青木創のレビュー一覧

  • 消えた戦友(下)

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    やつらは特別捜査官に喧嘩を売ったのに、われわれは手出しできず友人の仇をとれない。墜落死の事件と、戦友らと連絡がとれないことは関係があるのか。やがてリーチャーの記憶の糸がつながる。

    安定の面白さ。リーチャーはやはり我が道を行くのであった。

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    2023年08月29日
  • 消えた戦友(上)

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    放浪中、かつての仲間から連絡を受けたリーチャー。
    助けを請われて向かうと、憲兵隊時代の戦友が無惨な殺され方をされており、ほかにも行方不明者がいるという。
    真相の究明に乗り出すリーチャーらの背後には、常に不穏な尾行者が……。

    8月のお楽しみ。今回はチームで事件の謎に挑みます。冴え渡るリーチャーの推理は相変わらず。
    下巻に続く。

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    2023年08月24日
  • 宿敵(上)

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    リーチャーが人助けするんですが、同時にトラブルにも巻き込まれるような冒頭。ちょっと驚いたんですが、それは、仕組んだことだったんですねぇ。

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    2023年06月13日
  • 葬られた勲章(上)

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    ▼「葬られた勲章」上下、リー・チャイルド。初出2009年。青木創訳、講談社文庫。リー・チャイルドさんの名探偵ジャック・リーチャー・シリーズの第13作。このシリーズは見事なまでに「どの話から読んでも楽しめる」ように作られているので、第何作というのがあまり受取手には意味が無いんですが。

    ▼導入はエンタメとして非常に素敵でした。ニューヨーク、深夜の地下鉄。リーチャーは自分の目の前の女性が「自爆テロを行う人物の特徴」を全て兼ね備えている佇まいであることを見て取って、声をかける・・・。するとその女性は突然拳銃で自分の頭をぶち抜いてしまい・・・。その女性は国防省で働いていた。

    ▼毎度同じくなんですが、

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    2023年05月27日
  • 奪還(下)

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    何が“奪還”なのか、はじめのうちは良くわかりませんでしたが、下巻に入ってから一気に物語が動きましたね。

    PMCが絡んでくるのは、いかにも現在の物語です。とはいえ、物語が一気に異なる様相を示してきます。

    激しい銃撃戦ではなく、肉弾戦を思わせる戦いになるのは、ジャック・リーチャーシリーズの特徴なのかもしれません。

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    2023年04月30日
  • 謎解きはビリヤニとともに

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    楽しんだ。
    インド料理の数々、ちょっとネットで調べたりしながら。
    サモサ食べたくなる。ビリヤニのキットをポチった。

    インド舞台のサスペンス、ミステリは、現実とどこまで同一視していいのか、疑念湧く。そうかもしれないな、そういうこともおそらく現実にあるんだろうな、というような。

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    2023年04月16日
  • 謎解きはビリヤニとともに

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    軽い邦題にそぐわず、意外に?本格的ミステリであり、台頭著しいインド移民、また本国の文化や現状をも描き出して、とても興味深く読めた。この前に読んだ『窓辺の読書家』でも捜査官はそちらの方面だったし、やはり頭脳がよろしいのか。
    失敗をしでかしてすべてを失ったインドの若い刑事が主人公。ロンドンでインディアンレストランを営む父親の友人一家の元へ身を寄せ、不法ウエイターとして働いていたが、豪奢なパーティでホストのインド人富豪が殺され…と、なんとも好物の衣食についてもたっぷり語られるストーリー。
    しかも、ホント犯人には愕然…しかも、ねえ。
    なかなかに重たいテーマもはらみ、コメディ要素はあるとはいえほんま、タ

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    2023年03月18日
  • 謎解きはビリヤニとともに

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    表紙とタイトルからの想像とは、ちょっと違いました。でも、なかなか楽しめた作品です。
    インドからロンドンへ来た元刑事の、過去の清算と、成長…と言えるのかな。
    どこに着地するんだろう?とラストは興味深く読みました。なるほど、そういう方向へ。
    読み終わると、タイトルがなんか違和感…
    普通に、ウェイターではダメなのかな、地味すぎるか?

