R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧

  • 夜のフロスト

    Posted by ブクログ

    相変わらず睡眠時間が少ないフロスト警部。
    デントン署は流感で人手も少ない中次々と事件が。
    どんな時でもお下品な冗談を言うフロストだけどそうでもしないとやってられないというのは理解できるような気も。
    最後はハラハラ。
    そしてこの本の分厚さに満足。

    0
    2018年02月23日
  • フロスト日和

    Posted by ブクログ

    最近こういうがさつキャラが好きかもしれない。
    面白かった!
    いくつもの事件を抱え常に寝不足、しかしどんな時もユーモアを忘れず人間味あふれるフロストに夢中になりそうだ。

    0
    2018年01月27日
  • クリスマスのフロスト

    Posted by ブクログ

     クリスマスが近いということで読んだ本。
     
     私は皆さんにお詫びしなければなりません。
     
     今から20年以上も前にこれほどの傑作が刊行されていたにも関わらず、今日までご紹介することをできませんでした。(だってさっき読み終えたんだもん!)
     
     自らの不明を恥じております。書店員として失格です!

      読んでいないのに知ったかぶって、ああ、フロストね、いいよね、あれ、なんて顔もできなくもないのです。それなりの読書修行も積んだつもりです。
     
     が!しかし、この作品だけはごまかせません!
     
     にやりと不敵な笑みを浮かべることは、この本を読み終えないとできないのです。
     
     一体どんな主人公な

    0
    2024年04月30日
  • フロスト日和

    Posted by ブクログ

    いきあたりばったりだしだらしなくて下ネタ満載だし、読みたくなくなる一歩手前ぐらいまで行ってそうなんだけど、面白いんだよなあ。口幅ったいことはひとつも言わないけど、フロスト警部の小さき者、弱き者への愛情はなかなかのもの。お役所的、機械的なローラー作戦なんかやらず、カンに頼りがちなのも、そういう底辺の住人たちとの有機的な繋がりがあればこそなのだ。

    翻訳は、下ネタの処理のうまさが取り上げられがちだけど、細部まで本当にこまやかですばらしい。何より、フロスト警部の人物像が手に取るように伝わってくるセリフ回しにノックアウトされます。

    0
    2017年11月07日
  • フロスト気質 上

    Posted by ブクログ

    何年ぶりか、というほど待ったフロスト警部シリーズ第4弾(かな)。
    作者のウィングフィールド氏はすでにこの世を去っているので、あと2作あるという作品でこのシリーズは強制的に終わってしまうのが悲しい。
    けれど、フロストにはたくさん、早く会いたいので、早く翻訳してほしい。

    相変わらず、下品、お下劣、不潔、がさつ、セクハラ満載な男、フロスト警部。けれどどこか憎めない。そんな彼に今回もさまざまな事件が怒涛のごとく押し寄せる。幼い子供が誘拐、殺害されるという事件を皮切りに、若い娘が誘拐されるわ、ちんけな犯罪者が汚水の中から死体で見つかるわ、それはもうえらいことになっている。
    そしてやっぱり相変わらずデ

    0
    2015年07月25日
  • 夜のフロスト

    Posted by ブクログ

    「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」に続くフロスト警部シリーズ第3弾。過去2作はそれぞれ「週間文春」、「このミステリーがすごい」のランキングで1位を獲得した作品である。
    不屈の仕事中毒(プライベートの時間が描かれたことがない)、下品きわまる田舎町デントンの名物警部フロスト。
    次々と降りかかる事件、ついでに掘り出してくる事件、などいくつもの事件が同時進行して、それをあっちへいったりこっちへいったり、ひっくりかえしながら最後にはきっちり解決するフロスト警部。

    口を開けば下品なオヤジギャグの連発、気を抜いてる奴には浣腸攻撃、上司の命令もおかまいなし。上司や清潔感溢れ野心をみなぎらせた部下

    0
    2015年07月25日
  • 夜のフロスト

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わりました。750ページは若干骨が折れました。
    フロストシリーズ第3作目。
    よれよれの服装で、頭もさえず、下品な冗談を時と場所構わず連発し、常に煙草をふかしているフロスト警部。彼は一方で驚異のワーカホリック。とにかく現場と関係者の聞き込みが命。
    デントン署は、インフルの影響で署員は半分しか出勤してない状況。でも、そこに起こるのは老女連続殺人、少女失踪殺害、放火殺人、そして闇ポルノ…。
    これらの事件に対する彼の捜査手法は、「勘」と「思い込み」と「運」。自白を引き出すためにはハッタリも厭わない。1週間ぶっ通しで仮眠のみで捜査を続けるフロスト。署員も巻き込み大騒動です。
    最後は全部の事件

    0
    2019年05月04日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お気に入りのフロスト警部シリーズの今のところ最新の邦訳版。本を読んで思わず笑ってしまうことは、めったにないが今回は笑わしてもらいました。ただ、描かれる事件は笑えるような事件ではなく、それも同時進行で、多発するのだが、最後は全て解決してしまうという、作者はどうやって書いているのかと不思議に思う。これがイギリスの良質のミステリー。

    0
    2014年10月27日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よくもこんなに事件が起きるな、と思います。
    それにしてもこのシリーズは、日本語の表現が多彩です。横紙破り、業腹、身空などは普段使わないので勉強になりました。また「掛り合いになりたくない」はずっと「かかわり合いになりたくない」と思ってました。。。訳も秀逸で楽しめるミステリーだと思います。
    あと1シリーズで終わりとは残念すぎます。

    0
    2014年10月12日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よくもこんなに事件が起きるな、と思います。
    それにしてもこのシリーズは、日本語の表現が多彩です。横紙破り、業腹、身空などは普段使わないので勉強になりました。また「掛り合いになりたくない」はずっと「かかわり合いになりたくない」と思ってました。。。訳も秀逸で楽しめるミステリーだと思います。
    あと1シリーズで終わりとは残念すぎます。

