熊谷玲美のレビュー一覧

  • 太陽を創った少年 僕はガレージの物理学者

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    【脳力】
    少年は没頭できるマニアですが、オタクぽくはありません。
    コミュニケーション能力が高いマニア、完璧です。

    少年は没頭力が尋常ではなく、没頭して結果を出しています。しかも、ものすごくスピード感があるので没頭から結果までが短く、途中リタイアがないので達成感を次から次へと味合うことができています。しかもすごいところは内容のレベルが高いということです。常に前へ前へ進んでいる感があります。

    最近あまり没頭できないように思いますが、昔はある程度没頭すればそれなりに結果が出たので満たされ感があったように思いますが、最近はちょっとやそっとの没頭では結果までたどり着けない状態です。したがって途中であ

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    2018年11月30日
  • 太陽を創った少年 僕はガレージの物理学者

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    これは教育に携わる人に、是非読んでもらいたい本。
    ギフテッドに限らず、子供の伸びていく可能性の邪魔はしたくないと思った。

    下記、創造性についての引用は大事。
    E・ポール・トーランス
    肯定的な将来像は、人を引きつける強い力である。こうした将来像は、私たちを駆り立てて活気づけてくれる。そして重要な行動を率先して起こし、新たな解決法や目標に向かって進む勇気と意思を与えてくれる。夢見ること、計画すること、将来に興味を抱くこと、そして努力が将来にどれだけ影響するかと考えることは私たちが人間であることの重要な側面である。実際に、人生でも特に活力と興奮を感じる瞬間は、私たちの奮闘と探求が突如として、目もく

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    2018年08月18日
  • 太陽を創った少年 僕はガレージの物理学者

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    米国の片田舎の天才少年が、核融合炉を作るまでの話。それに絡めて飛び級に代表される選抜、加速教育の現状、あり方を述べるが、実際には核融合にまつわる知識が面白い点となっている。教育の点は、能力を発揮させるよう制限をできるだけ設けず助ける親、メンター、教師が必要だとする。

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    2018年08月04日
  • 超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験

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    フローの厳密な定義やその条件等、細かく突っ込んでいけば理論的に破綻しそうな点はいくつか感じられたものの、総論としては非常に興味深い一冊だった。
    Xスポーツのアスリートを中心にスポットを当て、彼らの脳内で何が起こっているのか? という考察がメインコンテンツとなっているが、例えば、フローになった時、その人の脳の中では自己意識も時間感覚も消失する、という説明や、現代社会で都市生活を営んでいる人は常に先々について考えなければいけないからフローに入りにくい、その点、"今"だけに集中しがちな若い脳は有利だ、という解説などはとても説得力があった。
    実際に体を動かなさくても、それをやってい

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    2018年03月20日
  • ダイエットの科学 「これを食べれば健康になる」のウソを暴く

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    シリコンバレー式食事〜を読んでから、腸内細菌のことを知りたくて買ってみた。
    一つ一つダイエットの神話解体していくという作業は、結構面白い。

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    2017年09月17日
  • ダイエットの科学 「これを食べれば健康になる」のウソを暴く

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    <目次>
    はじめに
    第1章  ダイエットという神話
    第2章  微生物~ダイエットとマイクロバイオーム
    第3章  カロリー~運動で本当に痩せられるのか?
    第4章  総脂質~体に良い脂肪、悪い脂肪
    第5章  飽和脂肪酸~乳製品のすすめ
    第6章  不飽和脂肪酸~オリーブオイル、そのほか地中海式食事
    第7章  トランス脂肪酸~ジャンクフードの恐るべき真実
    第8章  動物性タンパク質~肉と魚と旧石器時代
    第9章  非動物性タンパク質~豆、海藻、キノコ
    第10章  乳製品由来のタンパク質~「牛乳を飲めば大きくなる」は本当か?
    第11章  糖類~あらゆるところに忍び寄る砂糖の影
    第12章  糖質(糖類以外)

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    2017年08月19日
  • ビッグクエスチョンズ 数学 Mathematics

