不倫―実証分析が示す全貌

不倫―実証分析が示す全貌

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

既婚者が配偶者以外と性交渉をもつことを指す「不倫」。毎月のように有名人がスクープされる関心事だが、日本では客観的な研究がほとんどない。本書では、気鋭の社会学者と経済学者が大規模調査を敢行。実験的手法や海外の先行研究も活用して実態に迫る。経験者は何%か。どんな人が不倫しやすいのか。どこで出会い、いかに終わるか。家族にどんな影響があるか。誰が誰をバッシングするのか。実証分析により解き明かす。

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不倫―実証分析が示す全貌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みごたえのある本でした。
    分析結果も的を得る内容で理解が深まりました。
    不倫は、何となく始める人が多いという身も蓋もない結果もわかったことだけでも、別の対策を考えるきっかけになり勉強になりました。

    0
    2026年05月07日

    Posted by ブクログ

    不倫という、一般的に批難されがちな行為の実像が実証分析を通して浮かび上がってくるのが面白かった。
    確かに個別の例や結論のようなものはないが、多くの人にとって縁のないだろう世界が数字を通して見えてくる点が興味深い。

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    不倫はなぜするのか、どういった人が不倫をしているのかなど、海外の研究も取り入れながら説明されています。不倫の裏付けが明瞭となり、やっぱりか!そうだったのか!と思う事も。不倫とは何か知りたいとき、わかりやすい本だと思います。

    0
    2023年02月20日

    Posted by ブクログ

    概念的な話や、微妙な話を統計調査する手法なども説明されていてたいへんえらい。文献もしっかりしている。社会学的調査のお手本のようだ。みんな読みなさい。

    0
    2023年01月20日

    Posted by ブクログ

    気鋭の社会学者と経済学者の著者が、実際に集められたデータを基に、不倫の実態を実証的に明らかにする。具体的には、日本で不倫をしている人の割合、なぜ人は不倫をするのか、誰が誰と不倫をするのか、どこでどのように不倫相手と出会い、どのように別れるのか、そしてなぜ人は不倫をしている人を叩くのかといったことを、先行研究等も参照しながら、統計的に分析している。
    自分は自身が不倫をする気はさらさらないし、身近にも不倫をしている人をそんなに認識したことはなく、芸能人等のマスコミ報道を見ること以外、不倫とは縁遠い生活をしているが、本書で明らかにされた不倫にまつわる様々な知見は、ゴシップ的、雑学的な意味でなかなか興味深かった。中でも、4割程度の既婚男性に不倫経験があるという調査結果には、「本当にそんなにしているの!?」と、驚きあきれた。
    また、本書は、社会科学の理論や実験的手法の応用的実践の一事例としても面白かった。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

     確かに下世話なテーマではある。しかし不倫はメディアにより毎日のように報道され見聞きする頻度が極めて高いのに比べ、実生活でその実例に触れる機会は相対的に少ない。あってもその内実について第一次情報を得ることは当事者でもない限りほとんど不可能といってもいいのではないか。その意味で、広く一般から無記名データを拾い上げ統計的手法を用いてその実態に迫ることは、裏付けがないままに俗説やイメージが先行しがちなこの「不倫」というテーマについて正しい知識を得るという意味で非常に有用な作業と言える。また、通常は秘匿されるべき優れてプライベートな事象が、大規模な匿名データマスの雲の中からあたかも個別の顔を持つが如く生々しく浮かび上がってくるというのも面白い。その意味で、「不倫」は統計的オペレーションの対象として絶好のテーマであると言えるのかもしれない。

    つまり本書の面白さは、不倫を扱うということそれ自体ではなく、そのような通常秘匿される情報がさまざまな調査手法で炙り出されていくさまにあるということができる。例えば第3章で紹介される「リスト実験(調査テーマを他のごく一般的な質問のリスト内に含めて調査する手法)」を使用すれば、普通はまともに答えてもらえない質問にある程度正直に答えてもらうことができるという。しかもその結果を調査テーマを直接聞いた場合と比較すれば、当該テーマがその社会の規範に照らして秘匿される度合いが把握できるというおまけつきだ。

     ただ、そのような手法で得られた統計結果を解釈するにあたり、努めて多角的な立場から分析がされているため、規範的な結論めいたものはここでは全く提示されない。この点は「不倫」という人間くさいテーマの分析に直接的かつ単純な結論を期待したり、道徳規範を求めたくなるような向きには、さだめし不満であろうとは思う。そのように本書が拍子抜けだと思われる人は、やはりメディアが流す個別の事象に直情的に反応し、ひとり断罪した上で悦に入る、というシンプルかつナイーブなスタイルが向いているのではないだろうか。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    世俗的なテーマを社会学的手法で真面目に分析してみた,みたいな本。著者らがなぜ不倫をテーマにしたのかよく分からないが,研究費を取りたかっただけのように思える。統計社会学のスキルがあれば,学生でもできるような研究ではなかろうか。
    実験結果は特に驚くべきものではない。婚姻前に浮気をした人は婚姻後も不倫しやすいとか出てるのだが,さもありなん。そもそも統計なので相関は分かっても因果関係は分からないことが多いし,しょせん全体の傾向でしかない。
    男性は50%女性は25%が不倫経験があるというデータは先行研究より高い数値であり,実態に近いのではないかと思う。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    不倫という下世話な世界を社会調査の目線で分析した本。「何となく」の世界に説明に一定の説明をつけてくれている。
    自分の思いとしては「不倫」というもの自体が定まっていないし、月経を「生理」というようなぼやかした表現が世間にまかり通っているのが何だか解せずにいるし、いわゆる不倫をした人が、特に女性側が世間から過剰にたたかれてる気がしてならないし、結婚したからというだけで、通じ合わない人と冷めた結婚生活を続けるほうが何だか倫理に反している気がしている。
    この本では、不倫的な行為の表現の変遷に冒頭で触れていてくれて、かつてはよろめきと言われたりしていたのが、「不倫」が台頭してきたという流れがつかめた。
    そして、上述したように実質は純愛が「不倫」とされてしまうことがあるのではないかと思っていたけど、多数派の男性は肉体関係を求めてのことだったのかというちょっとがっかりな調査結果だった。一方で、女性は精神性とかを相手に求めているんだけど、それだって相手が肉体を求めているのなら、満たされる不倫って少ないってことになるだろうな。
    書中では不倫の定義を「結婚後に配偶者以外とセックスをすること」(p.35)としていて、調査の結果、既婚男性の51.9%、既婚女性の24.7%が不倫をしたことがあるということなんだけど、上記の定義を用いると、セックスしないかぎり不倫にはならないわけだから、精神的な結びつきの場合は不倫にあたらないってことか。

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    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。
    「統計とはこうやるのだ!」と言わんばかりの、お手本のよう。
    どこからが不倫なのか、誰が不倫しているのか、どうやって不倫が始まるのか、誰が不倫を責めるのか、誰の不倫が責められているのか。
    理論的考察と調査・実験による実証とのセットで、しかも説明がすごくわかりやすかった。
    今までこの手の実証系の社会学の本だと「不平等社会日本」が一番良かったけど、それを超えてきたかもしれない。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    不倫したかどうかのアンケートは回答者がどれだけ正直であるかわかりようにないので、確かにアンケートの方法や分析方法については、難しいところがあるんだろうなと思う。

    とはいえ、その方法論について詳しく語りすぎの感があって、専門の読者にはそれが必要だったのかもしれないが、一般読者にとって、この全貌分析が正しいとして、著者たちは(不倫)社会をどうしたいと思っているのかが見えてこない。

    0
    2023年07月11日

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