【感想・ネタバレ】謎解きはビリヤニとともにのレビュー

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Posted by ブクログ

とっても面白かった!
ロンドンのウェイターとしての捜査と、過去のコルカタ時代の捜査の記憶が交互に語られていき、テンポよく読み進められる。
最後の方は二転三転しながら意外な真実が明らかになっていく。単に事実を解き明かすだけでなく、理想に燃える青年だった主人公の成長物語でもあった。
著者がShazamのCEOも務めていた実業家だと知って、読後にも驚き。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

ビリヤニ〜とタイトルにあり衝動買いしたが原題にビリヤニはなかったし、ビリヤニは本作品では重要なお料理でもなかった。でも日本ではザ・ウェイターというわけにはいかないだろうから仕方ないか。

コルカタとロンドンの暮らしが窺い知れたのが1番の収穫、特にロンドンで暮らすインド出身の方々の暮らしぶりやマインドの描写が役立った。
主人公や婚約者の考え方は一貫してるようなしてないような。上の世代親の世代及び富裕層なら若い世代にも見られる岩盤固定観念だからこその賄賂や不正みてみぬふり、これは日本も同じで日本の方がひどいかな。キャラとして一貫してしっかり立ち上がっているのはアンジョリ。インド料理は読むだけで本では食べられないが、Tシャツのメッセージがいちいちスパイシーでまるで芳香なインド料理をいただいているごとく、な刺激。

結末が微妙でこれまで熱く語ったり逡巡してきたことはなんかのなと疑問に感じたが、アジアのファミリー観、現代的倫理観、人情、入り混じったミックススパイスな結論か。

ロンドンでタンドーリナイツのような誇り高く良質なインド料理を提供するレストランに行ってみたい!

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2023年09月22日

Posted by ブクログ

楽しんだ。
インド料理の数々、ちょっとネットで調べたりしながら。
サモサ食べたくなる。ビリヤニのキットをポチった。

インド舞台のサスペンス、ミステリは、現実とどこまで同一視していいのか、疑念湧く。そうかもしれないな、そういうこともおそらく現実にあるんだろうな、というような。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

軽い邦題にそぐわず、意外に?本格的ミステリであり、台頭著しいインド移民、また本国の文化や現状をも描き出して、とても興味深く読めた。この前に読んだ『窓辺の読書家』でも捜査官はそちらの方面だったし、やはり頭脳がよろしいのか。
失敗をしでかしてすべてを失ったインドの若い刑事が主人公。ロンドンでインディアンレストランを営む父親の友人一家の元へ身を寄せ、不法ウエイターとして働いていたが、豪奢なパーティでホストのインド人富豪が殺され…と、なんとも好物の衣食についてもたっぷり語られるストーリー。
しかも、ホント犯人には愕然…しかも、ねえ。
なかなかに重たいテーマもはらみ、コメディ要素はあるとはいえほんま、タイトルもう少し考えたらよかったんちゃう?

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

表紙とタイトルからの想像とは、ちょっと違いました。でも、なかなか楽しめた作品です。
インドからロンドンへ来た元刑事の、過去の清算と、成長…と言えるのかな。
どこに着地するんだろう?とラストは興味深く読みました。なるほど、そういう方向へ。
読み終わると、タイトルがなんか違和感…
普通に、ウェイターではダメなのかな、地味すぎるか?

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
インドのコルカタで警察をしていたが捜査したボリウッドスター殺人事件の結果懲戒されたカミル
ロンドンへ渡りインド料理屋のウェイターとして働いていたが、そこでインドの大富豪の殺人事件に巻き込まれて…

・感想
インド(とイギリス)舞台のミステリーは4冊目
インドの騒がしい雑多な町並み、スパイス香る独特な雰囲気が良い!

腐敗した警察組織はまぁどこでも有りがちだし、コルカタのスター殺人事件と大富豪殺人事件に巻き込まれたカミルの立場と最後の決断は中々考えさせられた。
過去の事件と現在の事件が交互に書かれ、どちらも話が進んでいく中で暴かれる陰謀が発覚する
謎解きは堅実なタイプで奇抜なトリックとかは無かったけど犯人めっちゃ意外だった…・

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2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

料理を含めて固有名詞が馴染みのない物が多かったけど、すらすら読めた!
料理が美味しそう。
ロンドンとインド、過去と現在が交互に出てくるが、読みやすい。

最後、それでいいの?とおもったけど、まぁこれが1番綺麗な終わりかな?

主人公の元婚約者の立ち振る舞いにやや違和感…。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

インドを背景としたミステリー小説は初めて。

異なる舞台や時系列を行き来する構成はたまにあるけど、自分はあまり好みじゃない。話に引き込まれてきたタイミングで中断されちゃうし、前の話を思い出すのが若干負担に感じる。
でもこの話は、そこまでストレスなく読み進められたかも。わりとこまめに場面が切り替わってたし、中盤くらいから話が密接に繋がって、登場人物も共通してきたからかな。

インド警察として格闘する主人公の悩みや葛藤を興味深く読んだ。
全体的に、話の結末や登場人物の会話内容とか、とにかく現実的。「正義とは何か」ってテーマは重いよね。主人公がまだ若くて未熟なせいか、悟り方もいまいち納得感ないし、結局感情的な感じも、やけに現実的だった笑
そういう部分を物足りなく感じるか、味わい深く感じるかなのかな。
私は前者だけど。現実的なだけの話ってあんまり面白いと思えないんだよな。どうしようもない現実に対してどう立ち向かうか、せっかく小説なんだから、魅力的な登場人物がなんかしらの示唆出しをしてほしいんだよなぁ。笑
主人公に同情とか共感はできるんだけど、魅力には乏しかったな〜!

あと邦題と内容にギャップはあるけど、原題のままで初見では手に取らなかったかも。
美味しそうなインド料理の描写は多かった。

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

ミステリー部分はハラハラドキドキ、かつアクション的なところもあって映画っぽく楽しめました。脳内でヒロインと踊るシーンはあったし、父との悲しみのダンスはあったし敵とのブレイクダンス対決あったよ。あとごはんが美味しそう。
謎解き部分と結末はちょっと強引な感じも。シリーズになるみたいなので次回作も期待。

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

表紙と邦題に騙された。
コメディタッチのミステリーだろうというこちらの予想を見事に裏切るシリアス展開だった。
元刑事(現ウェイター)のカミルが遭遇したパーティーでの事件と、彼が刑事時代に担当した事件。
現在と過去が徐々に交差していく過程が面白い。
でもあの終結の仕方は意外だったな。

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2023年03月11日

Posted by ブクログ

まず、原題は「ザ ウェイター」なのに邦題が軽くて違和感があった。内容はコルコタの元刑事がロンドンのインド料理店でウェイターをやる内に殺人事件に巻き込まれる。過去の事件と現在が交互に書かれて真相に向かって行くと言うもの。インドの仲間内の人脈や結束力の強さを感じたが、何より数多く出てくるメニューやスパイシーな香りが漂うような描写に空腹感がたまらなかった。結末は残念。

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2023年01月24日

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