SNSの部分は参考になった。
一つの本に一つ以上の発見があれば十分である。(受け売り)
Posted by ブクログ
読書の目的、リアル書店とウェブ書店の付き合い方、目的別の本の読み方、evernoteやtwitterなどを利用した読書記録の方法、ソーシャルリーディングの可能性など、興味深い論点であった。ベストセラーは耳学問で済ませた方が良いとか、本を読んだ後のアウトプットの大切さなどの主張はとても賛同する。