橘木俊詔のレビュー一覧

  • 早稲田と慶応 名門私大の栄光と影

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    早稲田と慶応の歴史や特徴をよく知ることができた。ずっと関西で生きてきたのでほんとにイメージでしかとらえてなかったので、少し印象は変わった。ただ、最終章の大学教育についての記述は、何が主張したいのかよく分からなかったし、少しずれているような気はした。

    橘木先生がコンプレックスを抱いているような記述(灘出身の落ちこぼれ)もあり、これも驚いた。


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    2009年10月07日
  • 「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権

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    野球、サッカー、バスケ、ホッケーと4大スポーツの実情と今後発展するにはどうすべきかについて論が展開されており、参考となった。やや野球寄りではあったので、他のスポーツは自分でもっと調べたい。

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    2025年11月30日
  • 日本の構造 50の統計データで読む国のかたち

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    日本の構造について考えることができる本である。本著の掲げる50の項目に目を通すと、更に興味ある分野について深掘りしたくなる、そんな本である。

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    2025年06月12日
  • 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか

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    ネタバレ

    格差をどうやって測るか。高所得者と低所得者の差、貧困率、高所得高資産の割合、など。
    結果の格差か機会の格差か。
    トップ何名かの高所得者の所得が総所得に占める割合、ジニ係数、アトキンソン指標、タイル指標、対数分散、などがある。
    最も単純で頻繁にも値いられるのはジニ係数(再分配後)。日本は一気に拡大した。先進国の方が格差が大きい。
    相対的貧困率=中位所得の50%に満たない所得の割合。国際比較が容易。
    生活保護基準、絶対的貧困率、相対的貧困率は、2006年で14%、どれも大差はない。
    若者と高齢者に貧困者が多い=若年層の採用控え、高齢者の仕事がない、など。
    生活保護の補足率が20%程度、西欧では50

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    2024年08月01日
  • 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか

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    この国の貧困差は拡がっていくような気がします。
    普段あまり読まない分野だったので、大変勉強になりました。

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    2024年07月07日
  • 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか

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    本書は経済学の歴史から、格差問題にどのように向き合っていたかを分析・解説し、現代の資本主義社会における格差の実態と課題を分析している。
    富裕層と貧困層の格差が拡大している背景として、富裕層に有利な制度が多く、一度貧困層になってしまうと抜け出しづらい状況であると指摘している。国家として格差を是正する施策を打っていく必要があると説かれている。

    国の施策はすぐには変わらないだろうし、個人的には現状の状況を把握し、自分にとって有利になる政策や補助の情報にアンテナを張り、うまく活用できるようにしたいと思った。
    本書の意図とは外れてしまうが、格差があろうがなかろうが、個人の考え方、工夫次第で幸福にはなれ

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    2024年06月12日
  • 子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子

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    習い事は比較的安いもの
    家庭が教育に熱心になる
    ただお金をかけることではない
    運もある
    いちばんいい投資は、読書と自然に触れさせること
    そして、礼儀

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    2024年06月08日
  • 離婚の経済学 愛と別れの論理

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    離婚にまつわる言説を統計的データを元に、文化的な背景を論拠として探る。

    現在の離婚率が斯々然々であるという出発点もトピックとしては刺激的であるが、かつての日本や諸外国との数値上の違いが存立する文化的違いに還元されうるという説明自体は興味深い。
    表題含め、危機を論って耳目を引こうという際どさのようなものは良くも悪くもさほど感じない。

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    2024年05月26日
  • 資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか

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    経済格差と資本主義の問題に迫る内容がとても興味深かった。これからの経済のあり方を深く考えさせられた。

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    2024年05月26日
  • 「地元チーム」がある幸福 スポーツと地方分権

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    スポーツによる地域の活性化というものに最近興味があり、関連する作品を読んでいます。
    本書は、「プロスポーツを進行することがその地域の活性化に大いに貢献する」ことが本旨となっています。オリンピックや箱根駅伝などを例にしながら、スポーツにおける東京一極集中、商業主義、勝利至上主義などの課題を挙げた後、昨今のプロ野球球団の地方移転、Jリーグの発足と発展、Bリーグの発足、アイスホッケー・アジアリーグなどの紹介しながら、最近のスポーツの地方分権化の内容を描き、効果を検証しています。
    少し前の内容であり、若干古い面もありますが、著者が主張するように、地域に根付き、地域住民の応援によるプロチームが増え、それ

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    2024年02月12日
  • 日本の「学歴」 偏差値では見えない大学の姿

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    薬剤師についての記載がない。

    リケジヨの大きな一画を成している薬女について記載がないなんて・・・。

    以前東洋経済だったか週刊ダイヤモンドだったか
    薬剤師養成大学NO.1は、京都薬科大学としていた。

    関西では国立大学の京都大学、大阪大学に薬学部がある。
    このクラスは創薬の研究者を育成する。

    その程度のことは記載してほしいな。

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    2024年02月02日
  • 日本の構造 50の統計データで読む国のかたち

