橘木俊詔のレビュー一覧
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アダムスミスの時代には、ヒュームなどにより自由主義経済の利点は主張されていた。分業論や価値論は、独創性がある。道徳感情論では、道徳が重要であることを説いた。一歩間違えば不正に訴えて競争に勝とうとする人が出ることを心配した。野心が、経済発展をもたらす半面、道徳心が欠ける人の不正を呼び起こす可能性があることを注意した。
労働価値説=投下労働仮説と支配労働価値説。
リカードの比較優位とマルサスの保護貿易論。
効用で価値を計る説=効用価値説。
限界革命=限界効用均等の法則。カールメンガー
ワルラスの一般均衡理論とマーシャルの部分均衡理論
労働市場も実質賃金の低下で均衡するという考え方
賃金の下方 -
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ネタバレ<内容紹介より>
進学、就職、結婚――私たちの人生にまとわりつく「学歴」の正体とは?日本における学歴の成り立ちから現在の大学事情までを明らかにし、大学のカラーや男女別学・共学の違い、世界の学歴事情などを幅広く論じる。学歴を信じてはいけない、しかし無視することもできない現代を、学歴に振り回されずに生きるための必読書。
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いかにして日本の「学歴」(学問歴ではなく学校歴)を重視する風潮がはじまったのか、ということについても書かれており、参考になる部分が多かったです。
単純に「”イイ”学校(=偏差値の高い大学)」を卒業すれば将来が約束されるという時代ではなくなりましたが、やはり東京大学をはじ -
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明治維新から始まる高級軍人・官僚登用の仕組みや実績、日本の政治家や経営者、ガリレオやニュートン、マルクスなど世界の知的エリート達の生涯など、エリートに関する論。
特に日本での学業重視傾向は、昔からの特徴であるが、幼年学校からの囲い込みによる、視野の狭い人材育成・登用をしたが故に、破滅の道を歩んだ日本陸軍や、海外留学など世界を見据えての人材育成により、アメリカとの戦争回避に傾いていた海軍の良心など、読みどころが抜群でした。
官僚においても、明治維新以降の富国強兵政策のもと、身分にとらわれず優秀な人材を登用するために、地方の貧しい秀才を有力地主が婿養子にとり、帝国大学の学費の面倒をみて立身出世する -
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そのタイトルの通り、公立と私立を比べて、論じている本。
私自身過去におおたとしまささんの
〜という選択
シリーズを全て読んだのだが、それを簡単にしたような感じの本。
だが、こちらの本は、データとしては学費とか、入試結果とか、さらには公立と私立出身学生の異性との交際人数まで、様々なデータはあるが、実際に取材などをしてはいない。
たしか僕の記憶では、おおたとしまささんの本では、データあり取材あり
だったような気がする。
ま、この本は薄く読みやすいので、この本を読んでからおおたとしまささんの
〜という選択シリーズ
を読むのがいいかなぁと思った。 -
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世帯の格差というのは「妻が働いているか否か」で決まる側面がある。かつては夫の収入が低い妻が働くという法則があったが、いまやはそれは崩壊し、保育所の不足などで、貧困状態にありながらも働くことのできない妻もいる。その一方、医師夫妻に代表される、高所得の夫と高所得の妻という「パワーカップル」も存在する。日本の夫婦には大きな格差が存在する。
この本では恋愛・結婚と年収の関係にも触れていて、男性の年収と恋愛のシビアな関連性も明らかになっている。年収が300万円以下の男性は、結婚することはおろか、恋愛することも難しい。お金がすべてじゃないけれど、やはりお金なしでは充実した人生を歩むことは難しいのかもし -
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タイトルと、オビの「二極化する日本の夫婦―鍵を握るのは妻だ!」という言葉にひかれて購入。
なんとなく「そりゃそうやろー」と思っていることを、データを示して細かく説明してもらった論文。みたいな感じ。
旦那の稼ぎが十分あっても、必ずしも専業主婦を選ぶ嫁ばかりではない
奥さんが働くことで、日本の夫婦格差拡大に寄与している
ある程度同じ学歴の人たちが夫婦になる
(国立大同士・有名私大同士なら、大学名にもこだわる)
医者・研究者・弁護士など、高所得同士の夫婦も多くなってきている
職場結婚が減ってきている
低所得の夫婦・若くで結婚した夫婦ほど離婚率が高い
年収300万以上かどうかで恋人を持てる持てない -
購入済み
止められない
高齢化、人口減少は、一人暮らしの人々を増加させていくが、結果的に人との繋がりがどんどん希薄になった場合には誰も助けてくれないし気にもかけてくれないしゃかいにならざるをえないのだと思う。
この流れを、もはや止めることは難しいのではないだろうか。
であるならば、自分としてこれから生きていくためにどうすれば良いかということを考えさせられる。