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資本主義を考えるための必読書と絶賛され、各国で翻訳予定のドイツ発ベストセラー待望の邦訳登場!
資本主義はイングランドの片田舎で偶然生まれ、その後幾度もの危機に直面してきた。
にもかかわらず、いまや資本主義はわれわれの世界を規定さえしているように見える。
しかしそれはほんとうだろうか。
資本主義の寿命はどのあたりまできているのか。
多くの危機はその欠陥によるものなのか。
ドイツの気鋭経済ジャーナリストが歴史から資本主義の輪郭を浮かび上がらせる。
Posted by ブクログ 2021年04月30日
資本主義経済体制の世界史 産業革命を機に未曾有の経済発展を実現した
その成功ゆえに「地球環境の制約」という新たな本質的課題に直面している
加えて「コロナ禍」が加わり、経済体制の見直し・改革論が噴出してきている
マルクス資本論ブームはその象徴である
著者は軽々に資本主義経済体制の終焉論には与しない
代...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月19日
経済史の概説を通して資本主義を丁寧に再定義している。資本主義と市場経済、実体経済と金融経済、金融危機と経済危機といった概念間の明確な分離の上で、資本主義の本質を洞察しようとする試みは秀逸で、個人的には靄が晴れるような体験であった。終盤では未来についての記述も、資本主義の枠組みの内外でそれぞれ数頁ずつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月19日
読書は私の趣味の一つで、歴史モノを読むのが好きです。かつては歴史の事件が中心でしたが、ある分野に絞った歴史(通史)も面白いことをこの数年で見つけました。この本は「資本主義」の通史について書かれています。
ドイツの方が書かれた本で、資本主義は、なぜイギリスの片田舎(ロンドンではなく、マンチェスターp...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月31日
基本的に経済史から説く立場なので、読んでいて安心感がある。産業革命がなぜイギリスで起こったのかという答えとして「労働者の給料が高くて、機械化がワリにあった」というシンプルなもので、わっかりやすーい。貯蓄は悪! なぜなら「全員が貯蓄」するのは不可能だし、貯めれば貯めるほどお金がまわらなくなって不況にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月23日
ギリシャやローマでは、生産の効率化のために資金を借りるという発想がなかった。
遠隔地貿易は昔からあった。
労働力が安かったため、ローマやギリシャでは、技術革新をする必要がなく、資本家は育たなかった。
中国は海洋帝国になれる力はあったが、商業には興味がなく皇帝への貢物だけに興味があった。
馬にでき...続きを読む
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