R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長いし登場人物は多くてそれだけで3ページ分あるし、かなりの本読みでないと読まないかも。でもすこぶる面白いです。長いのは、事件が本当に次から次に起こり、メインとなる誘拐殺人事件の他に、というかその捜査の行きがかり上本当に次から次へと事件が起こり、それらを混乱の中でひとつずつ解決したりドジを踏んだりしてゆくから。読み終えて思い出すだけで、ケチな窃盗、傷害、ゆすり、誘拐脅迫、殺人が2件、と数日間にこれだけの事件をほとんど寝ないで担当します。その間も責任は取らず手柄は横取りの官僚署長マレットや昇進の鬼で規則が大好きなキャシディや上昇志向の強い女性刑事をテキトウにあしらい、下品な冗談を飛ばし、と相変わらずの大活躍。あと2作未訳があるそうですが、作者は最近高齢のため亡くなったそうです。残念。
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Posted by ブクログ
ブク友さん達の本棚で知って、ずっと読んでみたかったフロスト。
もうすぐクリスマスなのでちょうど良い。
よれよれのレインコートにえび茶のマフラーがトレードマークのフロスト。
服装はコロンボと似てるけど全然違う。
コロンボのように戦略的な見せかけの愚鈍ではなくて、フロストは素で不器用。ヘマもする。
そして下品で際どい冗談ばかり言う。
勘頼りで行き当たりばったり、書類仕事は大の苦手で後回し。でも全然気にしない。
悲惨な事件の割にフロストはずっと冗談ばかり言って緊張感ゼロなので、こちらも力を抜いて楽しんでるうちに不思議とフロストの魅力に引き込まれてしまう。
大きな事件を軸に、フロストが行く先々で小さな事件がこれでもかと立て続けに起きるので、中弛みがなくてずっと面白かった。
★4.5 -
Posted by ブクログ
イギリスの作家「R・D・ウィングフィールド」の長篇ミステリ作品『夜のフロスト(原題:Night Frost)』を読みました。
アンソロジー作品の『『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3 夜明けのフロスト クリスマス・ストーリー』を読んで、久しぶりに「ジャック・フロスト警部」シリーズの長篇を読みたくなったんですよね。
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流感警報発令中。
続出する病気欠勤にデントン署も壊滅状態。
折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が暗躍を開始する。
記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放された「フロスト警部」に打つ手はあるのか……?
さすがの名物警部も、今回ばかりは青息吐息。
『クリスマスのフロスト』『フロスト日和』につづく、人気の英国警察小説シリーズ第3弾。
解説=「霞流一」
*英国ITVで1992年よりTVドラマ・シリーズ化
*第1位「週刊文春」2001年傑作ミステリーベスト10/海外部門
*第1位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/評論家部門
*第2位「このミステリーがすごい! 2002年版」海外編ベスト10
*第7位『ミステリが読みたい!2011年版』ゼロ年代ミステリベスト・ランキング海外篇
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1992年(平成5年)に発表された作品で、イギリスの架空の地方都市デントン市を舞台にした警察小説、「ジャック・フロスト警部」シリーズの第3作目にあたる作品です、、、
久しぶりの、この厚さ… そして、登場人物や発生する事件の多さ… そして750ページ超のボリューム… 同時多発的に事件が発生し、次々と新たな被害者や関係者、容疑者が登場するので、序盤は全体像が掴みにくく、やや苦労しますが、意外とサクサクと読め、事件が解決に向かう終盤は一気読みでしたね。
新任部長刑事「フランク・ギルモア」が配属されたのは、しけた地方都市デントン市だった… まあ、ここは眼も眩む高みに昇りつめるための梯子の一段目にすぎない、、、
こき使われる心配がなさそうなのも幸いだった… だが、いざ出勤してみれば、猛威を振るう流感に、署は壊滅状態。
折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、老女ばかりを狙う連続切り裂き事件、新聞配達中に行方不明となった少女、ポルノビデオの押収、少女の自殺や老人の自殺未遂、果ては殺人・放火まで… なんたる不運、、、
そのうえ、だらしない風体に、悪夢のような下ねたジョークを連発する男「ジャック・フロスト警部」と組む羽目になろうとは… 数少ない同僚らと予想不可能の捜査を展開していく「フロスト警部」、、、
絶体絶命の人手不足の中、ウィルスにも見放された「フロスト警部」に打つ手はあるのか!?
