あらすじ
インド料理店で働くカミルは元刑事。彼が給仕をしたパーティで事件が起こり……。カレーやビリヤニとともに推理を運ぶ名探偵登場
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Posted by ブクログ
・あらすじ
インドのコルカタで警察をしていたが捜査したボリウッドスター殺人事件の結果懲戒されたカミル
ロンドンへ渡りインド料理屋のウェイターとして働いていたが、そこでインドの大富豪の殺人事件に巻き込まれて…
・感想
インド(とイギリス)舞台のミステリーは4冊目
インドの騒がしい雑多な町並み、スパイス香る独特な雰囲気が良い!
腐敗した警察組織はまぁどこでも有りがちだし、コルカタのスター殺人事件と大富豪殺人事件に巻き込まれたカミルの立場と最後の決断は中々考えさせられた。
過去の事件と現在の事件が交互に書かれ、どちらも話が進んでいく中で陰謀が発覚する。
謎解きは堅実なタイプで奇抜なトリックとかは無かったけど犯人めっちゃ意外だった…。
Posted by ブクログ
料理を含めて固有名詞が馴染みのない物が多かったけど、すらすら読めた!
料理が美味しそう。
ロンドンとインド、過去と現在が交互に出てくるが、読みやすい。
最後、それでいいの?とおもったけど、まぁこれが1番綺麗な終わりかな?
主人公の元婚約者の立ち振る舞いにやや違和感…。
Posted by ブクログ
インドを背景としたミステリー小説は初めて。
異なる舞台や時系列を行き来する構成はたまにあるけど、自分はあまり好みじゃない。話に引き込まれてきたタイミングで中断されちゃうし、前の話を思い出すのが若干負担に感じる。
でもこの話は、そこまでストレスなく読み進められたかも。わりとこまめに場面が切り替わってたし、中盤くらいから話が密接に繋がって、登場人物も共通してきたからかな。
インド警察として格闘する主人公の悩みや葛藤を興味深く読んだ。
全体的に、話の結末や登場人物の会話内容とか、とにかく現実的。「正義とは何か」ってテーマは重いよね。主人公がまだ若くて未熟なせいか、悟り方もいまいち納得感ないし、結局感情的な感じも、やけに現実的だった笑
そういう部分を物足りなく感じるか、味わい深く感じるかなのかな。
私は前者だけど。現実的なだけの話ってあんまり面白いと思えないんだよな。どうしようもない現実に対してどう立ち向かうか、せっかく小説なんだから、魅力的な登場人物がなんかしらの示唆出しをしてほしいんだよなぁ。笑
主人公に同情とか共感はできるんだけど、魅力には乏しかったな〜!
あと邦題と内容にギャップはあるけど、原題のままで初見では手に取らなかったかも。
美味しそうなインド料理の描写は多かった。