R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧

  • クリスマスのフロスト

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    さすがにベストセラー(多分)1994年9月発売、半年で10版売れている
    530ページの長編だが全然苦じゃない

    表紙のイラストがコミック的でコメディタッチかた思いきや、結構真面目な内容だった
    主人公が見た目ヨレヨレでイケてない親爺なのは、いかに有りそうな設定だけど、そんなに意識することは無く、面白い展開だ

    掴みも良いし直ぐに物語に入り込めた
    シリーズがかなり多いので楽しみですね~

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    2025年12月01日
  • クリスマスのフロスト

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    ジャック・フロスト警部シリーズ1作目。噂通り下品で愉快なおじさん。憎めない愛されキャラ。犯人を見つけるためなら手段を厭わないその姿は、滑稽でありながらもついつい応援してしまいます。主人公が魅力的なミステリーはやっぱり良いですね。ミステリーのおもしろさを楽しめる作品。

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    2025年10月30日
  • クリスマスのフロスト

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    ブク友さん達の本棚で知って、ずっと読んでみたかったフロスト。
    もうすぐクリスマスなのでちょうど良い。

    よれよれのレインコートにえび茶のマフラーがトレードマークのフロスト。

    服装はコロンボと似てるけど全然違う。
    コロンボのように戦略的な見せかけの愚鈍ではなくて、フロストは素で不器用。ヘマもする。
    そして下品で際どい冗談ばかり言う。
    勘頼りで行き当たりばったり、書類仕事は大の苦手で後回し。でも全然気にしない。

    悲惨な事件の割にフロストはずっと冗談ばかり言って緊張感ゼロなので、こちらも力を抜いて楽しんでるうちに不思議とフロストの魅力に引き込まれてしまう。

    大きな事件を軸に、フロストが行く先々

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    2024年12月22日
  • クリスマスのフロスト

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    冒頭、クライマックスの場面から入る展開が巧妙で、フロストとは一体どういう警部なのか気になるし、一気に引き込まれる。
    その後、時系列順に物語が描かれるのだが、なかなかフロスト警部が出て来ないというのも憎い演出であり、満を持して登場した暁には待ち焦がれていて、いよっ!待ってましたと拍手喝采せずにはいられないだろう。
    その後は完全にフロストのペースというか、小気味良いジョークを交えつつその強烈なキャラクター性に魅了されていった。
    勿論ミステリとしても一級品であり、最初から最後まで飽きずに楽しむ事ができたのである。

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    2024年12月21日
  • フロスト日和

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    前作のテキトー感から、引き込まれ要素がかなり進化してる。相変わらずのミスリードざんまいだけんど、フロストのキャラがイイし、最後の収束もステキ♥


    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)フロスト=(ニアイコール)コロンボ+寅さんだわよ♥

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    2024年08月24日
  • 夜のフロスト

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    前の感想にも書いたけど、フロストは道化でいくつもの事件をジャグリングしつつ綱渡りをして(途中居眠りしたり、セクシーなお姉さんをガン見したりしつつ)事件を解決していく感じでした。
    絶望的だけど、進んでいくのをやめないのが良い。

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    2024年08月19日
  • 夜のフロスト

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    イギリスの作家「R・D・ウィングフィールド」の長篇ミステリ作品『夜のフロスト(原題:Night Frost)』を読みました。
    アンソロジー作品の『『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3 夜明けのフロスト クリスマス・ストーリー』を読んで、久しぶりに「ジャック・フロスト警部」シリーズの長篇を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    流感警報発令中。
    続出する病気欠勤にデントン署も壊滅状態。
    折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が暗躍を開始する。
    記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放された「フロスト警部」に打つ手はあるのか……

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    2023年06月27日
  • 夜のフロスト

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    ネタバレ

    相変わらず、繰り広げられるフロストの下品な下ネタ、ジョーク、マレット所長との攻防などは、面白い。また、今回の新しいバディ相手であるギルモア部長刑事とのやりとりもたまらない!
    正直、今回は事件が多すぎて、なかなか頭がついていかないこともあったが、なんだか全然わけわからん、という事にはならずに済んだ。
    前回よりも、フロストの直感的捜査が失敗に終わることもあり、どうなることかとおもったが、いつものように偶然などご都合主義的なこともあり、解決はする。
    ただ、最後のクレーンの上での犯人との対決場面は、犯人の後を追えばああなるよなぁと思った。
    本当に連続老婆殺人事件の犯人なのか、ハラハラさせる。
    本当にご

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    2023年06月20日
  • 夜のフロスト

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    フロストがどうのというより、何しろエゲレスの無法っぷりがスゴイ。というかこのデントンという町の問題なのか。もはや修羅の国であろうか。婆さんを殺すやら覗きやら保険金目当ての放火やらパブで暴動やら、これが1週間位?で起きるわけで、解決してすごいんだけど、なんかドタバタしてただけじゃねーかみたいで。いやもうひっちゃかめっちゃかで感想も適当というか。
    でもまぁ勢いも半端ないので面白いんだけどもね。この逆境の中でギャグの連発もなかなかで、下ネタとかも多いけど、まぁ勢いで笑っちゃうという。
    いやお腹いっぱいですわ。