よりシビアになる天敵「スタンレー・マレット署長」の追撃をかわしながら、この災いの包囲網を「フロスト警部」はどう突破するか!?
一貫した捜査方針などこれっぽっちもなく、ただ喚いて、走り回って、直感を頼りに強引な捜査を続ける「フロスト警部」は、運にも助けられ一つひとつの事件を解決していく、、、
クライマックスは、手に汗握る高層クレーンでの連続切り裂き犯とのアクションシーン… そして、その人物は真犯人ではなかったと思わせておいて、意外な結末が用意されているエンディング… 読み応え充分でした。
勤務態度は最低最悪、事務処理能力なし、お下劣極まりない悪口雑言… でも、不眠不休で日勤夜勤を繰り返し、現場百回、本当によく働く警察官… この相反する要素が奇跡的に同居した「フロスト警部」のキャラに、本作品でも惹きつけられましたねー 面白かった!
以下、主な登場人物です。
「ジャック・フロスト」
警部。主人公
「フランク・ギルモア」
部長刑事
「リズ・ギルモア」
フランクの妻
「アーサー・ハンロン」
部長刑事
「ビル・ウェルズ」
巡査部長
「ジョニー・ジョンスン」
巡査部長
「ジョー・バートン」
刑事
「ケン・ジョーダン」
巡査
「ジョン・コリアー」
巡査
「ジーン・ナイト」
巡査
「ヘレン・リドリー」
巡査
「スタンレー・マレット」
警視。デントン警察署長
「モルトビー」
医師
「サミュエル・ドライズデール」
検屍官
「ミス・グレイ」
ドライズデールの助手
「テッド・ロバーツ」
現場捜査担当官
「トニー・ハーディング」
鑑識チームの責任者
「メアリー・ヘインズ」
78歳の老婦人
「ディーン・ロナルド・ホスキンズ」
メアリーの隣人
「ポーラ・バートレット」
行方不明の少女
「マーク・コンプトン」
美術商
「ジル・コンプトン」
マークの妻
「エイダ・パーキンズ」
家政婦
「サイモン・ブラッドベリー」
防犯システムのセールスマン
「ウォードリー」
自殺を図った老人
「スーザン・ビックネル」
自殺した少女
「ジャネット・ビックネル」
スーザンの母
「ケネス・ダフィー」
スーザンの継父
「チャーリー・マスケル」
老夫婦
「メアリー・マスケル」
老夫婦
「アリス・ライダー」
81歳の寡婦
「ジョージ・F・リックマン」
新聞販売店の主
「バーナード・ヒックマン」
配管工
「エドワード・ベル」
牧師
「ハロルド・エドワード・グリーンウェイ」
ヴァン運転手
「ロナルド・ウィリアム・ゴールド」
バス運転手
「ベティ・ウィンターズ」
76歳の老婦人
「フレデリック・パーリー」
副牧師
「ウォーリー・マンスン」
前科者
「ベル・マンスン」
ウォーリーの妻
「ディードリー・マンスン」
ウォーリーとベルの娘
「ドリス・ワトスン」
76歳の老婦人
「ジョーン・イースト」
高級娼婦
「ノールズ」
市議会議員 -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず、繰り広げられるフロストの下品な下ネタ、ジョーク、マレット所長との攻防などは、面白い。また、今回の新しいバディ相手であるギルモア部長刑事とのやりとりもたまらない!
正直、今回は事件が多すぎて、なかなか頭がついていかないこともあったが、なんだか全然わけわからん、という事にはならずに済んだ。
前回よりも、フロストの直感的捜査が失敗に終わることもあり、どうなることかとおもったが、いつものように偶然などご都合主義的なこともあり、解決はする。
ただ、最後のクレーンの上での犯人との対決場面は、犯人の後を追えばああなるよなぁと思った。
本当に連続老婆殺人事件の犯人なのか、ハラハラさせる。
本当にご都合主義だけど、これが面白いんだよな。
それにしても、いつも油断をしてると、事件発生、無線連絡、捜査に出かけるので、休まる暇がない。
いつになったら、フロストはもう少しゆっくりした時間を楽しむことができるのだろうか?