「パワーカップル」「ウィークカップル」
本書はとりあえずシングルは置いといてカップルの格差拡大に言及しています。
昔は旦那に甲斐性があれば専業主婦で家を守り子供を育て
無ければ補うために奥さんが働いて
ってのが「ダグラス・有沢の第二法則」やったそうです。
今はその法則が崩れて稼げる女子がそのまま
...続きを読む稼いで同じで甲斐性の旦那を見つけ
「パワーカップル」が生まれてきたそうです。
ただそうなると晩婚化と少子化が進んでいくとのことです。
子供は社会的に効用が高いです。
労働力としてだけではなく消費としても期待できます。
たしかに毎年何回も旅行に行くとかええトコに外食に頻繁に行くとかしないと消費性向に向かわず貯蓄性向に向かいます。
我が家も今年はダブル受験生なのでまさに飛ぶようにお金が出ていきますが子供がいなければこんなに使うことはないと思います。
ただ「子供は社会的効用が高い」といっても「パワーカップル」は自分の楽しみを犠牲にしてまで子供を持つインセンティブが働かないと思います。
また「ウィークカップル」はもっと切実で先立つモノがなければ子供なんて…ってなると思います。
そうなると少子化対策と連動した貧困対策が必要になるとは思います。
ただもっと必要なのは意識なんでしょうね。
子供が社会に有用であるならもっとお金をかけて良いと思いますし不幸な子供たちが減る政策にお金をかけるべきなんやと個人的には思います。
もっと若いうちに子供が欲しくなるような支援があれば「パワーカップル」も早くに子供を産み育てるでしょうし
「ウィークカップル」もお金に気兼ねなく子供が持てるでしょうし
結婚したいのに所得が低くて諦めてる層も希望が持てる社会になるんやないかなと思います。