猪股和夫のレビュー一覧
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イラク戦争における「コラテラル・マーダー」の衝撃的な映像から、アフガン戦争軍事日誌の公開、イラク戦争軍事日誌の公開、米外交公電文書の公開まで国家機密という概念自体にも大きな衝動を与えてきたウィキリークス。その創立者で主宰者であるジュリアン・アサンジ自身の生誕からの物語を中心として、その足跡を辿っている。
その物語は、"情報公開(リークス)"の話を軸として、情報提供者としての面が割れてしまったブラッドリー・マニングの話や、アサンジの強制わいせつ事件の話を絡めて進んでいく。情報公開プロジェクトに直接深く関わり、アサンジ氏にも近かったドイツ・シュピーゲル紙の記者がその経緯を綴っ -
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ウィキリークスのメディアパートナーとして活動をともにするドイツ「シュピーゲル」誌のトップ記者によるドキュメント本。ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取り、密着取材を許可されて描かれた内容は、明らかに他のウィキリークス本と比べ距離感が近く、非常にダイナミックである。
◆本書の目次
弟一章:「国家の敵」ウィキリークス
第二章:ジュリアン・アサンジンとは誰か
第三章:ウィキリークス誕生
第四章:「コラテル・マーダー」ビデオの公開、マニング上等兵の背信
第五章:大手メディアとの協働、アフガン戦争記録のリーク
第六章:内部崩壊の危機、イラク戦争日誌四〇万件公開の衝撃
第七章:世界が震えたアメリカ外交公電 -
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ネタバレ警部ヴィスティングのコールドケースカルテットを読み進める前に、一旦著者ヨルン・リーエル・ホルストの本邦初訳だった本作品を。
とはいえ本作もヴィスティングシリーズの第8作目とのこと。
『カタリーナ・コード』がシリーズ何作目なのかは手元の情報だけではわからないが、是非ここまでの、そして歯抜けがあるのであればその作品達も邦訳して欲しい作家の一人だ。
『カタリーナ・コード』に始まるコールドケースカルテットは過去の未解決事件をヴィスティングが解決していく展開が特徴的な4部作だが、本作は過去の解決済事件に端を発する物語。
17年前に少女誘拐、監禁、殺害、死体遺棄の罪で有罪となり服役していたハーグルンは、 -
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くたびれた中年オヤジの刑事が登場する警察小説が好きである。本書は北欧ミステリの最高の栄誉であるガラスの鍵賞を受賞した、間違いなく面白い作品。ヴィリアム・ヴィスティング警部を主人公とするシリーズの8作目で、本邦初登場である。少し前の刊行でその時は手に取らなかったが、今年になってドラマ化され、なぜか版元を小学館に変えて過去のシリーズが続々と刊行されており、見過ごせなくなった。
物語の発端は17年前の女性誘拐殺人事件。ヴィスティングはこの事件の捜査指揮をとり、犯人逮捕に至ったが、ここにきてその証拠が捏造されたものだったという告発をされてしまう。マスコミに叩かれ、停職扱いとなり、苦しい立場に追いやれ -
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何だか某ダムを舞台にした織田裕二の映画を連想しそうだけど、その連想はあながち外れではないです。笑
西ヨーロッパ全土が謎の停電に襲われる。
その原因は、何者かの人為的な行為であると見抜いた元ハッカーを中心にした話が展開していく。スマートメーターやフクシマなどの用語からもわかるように、かなり新しい作品ですな。
こういったパニック物の作品は個人的に非常に好きだけど、本作もなかなか悪くない。
最初は平静を装っていた人々も、停電が長引くにつれ徐々に混乱していく様子はとても現実味があるので少し怖く感じたる。送電の仕組みなどもしっかり書かれているので、物語もしっかりと厚みがある。
今作は -
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イタリアとスウェーデンから始まった大規模停電が、他のヨーロッパの諸国にも広がった。
上下水道もストップ。交通機関もストップ。病院も自家発電の燃料が底をつき、薬剤の補給もなく閉鎖。食糧の輸送もできず、店には商品が消えてゆく。
各地の原発も核燃料を冷却できずにメルトダウンする原発がでてくる。
元ハッカーのイタリア人マンツァーノは、偶然電気メーターに見慣れないコード番号が表示されていることに気づき、この大停電がテロによるものではないか?と行動を起こす。
停電が十数日間に及んで暴動が起きるなか、元ハッカーであったことが災いしてテロの一見ではないか?と疑われ、逃避行を続けながらも、サイバーテロを見つけ出 -
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ネタバレギリシャやローマでは、生産の効率化のために資金を借りるという発想がなかった。
遠隔地貿易は昔からあった。
労働力が安かったため、ローマやギリシャでは、技術革新をする必要がなく、資本家は育たなかった。
中国は海洋帝国になれる力はあったが、商業には興味がなく皇帝への貢物だけに興味があった。
馬にできること(荷物を運ぶこと)をわざわざ機会がやることもないだろう=セイ。
工業化はひっそりと始まった。
イギリスで産業革命が始まったのは、賃金が高かったから。
機械に変えるだけの投資の意味があった。
資本主義を駆動するのは高い賃金。
フォード「自動車が自動車を買うわけではない」
資本主義に対する誤解。 -
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読書は私の趣味の一つで、歴史モノを読むのが好きです。かつては歴史の事件が中心でしたが、ある分野に絞った歴史(通史)も面白いことをこの数年で見つけました。この本は「資本主義」の通史について書かれています。
ドイツの方が書かれた本で、資本主義は、なぜイギリスの片田舎(ロンドンではなく、マンチェスターp36)生まれたのか、なぜ他の国でなくてイギリスであったのか等、面白いエピソードが盛り沢山でした。
私は資本主義下の日本で生まれ育ち、それと対峙していた共産主義の総本山である「ソ連」の崩壊、中国の事実上の資本主義への転換等を見てきています。そう言えば最近、キューバも米国と国交が復活しましたね。
資