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    国内だけの話で完結するのではなく、OECD等と比較して相対的に自分たちの立ち位置を知ることができてよかった

    都道府県別に比較したデータもあり、ケンミンショー的な雰囲気も味わえます

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    2023年08月08日
  • 日本の構造 50の統計データで読む国のかたち

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    タイトルを見て、手に取った。
    この手の教科書的な本は結構読んできたので、全体をプレビューしてど知識を足していこうと読んだ。

    社会保障の内訳の変遷は、こういう観点で読んだことがなかった。戦後の、社会保障とは高齢者への福祉である、という経緯が依然として強いのは印象的だった。

    一方で日本は教育費支出を家計に依存してきた。

    最終章は、再び日本が経済活性化する針路として、格差社会を容認して、貢献度を追い求めるものに対価を与えるような社会、というのが一選択肢として提案されている。それらがごく一部なのか、2,3割はいるのか、関心がある。

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    2023年03月24日
  • 夫婦格差社会 二極化する結婚のかたち

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    世帯の格差が広がっている理由は「女性の就業、収入」

    以前は高収入の夫の妻は無業で、低収入の夫の妻はその収入を埋めるために就業していた。
    しかし現代ではそうでなく、高収入の夫を持つ妻も働いたり、低収入の夫でも無業の家庭があるという。
    また、前者の高収入、高学歴、高職業の世帯を「パワーカップル」低収入、低学歴、低職業の世帯を「ウィークカップル」という。

    高学歴は高収入に、低学歴は低収入になる傾向があるが、高学歴、高収入、高職業という同類婚が増えつつあり、高学歴であるほど結婚子育て中も就業継続するためにそれも格差の1つである。

    そして最後には、現代は離婚も多く、専業主婦はリスキーな選択であるた

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    2023年02月16日
  • 公立VS私立

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    公立、私立の良い点、良くない点を学力、コスト、人間関係の視点からまとめた本。
    それぞれ予想通りという感じ。
    私立の方が、いじめは少ないが、深刻化しやすいというのは驚いた。

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    2021年09月11日
  • 日本の構造 50の統計データで読む国のかたち

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    <目次>
    序章   日本の今とコロナ
    第1章  日本経済の健康診断
    第2章  教育格差
    第3章  日本人の労働と賃金
    第4章  日本人の生活
    第5章  老後と社会保障
    第6章  富裕層と貧困層
    第7章  地域格差
    第8章  財政
    終章   今後の日本の針路

    <内容>
    著者の本職っぽい仕事。さまざまな手に入るデータから、日本と世界、過去の日本と今の日本などを比較しながら、日本の現状を分析したもの。まあ、妥当な分析がされている。この50の統計データは使えると思うので、分析の結果よりも、データを重宝したいと思う。

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    2021年08月18日
  • 日本の構造 50の統計データで読む国のかたち

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    50 項目のテーマ毎に様々なデータに基づきその実態を分析。イメージと異なる数値も意外と多いことを再認識した。ファクトフルネスの重要性と、その数値の背景や原因をしっかり認識することが、今起きている状況を表面的でなく正しく理解することに繋がり、これからを考える上でとても大切なことだと思う。

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    2021年06月28日
  • フランス産エリートはなぜ凄いのか

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    フランスのグランゼコールだけでなく、学校制度全般について理解するにはコンパクトにまとまっていてよい本だとは思う。イギリスやドイツとの比較もあって、私たちはついつい「欧米」とひとくくりにしがちだけど、各国全然違うことに改めて気がつかされる。
    ただ、考察については通り一遍で、新しい気づきは特に得られなかった。

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    2021年03月11日
  • 大学はどこまで「公平」であるべきか 一発試験依存の罪

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  なぜ一発試験依存が進んだのか~大学受験の不都合な真実
    第2章  入試罪悪論~なぜ「公平性」が求められてきたのか
    第3章  変わるエリートと大学の姿~教育はどう変わったのか
    第4章  世界で求められる大学の変容~研究はどう変わったのか
    第5章  「大卒=非エリート」時代の大学論~何のための公平か

    <内容>
    思ったほど新しい考えは載っていなかった。既存の話を裏付けた感じ。タイトルはもっと一発試験に「公平性」がない、と言うのかと思ったが…。知識偏重の件はあまり追及していない。まあ、大学への期待も変わったし、著者の言う、研究者の大学と実学の大学に分ける、という考えが妥当な所だろう

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    2021年01月28日
  • 離婚の経済学 愛と別れの論理

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    新書の定めか、折角の研究データ、図表が小さく、残念。
    「経済」により深く斬り込み、未来予測が有れば、と、これも残念。

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    2021年01月27日