R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブク友さん達の本棚で知って、ずっと読んでみたかったフロスト。
もうすぐクリスマスなのでちょうど良い。
よれよれのレインコートにえび茶のマフラーがトレードマークのフロスト。
服装はコロンボと似てるけど全然違う。
コロンボのように戦略的な見せかけの愚鈍ではなくて、フロストは素で不器用。ヘマもする。
そして下品で際どい冗談ばかり言う。
勘頼りで行き当たりばったり、書類仕事は大の苦手で後回し。でも全然気にしない。
悲惨な事件の割にフロストはずっと冗談ばかり言って緊張感ゼロなので、こちらも力を抜いて楽しんでるうちに不思議とフロストの魅力に引き込まれてしまう。
大きな事件を軸に、フロストが行く先々 -
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Posted by ブクログ
イギリスの作家「R・D・ウィングフィールド」の長篇ミステリ作品『夜のフロスト(原題:Night Frost)』を読みました。
アンソロジー作品の『『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3 夜明けのフロスト クリスマス・ストーリー』を読んで、久しぶりに「ジャック・フロスト警部」シリーズの長篇を読みたくなったんですよね。
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流感警報発令中。
続出する病気欠勤にデントン署も壊滅状態。
折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が暗躍を開始する。
記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放された「フロスト警部」に打つ手はあるのか…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず、繰り広げられるフロストの下品な下ネタ、ジョーク、マレット所長との攻防などは、面白い。また、今回の新しいバディ相手であるギルモア部長刑事とのやりとりもたまらない!
正直、今回は事件が多すぎて、なかなか頭がついていかないこともあったが、なんだか全然わけわからん、という事にはならずに済んだ。
前回よりも、フロストの直感的捜査が失敗に終わることもあり、どうなることかとおもったが、いつものように偶然などご都合主義的なこともあり、解決はする。
ただ、最後のクレーンの上での犯人との対決場面は、犯人の後を追えばああなるよなぁと思った。
本当に連続老婆殺人事件の犯人なのか、ハラハラさせる。
本当にご -
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Posted by ブクログ
大好きな英国警察ミステリーシリーズの第5作目。
主人公のフロストは、架空都市デントンで勤務する中年の下品な警部。このシリーズは、デントン署で立て続けに発生する事件を、フロストが当てずっぽうに解決してゆく顛末を描きます。
我々が目にする多くの警察モノは、ある特定の事件を追う刑事を描きますが、このシリーズでは、大小複数の事件が同時に発生します。設定としては異色ですが、その方が現実に近いと思います。ちょうど、我々、サラリーマンが扱う色々な懸案事項を同時に対応しなければならないことに似ています。
今回、発生する事件は、少女行方不明、売春婦連続殺人、ショットガン強盗、「怪盗枕カヴァー」事件などなど。さ