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    2023年01月19日
  • フロスト日和

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    シリーズ2作目となる本作は、ケンカが原因で左遷されてきたウェブスター巡査との絡みを軸に展開されるが、ラストでは不覚にも泣ける演出が憎い。いつも要領が悪くてドジなフロスト警部のことを内心小ばかにして「フロスト警部」と呼んだことがなかったウェブスター巡査が初めてフロスト警部の信望の厚さ(上司以外から)を知ることになるその出来事とは・・安定の面白さは「このミス1997年度1位」に選ばれていることでも証明済み。

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    2022年06月25日
  • 冬のフロスト 下

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    作中のニ大事件の顛末が消化不良。リズ・モード警部がどうなったのかも語られず。
    途中で出てきた老婆と知的障害のある息子の事件が一番衝撃的。
    今まで読んだシリーズの中でちょっと劣るかな…。十分面白いけどその後が足りない。
    オチはかなり良い。
    次がラスト「フロスト始末」

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    2022年06月19日
  • クリスマスのフロスト

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    イギリス北部の架空の田舎町を舞台にフロスト警部が次々起きる事件に奔走する警察小説。ハードボイルド小説特有のカッコよさは一切排除。個性豊かな警官の面々が楽しく、口は下品で傍若無人、いつもよれよれのスーツのフロスト警部は人間味溢れた愛すべきキャラクター。イギリスらしく紅茶を飲む場面がしばしば出てくるので、熱々の濃い紅茶を飲みながら読みたくなる一冊。

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    2022年01月09日
  • 夜のフロスト

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    流感が大流行。警察でも欠勤者続出でフロストに仕事は集まる。しかし不思議にもフロスト警部は流感に罹らない。連続老女切り裂き事件で記録的な死者数を記録する。今回もフロスト警部は眠る暇もなく倒れそうだが不運にも倒れない。安定の面白さ、孤軍奮闘の第三弾。

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    2021年03月09日
  • フロスト日和

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    フロスト警部シリーズ第二弾。

    鋭いのか鋭くないのか分からなくなるのに、最終的には優秀な警部だと思わざるを得なくなるところが魅力的だなあと。

    連続婦女暴行魔から始まり、公衆トイレで発見される浮浪者の死体、頻発する少額窃盗にひき逃げに少女の失踪事件…。

    こんなに同時に事件が起きるミステリーを初めて読んだかも?(笑)読んでるこっちまで不眠不休な錯覚に陥るほど目まぐるしくて、そこが抜群に面白かった。

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    2020年10月29日
  • 冬のフロスト 下

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    微妙に全部のフラグを回収しきれていないのでは?と思う気もするけど、まぁ細かいことを気にするのはやめにしよう。

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    2020年07月07日
  • フロスト日和

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     700ページを超える長編のおおよそ半分くらいまで読んだところで、物語の中ではまだ1日しか経過していないことに驚いてしまう。ここまで一体何件の事件が発生したというんだ。そして、そのすべてにフロスト警部はかかわっている。右にフラフラ、左にふらふら・・・・絶妙なステップで、最後の700ページを迎えるあたりではすべてが解決してしまっている。

     眼前にある事実を洞察し、緩急、硬軟、清濁併せ、是は是、非は非と、筋を通していく。ああ、僕もこんな感じで仕事を進められればな~。あやかりたい、あやかりたい・・・。

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    2020年07月03日
  • クリスマスのフロスト

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    評判がよく、読み出す。ロンドン郊外、12 月末の灰色で寒いデントンの街を、愛すべきフロストが活躍。評判に偽りなく、最後は満足。これから全作読破するぞ、と。楽しみ。

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    2020年06月24日
  • フロスト日和

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    ネタバレ

    フロスト警部の第2作が2019年の読み納め。あちこちで起きる事件に振り回されるフロストをはじめとした警察官たち。これが終盤、見事に収まっていく。ハチャメチャにみえるフロスト警部が時折見せる人情味がたまらない。

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    2020年01月03日
  • 冬のフロスト 下

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    大好きな英国警察ミステリーシリーズの第5作目。
    主人公のフロストは、架空都市デントンで勤務する中年の下品な警部。このシリーズは、デントン署で立て続けに発生する事件を、フロストが当てずっぽうに解決してゆく顛末を描きます。
    我々が目にする多くの警察モノは、ある特定の事件を追う刑事を描きますが、このシリーズでは、大小複数の事件が同時に発生します。設定としては異色ですが、その方が現実に近いと思います。ちょうど、我々、サラリーマンが扱う色々な懸案事項を同時に対応しなければならないことに似ています。

    今回、発生する事件は、少女行方不明、売春婦連続殺人、ショットガン強盗、「怪盗枕カヴァー」事件などなど。さ

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    2019年05月28日
  • フロスト日和

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    フロストのデリカシーの無いユーモアが痛快すぎる。
    人間味溢れるキャラクターが憎めない。
    700ページの長編だが、最後まで飽きずに読ませるのはさすが。

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    2019年05月12日