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    数学は何のためにあるのか?数はどこから来たのか?など、数学を取り巻く大きなクエスチョンを取り上げ、それらをなるべく難しい数学の話を使わずに語ってくれる本。
    知的好奇心を掻き立てられる内容が目白押しだが、多少小難しいところは避けて通れない部分もあり、そこは少し読者を選ぶところはあるかもしれません。

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    2017年08月17日
  • ダイエットの科学 「これを食べれば健康になる」のウソを暴く

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    もともと健康に自信を持っていたお医者さんがある日突然病気になってしまい、食生活を見直そうとしたところでぶち当たった世の中に氾濫する「これを食べれば健康になる」の説の数々。さまざまな文献やデータを調べまくった結果、あれもこれも有効性が証明されていない!と解説してる本です。
    ちなみに、ダイエット=痩せるではなく、ダイエット=食事療法 と解釈したほうがよいですね。体重だけの話ではないです。

    いろんな食品がでてくるかーなーりー情報がパンパンに詰まった本で、これはもう専門書と言ってもよいのではないだろうか・・・というぐらいに濃い。同じ食品でも、病気Aには効くがBには効かない、など事細かく、正直情報を記

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    2017年08月02日
  • 超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験

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    「集中力とは、ハラを決める事である」という柔道部物語( © 小林まこと)の名言が科学的に証明されている。

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    2016年05月04日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機

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    フランクリン・ルーズベルト大統領時代の1941年1月から45年1月まで副大統領であったヘンリー・ウォレスを忘れてはいけない。その後商務長官となっても核兵器廃絶と東西対立回避のために孤軍奮闘する。
    1946年4月ニューヨーク市庁舎での演説から。
    「私は4年前にアメリカの世紀を否定しました。そして今日、さらに力を込めて、アングロサクソンの世紀を否定します。世界中の市井の人々は、啓蒙されたアングロサクソンの原爆によって庇護されるとしても、帝国主義の再興を許容しないでしょう。英語を話す人々の使命は世界に奉仕することであり、世界を支配することではないのです。」
    もし、ルーズベルト大統領が死んだ時、副大統

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    2016年03月06日
  • 超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験

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    一流スポーツ選手が言う「ゾーン(フロー状態)」は、今や、エクストリームスポーツの選手にとっては、チャレンジから生還するための「前提」になっているという。彼らの常識外れの恐るべきチャレンジと、時に失敗(=死)を紹介しながら、フロー体験によって人類はどこまで壁を破り、どこまで達し得るのかを語る。
    もう、フローは有る無いの問題ではなく、そこに入るのが基本的な技術になっている世代が生まれている。有り体に言えば「ニュータイプ」が生まれてきているのだ。
    そして、極限スポーツの場だけではなく、日常的なビジネスの場であっても、軽度なフロー体験(熱中して時間が飛ぶような感覚)をものにしていくことが求められていく

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    2015年12月23日
  • 超人の秘密 エクストリームスポーツとフロー体験

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    フローやゾーンと言われる状態やヒューマンパフォーマンスの限界に関する研究や考察は、関連度の高いエクストリームスポーツ選手やアスリート、科学者、アーティストから得られる研究結果を元に飛躍的に進んでおり、アスリートでない人々に応用す事も含め、限られた人の持つ特別な能力でなく、汎化される技術やテクノロジーとしての可能性として追及されている側面があって、その一端を知る事が出来た。

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    2015年12月05日
  • NASA式 最強組織の法則

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    X-15からアポロ・ISS、またマリナーからキュリオシティまで、NASAの成し遂げてきた業績をビジネス書的な観点からまとめた一冊。各業績に一章を割いて、章の冒頭に「ミッション」をまとめ、本文中にはミッション中に生じた「課題」をNASAやメーカーがどのように対応したかといった「解決法」を並べ、章末には得られた「イノベーション」を整理する、といった構成で一貫している。組織論本故にややNASAの業績を持ち上げ過ぎかなと思うところ(邦訳書名の「最強組織」とあるところとか)や、イノベーションのまとめに牽強付会なところもあったりするが、最新の民間宇宙開発の動向なども取り入れて、アメリカの宇宙開発の道筋とビ

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    2015年06月07日
  • ビッグクエスチョンズ 数学 Mathematics

