R・D・ウィングフィールドのレビュー一覧

  • 夜のフロスト
    イギリスの作家「R・D・ウィングフィールド」の長篇ミステリ作品『夜のフロスト(原題:Night Frost)』を読みました。
    アンソロジー作品の『『ジャーロ』傑作短編アンソロジー3 夜明けのフロスト クリスマス・ストーリー』を読んで、久しぶりに「ジャック・フロスト警部」シリーズの長篇を読みたくなった...続きを読む
  • 夜のフロスト
    相変わらず、繰り広げられるフロストの下品な下ネタ、ジョーク、マレット所長との攻防などは、面白い。また、今回の新しいバディ相手であるギルモア部長刑事とのやりとりもたまらない!
    正直、今回は事件が多すぎて、なかなか頭がついていかないこともあったが、なんだか全然わけわからん、という事にはならずに済んだ。
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  • 夜のフロスト
    フロストがどうのというより、何しろエゲレスの無法っぷりがスゴイ。というかこのデントンという町の問題なのか。もはや修羅の国であろうか。婆さんを殺すやら覗きやら保険金目当ての放火やらパブで暴動やら、これが1週間位?で起きるわけで、解決してすごいんだけど、なんかドタバタしてただけじゃねーかみたいで。いやも...続きを読む
  • フロスト日和
    シリーズ2作目となる本作は、ケンカが原因で左遷されてきたウェブスター巡査との絡みを軸に展開されるが、ラストでは不覚にも泣ける演出が憎い。いつも要領が悪くてドジなフロスト警部のことを内心小ばかにして「フロスト警部」と呼んだことがなかったウェブスター巡査が初めてフロスト警部の信望の厚さ(上司以外から)を...続きを読む
  • 冬のフロスト 下
    作中のニ大事件の顛末が消化不良。リズ・モード警部がどうなったのかも語られず。
    途中で出てきた老婆と知的障害のある息子の事件が一番衝撃的。
    今まで読んだシリーズの中でちょっと劣るかな…。十分面白いけどその後が足りない。
    オチはかなり良い。
    次がラスト「フロスト始末」
  • クリスマスのフロスト
    イギリス北部の架空の田舎町を舞台にフロスト警部が次々起きる事件に奔走する警察小説。ハードボイルド小説特有のカッコよさは一切排除。個性豊かな警官の面々が楽しく、口は下品で傍若無人、いつもよれよれのスーツのフロスト警部は人間味溢れた愛すべきキャラクター。イギリスらしく紅茶を飲む場面がしばしば出てくるので...続きを読む
  • 夜のフロスト
    流感が大流行。警察でも欠勤者続出でフロストに仕事は集まる。しかし不思議にもフロスト警部は流感に罹らない。連続老女切り裂き事件で記録的な死者数を記録する。今回もフロスト警部は眠る暇もなく倒れそうだが不運にも倒れない。安定の面白さ、孤軍奮闘の第三弾。
  • フロスト日和
    フロスト警部シリーズ第二弾。

    鋭いのか鋭くないのか分からなくなるのに、最終的には優秀な警部だと思わざるを得なくなるところが魅力的だなあと。

    連続婦女暴行魔から始まり、公衆トイレで発見される浮浪者の死体、頻発する少額窃盗にひき逃げに少女の失踪事件…。

    こんなに同時に事件が起きるミステリーを初めて...続きを読む
  • 冬のフロスト 下
    微妙に全部のフラグを回収しきれていないのでは?と思う気もするけど、まぁ細かいことを気にするのはやめにしよう。
  • フロスト日和
     700ページを超える長編のおおよそ半分くらいまで読んだところで、物語の中ではまだ1日しか経過していないことに驚いてしまう。ここまで一体何件の事件が発生したというんだ。そして、そのすべてにフロスト警部はかかわっている。右にフラフラ、左にふらふら・・・・絶妙なステップで、最後の700ページを迎えるあた...続きを読む
  • クリスマスのフロスト
    評判がよく、読み出す。ロンドン郊外、12 月末の灰色で寒いデントンの街を、愛すべきフロストが活躍。評判に偽りなく、最後は満足。これから全作読破するぞ、と。楽しみ。
  • 冬のフロスト 上
    ウィングフィールド著、芹澤恵訳『冬のフロスト』(創元推理文庫、2013年)はフロスト警部を主人公としたイギリスの警察小説シリーズの一作である。だらしないロートル刑事が、行き当たりばったりの捜査で事件を解決する。『冬のフロスト』でもフロスト警部のハッタリで真犯人が自供してしまうケースが複数ある。
    この...続きを読む
  • 冬のフロスト 下
    何よりもフロスト警部の手口は被疑者の人権尊重の点で問題がある。逮捕者を負傷させながら、本人が勝手に転んで怪我をしたと責任逃れをする始末である。フロスト警部は誤認逮捕もしており、決して褒められたものではない。以下の暴言まで口にする。「犯人なんか適当に見つくろえばいいけど、そいつを証明するとなると、くそ...続きを読む
  • フロスト日和
    フロスト警部の第2作が2019年の読み納め。あちこちで起きる事件に振り回されるフロストをはじめとした警察官たち。これが終盤、見事に収まっていく。ハチャメチャにみえるフロスト警部が時折見せる人情味がたまらない。
  • 冬のフロスト 下
    大好きな英国警察ミステリーシリーズの第5作目。
    主人公のフロストは、架空都市デントンで勤務する中年の下品な警部。このシリーズは、デントン署で立て続けに発生する事件を、フロストが当てずっぽうに解決してゆく顛末を描きます。
    我々が目にする多くの警察モノは、ある特定の事件を追う刑事を描きますが、このシリー...続きを読む
  • フロスト日和
    フロストのデリカシーの無いユーモアが痛快すぎる。
    人間味溢れるキャラクターが憎めない。
    700ページの長編だが、最後まで飽きずに読ませるのはさすが。
  • フロスト日和
    前作を読んだときにはそんなに思わなかったのだが、本作を読んで残りの全ての作品を読む必要があるなと痛感した。面白過ぎる。私は自分でも結構なワーカホリックかなと思っていたが、フロストはそれをはるかに凌駕する働きぶりだ。
  • 冬のフロスト 下
    フロストシリーズ 第5弾

    今回は推理小説ぽい感じでなかなか事件が解決されず、こいつが犯人だと思っても違っていたりして最後まで2つの事件が解決されずに進む。

    フロストの人情味がこの書では全開で、相変わらずハチャメチャだけど全てが許され応援したくなる。一方署長のマレットは増々フロスト虐めに拍車がかか...続きを読む
  • 冬のフロスト 下
    ある論文によると、落ち込んだとき気分転換に最適な余暇の過ごし方は、何よりも読書だそうです。個人的には納得の感。このフロスト警部シリーズは、ラヴゼイのダイアモンド警視シリーズと並んで、お気に入り。純粋な推理ものではなく、フロストの武器はあくまでヤマカン。推理小説としては変化球だけど、これが面白い。今回...続きを読む
  • 冬のフロスト 上
    しばらくぶりにこのシリーズを手にしました。やっぱり、愛すべきキャラのフロスト警部。まあ実際に近くにいたらイライラしそうだけど…。下巻で大逆転なるか、読書を楽しもう。