橘木俊詔のレビュー一覧

  • スポーツの世界は学歴社会

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    貧困・格差・ベーシックインカム等に関する著作のある経済学者橘木の新作はナント、スポーツと学歴の分析だ。

    一番歴史があり多くのデータのあるプロ野球選手の分析が主となっているのは当然と言えば当然ではあるが、高卒より大卒のほうが成功(ここで言う成功とは一軍定着年数の長短)の確立が高いとかドラフト上位者の成功確立が高いとか、大卒者のほうが将来指導者になる確立は高い等々、普段何となく感じているところを改めてデータ分析をして示す興味深いものである。

    とは言うものの、プロ野球選手を排出している大学・高校の一覧表などはあるのだが、計算の結果として出てきた分析結果については本文中で紹介されているだけで必ずし

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    2012年11月19日
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~

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    学歴社会が崩壊しつつあるとはいえ、国家試験のあるところに、灘閥あり。東大理IIIでの標準語は関西弁だと聞いたことがあるが、あながち嘘ではないのであろう。

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    2012年03月22日
  • 朝日おとなの学びなおし! 経済学 課題解明の経済学史

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    この本の「はじめに」に
    「現実の経済が進行する中でどのようにして経済理論が生まれ、それが現実の政策の分野でいかに生かされることになったかを論じることに特化できる書物が出来上がった・・・」
    とあったのと、
    題の
    「課題解決の経済学史」
    から、
    これこれといった歴史上の状況から、これこれといった問題意識がにんしきされ、これこれといった経済学が生まれ、これこれといった政策がとられた
    という内容がすっきりまとまったものを期待したのだが、
    内容の薄い経済学史の本 といった印象しかもてなかった。
    詳細はこれこれの本に譲るといった記述が結構あった(この本の著者の著作を参照といったもの)ので、私の知識不足のせ

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    2012年02月25日
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~

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    ネタバレ

    客観的な分析がなされていて、面白く読むことができました。灘高だけでなく、海外のエリート学校の歴史や現状も知ることができます。
    少子化が進む中、私立の学校はどうなるか。個人的な予想としてはすでに兆候が現れているように淘汰がどんどん進むんだと思います。需要と供給の原則ですね。結局受験競争は緩和せず、一定の水準で推移するのではないでしょうか。単なる営利目的の学校は、それこそ淘汰されてほしいです。

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    2012年02月15日
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~

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    [ 内容 ]
    1学年あたり約200名という少数精鋭主義を考慮すると、東大合格者率や国公立医学部や京大への進学実績において、灘校は「日本一」といえる。
    本書は、創立から現在にいたる歴史をひもときながら、数多くのOBにインタヴューをしたり、現役灘高生にアンケート調査を行ったりして、その秘密に迫った。
    格差社会論の代表的論客が、中・高一貫校やエリート教育の功罪を徹底検証する。

    [ 目次 ]
    第1部 内側から覗いた灘校(灘校はいかにして名門校となったか;華麗な人材輩出と異色な卒業生;現代灘高生気質)
    第2部 灘校と名門校のこれから(世界のエリート校、日本の名門校;中・高一貫教育の将来を予測する)

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    2011年04月12日
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~

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    最近の灘中入学者のほとんどが浜学園や希学園などの進学塾生が占めている状況がどういう影響を与えているかが知りたかった。

    格差社会についてのいくつかの統計は目新しい点がない結果であり、いた仕方ない点ではあるが、灘中生の家庭環境は特色深い。

    卒業生のいくつかの紹介は実際の取材インタビューがあり、その点は他書にない面白さがある。

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    2011年01月24日
  • 早稲田と慶応 名門私大の栄光と影

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    早稲田と慶応を比較しつつ、
    大学、特に私学は今後どうすべきかを少しだけ論じている。
    早慶出身者が自分の大学の歴史や特徴を知るためとか、
    早慶を志望する受験生などが読むといい本かも。

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    2011年01月03日
  • 早稲田と慶応 名門私大の栄光と影

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    [ 内容 ]
    なぜ早慶の両校がこれほどまでに地位を高めたのか、というのが本書の関心であり、そのことを幅広い視点から論じている。
    戦前にあってはこの両校は東大・京大などの帝国大学の後塵を拝していた。
    戦後のある時期から早慶両大学は国立の名門大学に急追をかけ、現在、すでに追い越している分野もある。
    例えば、政界、マスメディア、文壇における早稲田、経済界、政界における慶応である。なぜ早慶はこのような成功を収めているのであろうか。

    [ 目次 ]
    第1章 早稲田と慶応はなぜ伸びたか(戦前日本の学歴社会 戦後学制改革の波紋 沸騰する早慶人気)
    第2章 二人の創設者-福沢諭吉と大隈重信(啓蒙思想家・福沢諭

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    2010年11月23日
  • 女女格差

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    やっぱ最後は、教育と教育を受けさせれるだけの家の資産と、環境かぁ~と思って、わかっちゃいるけどあまりにシビアな現実をつきつけられたようで、私としては世の中を憂いてしまう内容でした。

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    2010年08月16日
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~

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    ふーんってw

    日本にも凄いところはあるんだなぁと。
    中学校で高校の範囲まで出来ちゃえば、
    そのあとの高度な学習は楽しくて仕方ないんじゃないのか
    なんて思っちゃったりもします。

    凄い人しかいない環境で
    育つことが出来るって、いいですよね。
    (人によりますが、今になって思うと、ですw)

    ぜひ日本の再生ができちゃう人材が
    出てくることを祈ってます。

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    2010年07月22日
  • 早稲田と慶応 名門私大の栄光と影

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    昔、国立大学の方が私学よりも優秀と看做されていた時代があった。どうしようもない時代。
    卒業生が多すぎる大学に価値が高いとは思えない。
    橋本、小渕、森、小泉、福田と立て続けに早慶出身の総理が出ている。

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    2009年10月07日
  • 早稲田と慶応 名門私大の栄光と影

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    早稲田と慶応の特徴をまとめた本です。
    著者は同志社出身ということもあり、
    客観的に両方を見れる方の意見なのが良いところです。

    慶応のことはほとんど知らなかったので
    卒業生の結びつきの強さなど参考になる部分が多かったです。
    二つの大学のおおまかな特徴を捉えるには良い本だと思います。


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    2009年10月04日
  • 女女格差

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    資料だけから読んでいるせいか 先生が 女性でないからか 確実に○○である みたいに 予想しているところが いや 全然 確実じゃないっす。そりゃちがうっす。と つっこみ入れたくなったり。。インタビューなりして ほんとのところ なんでそこで仕事を辞めるのか なんでそこで 頑張るのか しっかり 聞いてほしかった。でも 逆に ある年齢の男性は 女の人について こんな風に ○○するのは××だからだ と固定的に思っている(先生だけかも知れないけど) って事がわかって 明日からの生活に役に立つかも。 

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    2011年09月20日