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    「数学」の純粋な学問としての面白さが感じられる。神の言葉と呼ばれる数学の物語は、シンプルな整数から始まり、いまや多岐に渡る分野を網羅し自然科学の基礎となっている。本書は数式を極力抑え簡素な文章で数学を概観する。とはいえ高度な理論解説もされており油断すると置いていかれてしまうくらい質もなかなか良い。

    個人的には虚数のテーマが興味深かった。トポロジーや群論までカバーされており数学概説書としておすすめ。

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    2015年01月13日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機

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    ネタバレ

    アメリカの別の視点からの歴史、2巻目。東南アジアや南米の人々の歴史が、第二次世界大戦とその後に、アメリカの政治家達による軽視や自己保身によって振り回された様子が書かれてあります。かなり気分の悪くなる内容でした。あまりに極端な内容なので全部を鵜呑みにするわけにはいかないと思いますが、一面に本当もあるのでしょう。
    自分自身も、他人に対する軽視や自己保身によって、周囲に迷惑を掛けていることが無いか。またそういう人間になりたくないと反面教師にするためには、読んでおいて良かったと思える本です。

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    2013年12月24日
  • ビジュアルスタディ 世界を変えた発明発見

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    今では身の回りにあるモノばかり。歴史を変えた発明家はやはり相当好奇心旺盛なのと、勉強家なんだろう。
    レントゲンさんが特許を取らずに生涯貧しく過ごしたというのは驚いた。
    大概の発明家は大金を得ていたり、争ったりしている。

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    2025年06月15日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史2 ケネディと世界存亡の危機

    sun

    購入済み

    2巻目

    2巻目では、冷戦の初期からキューバ危機、そしてケネディ政権の政策やその後のジョンソン・ニクソン政権下でのベトナム戦争までを詳細に取り上げており、特に、キューバ危機を中心にケネディのリーダーシップとその背景にある歴史的文脈が非常に詳しく描かれている。ストーンはケネディにかなりの比重を置いており、その決断や政策が世界の平和にどのように影響を与えたかを掘り下げ、ケネディの歴史的役割を再評価するうえでの新たな視点を示している。

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    2025年02月15日
  • 宇宙考古学の冒険~古代遺跡は人工衛星で探し出せ~

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    考古学者の著者は、人工衛星が捉えた地表の画像から発掘すべき場所を絞りこむ「宇宙考古学」の第一人者。2016年、考古学者としては初めてTED Prizeを受賞している。
    本書の前半部分は、著者がこれまでに取り組んできた遺跡の発掘と、それを可能にしたテクノロジーを紹介しており、発掘場所はアイスランド、イタリア、カナダ・ニューファンドランド島、エジプト、など多岐にわたる。個人的には第9章がハイライトで、未来の技術が考古学に与える影響を大胆に予測している。センシング技術やAIの導入で、遺跡の発掘が大幅に効率化されるという予測はなんだかワクワクする。著者が言う「考古学は人類のための希望製造装置」という言

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    2021年04月01日
  • 宇宙考古学の冒険~古代遺跡は人工衛星で探し出せ~

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    宇宙考古学といってもSF映画のような話ではなく、衛星写真やドローン画像を用いて、新旧の遺跡探索に役立てる技術のお話し。
    異分野の協力による学祭研究の重要性を感じました。
    衛星写真から復元した遺跡写真集みたいなものにしたら、もっと読みたくなるかも。

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    2021年02月28日
  • 宇宙考古学の冒険~古代遺跡は人工衛星で探し出せ~

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    人工衛星からの画像解析で進められる宇宙考古学についての一冊。
    科学的研究の手法は技術の進歩で日々変わりますが、それは考古学も例外ではありません。
    実地調査が主体であることは確かですが、遺構の発見には人工衛星からの探査が極めて重要になっているようです。
    本書の主題は宇宙考古学ですが、ユーモアたっぷりで脱線多めの楽しく読める入門書となっています。
    空からの眺めだけでなく著者が足を運んで得た情報が綴られる見聞録と言えるでしょう。
    本書に記述されていますが、考古学で得られる知識や情報は真実を齎すだけでなく我々の未来にも大いに役立ちます。
    調査対象の文明が何故滅んだのか、今の文明が同じ轍を踏まないために

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    2021年02月05日