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    2023年02月28日
  • 潤みと翳り

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    前作より面白かった
    前作とのつながりを感じる部分が散りばめられていたのと、結末が前作よりすとんと落ちた
    各登場人物の背景なんかも前作より練られていたように思った

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    2023年02月05日
  • 宿敵(上)

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    ▼「宿敵(上下)」リー・チャイルド、青木創訳。講談社文庫。初出は英米で2003。
    退役軍人で元MP(軍隊内の警察)のジャック・リーチャーさんが毎回難事件を解決する、言ってみれば名探偵モノのミステリー&アクションスリラー的なシリーズ。

    ▼FBIだったかCIAだったか、そんな組織の中の「はぐれ部隊」に非公式協力するお話しです。犯罪組織に潜り込んだ潜入捜査員が露見してつかまって、それを救出するために、再び今度はリーチャーが犯罪組織の一員として潜入するという趣向。

    ▼これが厳密には人助けでは無くて、リーチャーがMP時代に煮え湯を飲まされた(でも捕まえた)”宿敵”がそこに絡んでいることが分かったため

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    2023年01月15日
  • 葬られた勲章(下)

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    ジャック・リーチャーシリーズ第13作。ネットフリックスのドラマを見た後だけど、リーチャー役は彼でピッタリだね。
    今回はニューヨークの街中を巡る推理劇。頭脳派リーチャーも魅力的だ。
    どこから読んでも楽しめる安心のシリーズ。

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    2022年12月16日
  • 潤みと翳り

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    ネタバレ

    アーロン・フォークの第二弾。
    最後に何かどんでん返し的なことがあるかと思ったが、そうでもなかった。
    現在と、キャンプの話が交互に出てきて、最終的に謎がとける。
    母と子の関係、SNSでのトラブル、そっちの方が気になってしまった。
    レベッカ立ち直って!

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    2022年11月07日
  • 渇きと偽り

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    オーストラリアの作家さんのお話。
    オーストラリアは、乾燥して、燃えやすいんだと、思った。
    犯人が最後までわからなかったが、分かった後からは展開が早かった。
    過去の事件は結局自殺だったのかなーと思ったが、最後に犯人がわかり、ちょっとスッキリしたけど、つらい話だった。
    ストーリー自体は面白かった!

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    2022年10月23日
  • 奪還(下)

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    レインに恨みを持つ人物から犯人を絞り込む試みが少しずつ実を結び、またレインの裏の顔が明らかに。やがてリーチャーはこれまで見落としていた手がかりを結ぶことで、事件の核心へと向かい…。

    後半はイギリスに舞台を移す。アクションミステリという、帯の文言に偽りなし。

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    2022年08月19日
  • 奪還(上)

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    民間軍事会社を経営するレインの妻と娘が拉致された。請われて妻子の救出に協力することになったリーチャーの読みを、犯人は何度も出し抜き、身代金をさらにせしめて連絡を絶ち…。

    シリーズ第10作。上巻はアクションよりも頭脳戦が中心。

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    2022年08月17日
  • 渇きと偽り

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    オーストラリアのミステリーを読むのは初めてでした
    なかなかに面白かったので「オーストラリアもなかなかやりおるわい」とどこから目線なのか本人もよくわからない目線で偉ぶっておりましたが
    書いたのはイギリス人なんですよね

    しかしながらオーストラリアがもつ特殊な気候風土「渇き」が作品の基幹ともいえ
    「渇き」がもたらすオーストラリアの田舎町の閉鎖的な雰囲気が大きな目くらましになっていました

    主人公が持っている「弱み」がなかなか共感できなかったんですよね
    なぜ親子が街を出ていくことを「簡単に」選択したのか

    それは自分が幸せな街に育ったからだと読み終わって気付きました

    誰も助けてくれないなんてある?

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    2022年05月27日
  • 愛と怒りの行動経済学 賢い人は感情で決める

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    面白かった。特にゲーム理論が面白いと思った。男女の差のようなところも考えさせられた。でも個人という考え方は持っていないといけないと思う。これからもっと行動経済学について学びたいと思った。

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    2021年12月07日
  • 宿敵(下)

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    なぜ部下の死を防げなかったのか―― 暗い過去に苦しみながら、潜入捜査官の救出を試みるリーチャー。 密売組織を率いる黒幕との対決が迫る!

    緻密な描写が光る。10年前と現在のエピソードのカットバックが良い。

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    2021年08月26日
  • 宿敵(上)

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    大学キャンパスで誘拐事件が起こった。居合わせたリーチャーは学生を救うために警官に発砲。なぜ善悪の境目を超えてしまったのか?

    シリーズ第7作。なかなか凝った導入部。その後も息つく暇もなく、下巻に進む。

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    2021年08月25日
  • 葬られた勲章(下)

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    ネタバレ

    初リー・チャイルド。
    訳者あとがきにもあるように、シリーズの過去作未読でも問題なく楽しめた。
    まったくダレることなくスリリングな場面展開が畳み掛けられ、強者vs強者の頭脳合戦と殺傷能力合戦には痺れた。
    これをもし映像で観たらヘタレなわたしは血しぶきに耐えられなかったのでは?

    さて、それほどまでに血眼で探すメモリースティックの中身とは?
    この設定がうまい!

    シリーズ中でも傑作とのことだが、過去作も読んでみたいという気持ちにさせてくれた。

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    2020年11月14日