熊谷玲美のレビュー一覧
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【脳力】
少年は没頭できるマニアですが、オタクぽくはありません。
コミュニケーション能力が高いマニア、完璧です。
少年は没頭力が尋常ではなく、没頭して結果を出しています。しかも、ものすごくスピード感があるので没頭から結果までが短く、途中リタイアがないので達成感を次から次へと味合うことができています。しかもすごいところは内容のレベルが高いということです。常に前へ前へ進んでいる感があります。
最近あまり没頭できないように思いますが、昔はある程度没頭すればそれなりに結果が出たので満たされ感があったように思いますが、最近はちょっとやそっとの没頭では結果までたどり着けない状態です。したがって途中であ -
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これは教育に携わる人に、是非読んでもらいたい本。
ギフテッドに限らず、子供の伸びていく可能性の邪魔はしたくないと思った。
下記、創造性についての引用は大事。
E・ポール・トーランス
肯定的な将来像は、人を引きつける強い力である。こうした将来像は、私たちを駆り立てて活気づけてくれる。そして重要な行動を率先して起こし、新たな解決法や目標に向かって進む勇気と意思を与えてくれる。夢見ること、計画すること、将来に興味を抱くこと、そして努力が将来にどれだけ影響するかと考えることは私たちが人間であることの重要な側面である。実際に、人生でも特に活力と興奮を感じる瞬間は、私たちの奮闘と探求が突如として、目もく -
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フローの厳密な定義やその条件等、細かく突っ込んでいけば理論的に破綻しそうな点はいくつか感じられたものの、総論としては非常に興味深い一冊だった。
Xスポーツのアスリートを中心にスポットを当て、彼らの脳内で何が起こっているのか? という考察がメインコンテンツとなっているが、例えば、フローになった時、その人の脳の中では自己意識も時間感覚も消失する、という説明や、現代社会で都市生活を営んでいる人は常に先々について考えなければいけないからフローに入りにくい、その点、"今"だけに集中しがちな若い脳は有利だ、という解説などはとても説得力があった。
実際に体を動かなさくても、それをやってい -
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<目次>
はじめに
第1章 ダイエットという神話
第2章 微生物~ダイエットとマイクロバイオーム
第3章 カロリー~運動で本当に痩せられるのか?
第4章 総脂質~体に良い脂肪、悪い脂肪
第5章 飽和脂肪酸~乳製品のすすめ
第6章 不飽和脂肪酸~オリーブオイル、そのほか地中海式食事
第7章 トランス脂肪酸~ジャンクフードの恐るべき真実
第8章 動物性タンパク質~肉と魚と旧石器時代
第9章 非動物性タンパク質~豆、海藻、キノコ
第10章 乳製品由来のタンパク質~「牛乳を飲めば大きくなる」は本当か?
