R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧

  • 冬のフロスト 上
    しばらくぶりにこのシリーズを手にしました。やっぱり、愛すべきキャラのフロスト警部。まあ実際に近くにいたらイライラしそうだけど…。下巻で大逆転なるか、読書を楽しもう。
  • フロスト気質 下
    毎回読む方もヘトヘトになるが無事収束してよかったよかった。でも細切れに読むとこの人誰だっけ状態になってしまうのが難。
  • クリスマスのフロスト
     本作、初出はいつだ・・・?1994年か。少し時代を感じさせる表現が見られるが、面白い。今まで24年間、こんなに面白いシリーズなのに読まなかったことが残念だ。
     いや、まてよ、24年間で6作か。おおよそ5年に1作の出版では、やきもきし、待ちきれない気持ちでいっぱいだな。シリーズ最終刊が発刊された現在...続きを読む
  • 夜のフロスト
    フロストシリーズ第三弾。

    今回もフロストが活躍しいろいろな事件を解決していく。
    署長とのやり取り、駆け引きは このシリーズを読む大きな楽しみになってきた。

    今回事件がよく似ていたので こんがらがってしまいそうになるが、読んでいくうち不思議に考えなくても整理出来た。

    第三弾まで読んで ほとんどフ...続きを読む
  • フロスト日和
    フロストシリーズ第二弾。

    今回も前作同様に事件が頻発する。
    同僚の警官殺しと連続婦女暴行事件が大きな事件となる二本柱。

    他の事件も前回より気持ちよく解決され、大きな事件もスッキリ、どんでん返し風に解決されたので、フロストのキャラクターだけが際立っていた前作よりも面白かった。
  • フロスト日和
    1作目で我らがフロストは「憎めないやつ」と思ったが、本作ではあまりのだらしなさに「本当にどうしようもないやつなのかも」と思いながら読み進めた。ただ読後には混乱の中で解決していったいろんな事件のもたらす「余韻」があり、決して単なるユーモア小説ではなかったんだ、と思いを新たにした。
  • クリスマスのフロスト
    毎作評価の高い本シリーズを今更ながら初めて読んだ。主人公のキャラクタ依存型と勝手にイメージしていたが、下品でがさつなフロストを中心とした混乱・混沌状態に埋もれたプロットが掘り起こされる爽快感は果たして次作でも期待できるのか早く手にしてみたいと思った。
  • 冬のフロスト 下
    相変わらず、ドタバタしながら直感を頼りに捜査を進め、運が良ければ犯人逮捕、悪ければ訴えられないようぎりぎりの交換条件をちらつかせ釈放という垂れ流しの捜査絵巻であるのだが、何故かおもしろい。

    フロストの根は真面目で正義感が強いところ、でもとにかく下品で皮肉を言わせたら天下一品であるところ、周囲の部下...続きを読む
  • 冬のフロスト 上
    怪盗枕カバー、娼婦殺し、幼女失踪、その他瑣末な事件が息もつかせぬスピードで入れ替わり立ち替りフロスト警部の元に舞い込む。

    マレット、タフィー、ドライズデールとキャラの濃い面々とのやりとりを楽しむ作品。
  • クリスマスのフロスト
    今までの自分のテリトリーに無いタイプの主人公と趣き。。。だらしないし下品だし勘だし!
    でもねー、自分ではこういうかっこよく無いの好きじゃ無いのだけど、それもわかってるんだけど、面白かったなあ。憎めない。なんかやってくれそうだし!長い移動中も退屈しない1冊。
  • フロスト気質 上
    いやあ、本当に面白いシリーズです。
    以前に「クリスマスのフロスト」「フロスト始末」というデビュー作と遺作を読みましたが、期待にたがわずこれも1級品です。
    会話文でこれだけ読ませる小説家はナンバー1ではないでしょうか。
    ミステリー嫌いな人にも、是非とも読んでほしい。
  • クリスマスのフロスト
    フロスト警部は前途多難である。少女行方不明事件からはじまり、ほかにもたくさんの事件を抱えながら、日々爆走する。上司マレットには嫌われ、嫁には先立たれ、彼には仕事が生きる糧なのである。
    減らず口、下品な下ネタトーク、部屋は書類の山、タバコを好き勝手吸っては他人の家でお構いなし、約束は破る、ボケまくり…...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    クリスマスなんで読んでみた。
    下品!(褒め言葉)
    いい話をしてるようでサラッと
    どうしようもないことをするフロスト
    新米を引き連れて捜査をする日々
    雪だるま式に様々な事件が絡んできます。

    日本ドラマ化するなら
    だれがやるかなと考えてましたが
    志村けんかなぁ…
    面白かったので半年に一冊ペースで読んで...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    警察小説。中年警部フロストが主人公。様々な事件が絡み合うモジュラー小説(巻末の解説に書いてあった)。

    貧しい浮浪者・貧乏な老人と、恵まれていない人々がよく登場する。そういった人々にもフロスト警部は温かく接する。

    事件は複雑に絡み合っている。とにかく行動のみのフロスト警部と次から次へとやってくる事...続きを読む
  • 夜のフロスト
    お下劣なセリフが其処此処に舞うテンポの良さと、ばらばらのピースが最後にカッチリ嵌る気持ち良さ。気取っていなくて気楽に読め、そしてこのボリューム。忌々しい通勤電車内の窮屈さも忘れるほど。
    今回読んだのは3作目。今回の相棒・ギルモアは割と有能で好きな部類かも。
    ラストはちょっと切なかったかなー。

    未読...続きを読む
  • フロスト日和
    2作目も安心と安定の面白さ!
    まだ読んでなかった物の中にこういう作品を見つけると
    非常に嬉しいです。
    パズルのピースが嵌るようなミステリと云うと綺麗な感じがしてしまいますが、…綺麗じゃないけど(笑)最後は凄く綺麗にまとまると云うか。毎度御馴染みパターンがあって、今回はそれをどうまとめていくのかとか、...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    今年の6月に完結編として最終上下巻が刊行されたとの事、評判も良いし、電車でちょこちょこ読むには良いかと思い手にした1冊目。
    …電車でちょいちょい読めるようなペースじゃ無かった(笑)伏線が張り巡らされて、綺麗に回収して行くので、間を開けてしまうと戻って読んで…の繰り返しに。なもんで結局この厚さを一気読...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    名作の名に恥じないミステリー。

    2021年11月16日再読。やはり素晴らしい。小説デビュー作とはいえ、現役の売れっ子脚本家という実力が遺憾なく発揮されています。下品極まりない冗談が癖になります。芹澤恵さんの翻訳もマーベラス!
  • フロスト日和
    ハチャメチャなフロスト警部の2作目。一度読んだら、その人物像にはまる。700ページを超える大作?だが飽きさせない。次々と起こる事件に場当たり的に取り組んでいるようで、絡まり縺れながら紐解いていく。直感的論理力?が素晴らしい。警察を舞台としてるが、色濃いキャラクターを配役させる手法は、謎解きに彩りを加...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    意表を突く出だしで始まり、事の経緯を知りたくなる。主人公フロスト警部の破天荒な性格、下品な語り口は事件の進行とともに馴染み深いものになり、バイタリティーには圧倒される。メインの少女消失事件を追う中で、次から次へと別の事件が起き、複数の伏線が交錯していく中で結末に向かって収斂していく。謎解きの面白さに...続きを読む