    0
    2014年10月12日
  • フロスト気質 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
    フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。

    0
    2014年10月12日
  • フロスト気質 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
    フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。

    0
    2014年10月12日
  • フロスト日和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一番最後、犯罪者に語らせる様子が、東野圭吾の「新参者」の雰囲気にも似ているなと感じました。
    フロストはだめなところがたくさんで、だからこそ、犯罪をしたり、浮浪者を選択した人の目線や立ち位置に近くて、町の浮浪者や軽犯罪者のこともよく知っていて、暖かく感じるのだろう、と思いました。
    最後に相棒である坊やが一目置くところも、前作に引き続きぐっときます。
    ますます楽しみなシリーズです。

    0
    2014年08月23日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    下品な冗談も勘頼みの捜査も芋兄ちゃんのダメっぷりも何もかもパワーアップして、分厚さを感じさせない面白さて一気読み。読み終わってから、あれ終わっちゃったと寂しくなる始末。覚えきれない数の事件を並行捜査し、それを全部解決するフロストは、実は凄腕刑事なのではなかろうか。なによりそれをししっかり書ききる作者の腕と訳者の技量が際立つシリーズも、あと一作。心して待とう。

    0
    2014年08月10日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    フロスト警部の下品な下ネタが序盤から炸裂。フロスト警部(というかデントン署)を襲う怒涛の事件。なにもかもが「相変わらず」なのだけど、マンネリに陥らない物語も「相変わらず」。バラバラに見えた事件が実は絡み合った糸のような事件群だったと、上巻を終える頃に見えてくる。下巻を読むのが楽しみ。分厚いけど、あっという間に読める。フロスト警部だけでなく登場人物が生き生きと動き(みんな疲れてるけど)、人間味に溢れているのが特徴。ほんと面白い。あと1作しかないなんて残念極まりない。

    0
    2014年08月10日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    (上巻より続く)

    後半も、
    史上最低の部下、芋にいちゃんの活躍もあり、
    フロスト警部の暴走もあり、
    大混乱。
    しかもここまで来て?というタイミングで、
    新しい事件が発生したり、
    かなりハードな展開もあり、
    最後まで気が抜けない。

    既刊のフロスト警部シリーズはこれが最後。
    場所をわきまえない、お下品極まりない警部の冗談にも、
    多くの警察署員同様、
    苦笑して流せるようになったのに、
    かなり淋しい。
    もちろん、それでもたまにみぞおちを殴られたように、
    笑いの爆弾を撃ち込まれることもあるが。
    ほんとに可笑しい。

    まだ未訳の作品があることが唯一の望み。
    早く、出版してほしい。

    0
    2014年02月21日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

    相変わらず、良いね~。
    世界観というには、
    ハチャメチャすぎて、お下劣すぎるが、
    フロスト警部ワールドが楽しすぎる。

    まだ前半だが、
    カンとはったりで解決するやっつけ仕事が、
    すでに炸裂。

    (下巻に続く)

    0
    2014年02月16日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

     フロストを読むのは実に久しぶり。何を隠そう17年ぶりにこのシリーズの中二作をすっ飛ばして最新翻訳作品に卑しくも手を伸ばしてしまったのだ。そしてこのシリーズの凄みに、まるで今初めて出会ったばかりのように、ぼくは改めて驚愕するのだ。そしてこのシリーズへの評価を新たにする。そしてその手応えの確かさに酔い痴れる。

     このシリーズ、いちいち分厚い翻訳小説である。この厚みと丁寧な翻訳の手仕事こそが、フロストシリーズの翻訳を難航させているのだろうなあ。何しろ、この作品だって、イギリスで刊行されて14年目にして日本にその翻訳の成果が披露されるわけだから。今時の14年と言えば決して短くはなかろう。携帯電話だ

    0
    2014年02月09日
  • 冬のフロスト 上

    Posted by ブクログ

     フロストを読むのは実に久しぶり。何を隠そう17年ぶりにこのシリーズの中二作をすっ飛ばして最新翻訳作品に卑しくも手を伸ばしてしまったのだ。そしてこのシリーズの凄みに、まるで今初めて出会ったばかりのように、ぼくは改めて驚愕するのだ。そしてこのシリーズへの評価を新たにする。そしてその手応えの確かさに酔い痴れる。

     このシリーズ、いちいち分厚い翻訳小説である。この厚みと丁寧な翻訳の手仕事こそが、フロストシリーズの翻訳を難航させているのだろうなあ。何しろ、この作品だって、イギリスで刊行されて14年目にして日本にその翻訳の成果が披露されるわけだから。今時の14年と言えば決して短くはなかろう。携帯電話だ

    0
    2014年02月09日
  • 冬のフロスト 下

    Posted by ブクログ

    フロスト警部シリーズ第5作、下巻。
    面白かったです!

    人員不足のさなかに次から次へと起きる事件は、硬軟取り混ぜた種類の雑多さがにぎやかで、テンポよく描かれるために事件のひどさはいつまでも残りはしない。
    深刻な事態の中で睡眠不足になりつつも、とんでもないジョークを飛ばして皆をあきれさせるフロスト警部。
    これぐらいタフじゃないと、警官なんてやってられないかも?
    何しろ陣頭指揮をとれるのはフロスト警部ぐらい。

    気が合わないマレット署長は、捜査の失敗をフロストを左遷させる機会ととらえるのだが‥そうは問屋がおろさない?
    どう転ぶかわからない展開で読ませます。
    ふとした機会に見せるフロスト警部の心配り

    0
    2014年01月09日