第11章 糖類~あらゆるところに忍び寄る砂糖の影
第12章 糖質(糖類以外) -
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もともと健康に自信を持っていたお医者さんがある日突然病気になってしまい、食生活を見直そうとしたところでぶち当たった世の中に氾濫する「これを食べれば健康になる」の説の数々。さまざまな文献やデータを調べまくった結果、あれもこれも有効性が証明されていない!と解説してる本です。
ちなみに、ダイエット=痩せるではなく、ダイエット=食事療法 と解釈したほうがよいですね。体重だけの話ではないです。
いろんな食品がでてくるかーなーりー情報がパンパンに詰まった本で、これはもう専門書と言ってもよいのではないだろうか・・・というぐらいに濃い。同じ食品でも、病気Aには効くがBには効かない、など事細かく、正直情報を記 -
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フランクリン・ルーズベルト大統領時代の1941年1月から45年1月まで副大統領であったヘンリー・ウォレスを忘れてはいけない。その後商務長官となっても核兵器廃絶と東西対立回避のために孤軍奮闘する。
1946年4月ニューヨーク市庁舎での演説から。
「私は4年前にアメリカの世紀を否定しました。そして今日、さらに力を込めて、アングロサクソンの世紀を否定します。世界中の市井の人々は、啓蒙されたアングロサクソンの原爆によって庇護されるとしても、帝国主義の再興を許容しないでしょう。英語を話す人々の使命は世界に奉仕することであり、世界を支配することではないのです。」
もし、ルーズベルト大統領が死んだ時、副大統 -
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一流スポーツ選手が言う「ゾーン(フロー状態)」は、今や、エクストリームスポーツの選手にとっては、チャレンジから生還するための「前提」になっているという。彼らの常識外れの恐るべきチャレンジと、時に失敗(=死)を紹介しながら、フロー体験によって人類はどこまで壁を破り、どこまで達し得るのかを語る。
もう、フローは有る無いの問題ではなく、そこに入るのが基本的な技術になっている世代が生まれている。有り体に言えば「ニュータイプ」が生まれてきているのだ。
そして、極限スポーツの場だけではなく、日常的なビジネスの場であっても、軽度なフロー体験(熱中して時間が飛ぶような感覚)をものにしていくことが求められていく -
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X-15からアポロ・ISS、またマリナーからキュリオシティまで、NASAの成し遂げてきた業績をビジネス書的な観点からまとめた一冊。各業績に一章を割いて、章の冒頭に「ミッション」をまとめ、本文中にはミッション中に生じた「課題」をNASAやメーカーがどのように対応したかといった「解決法」を並べ、章末には得られた「イノベーション」を整理する、といった構成で一貫している。組織論本故にややNASAの業績を持ち上げ過ぎかなと思うところ(邦訳書名の「最強組織」とあるところとか)や、イノベーションのまとめに牽強付会なところもあったりするが、最新の民間宇宙開発の動向なども取り入れて、アメリカの宇宙開発の道筋とビ
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購入済み
2巻目
2巻目では、冷戦の初期からキューバ危機、そしてケネディ政権の政策やその後のジョンソン・ニクソン政権下でのベトナム戦争までを詳細に取り上げており、特に、キューバ危機を中心にケネディのリーダーシップとその背景にある歴史的文脈が非常に詳しく描かれている。ストーンはケネディにかなりの比重を置いており、その決断や政策が世界の平和にどのように影響を与えたかを掘り下げ、ケネディの歴史的役割を再評価するうえでの新たな視点を示している。
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考古学者の著者は、人工衛星が捉えた地表の画像から発掘すべき場所を絞りこむ「宇宙考古学」の第一人者。2016年、考古学者としては初めてTED Prizeを受賞している。
本書の前半部分は、著者がこれまでに取り組んできた遺跡の発掘と、それを可能にしたテクノロジーを紹介しており、発掘場所はアイスランド、イタリア、カナダ・ニューファンドランド島、エジプト、など多岐にわたる。個人的には第9章がハイライトで、未来の技術が考古学に与える影響を大胆に予測している。センシング技術やAIの導入で、遺跡の発掘が大幅に効率化されるという予測はなんだかワクワクする。著者が言う「考古学は人類のための希望製造装置」という言 -
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人工衛星からの画像解析で進められる宇宙考古学についての一冊。
科学的研究の手法は技術の進歩で日々変わりますが、それは考古学も例外ではありません。
実地調査が主体であることは確かですが、遺構の発見には人工衛星からの探査が極めて重要になっているようです。
本書の主題は宇宙考古学ですが、ユーモアたっぷりで脱線多めの楽しく読める入門書となっています。
空からの眺めだけでなく著者が足を運んで得た情報が綴られる見聞録と言えるでしょう。
本書に記述されていますが、考古学で得られる知識や情報は真実を齎すだけでなく我々の未来にも大いに役立ちます。
調査対象の文明が何故滅んだのか、今の文明が同じ轍を踏まないために