小出裕章のレビュー一覧

  • 原発・放射能 子どもが危ない

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    低線量の放射能による癌も、一般の癌と何も区別はつきません。
    いわば「放射能の完全犯罪」です。十年後、数十年後に後悔しないために
    今、絶対に知っておくべきこととは?

    一般に信じられている放射能についての誤解を解きながら
    データや図表を駆使して、原子物理学者と小児科医の立場から
    「子どもと放射能」についての正しい知識を伝えます。

    「私は、未来の子どもたちから、つまりこれから被曝をしながら
    生きていかなければならない子どもたちから
    『お前はどうやって生きてきたのか』と問われるでしょう」(小出裕章)


    【目次】
    第一章 何があっても子どもたちを守らなくてはいけない──小出裕章

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    2014年08月15日
  • 100年後の人々へ

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    「100年後の人々へ」と言うタイトルに興味を持って読んでみた。毎週金曜日定期的に行われている市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の呼びかけによる「原発再稼働反対首相官邸前抗議行動」を何故行うのか⁉︎その意味がよくわかる本だった。

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    2014年04月13日
  • ケンカ白熱教室! 放射能はどこまで安全か?

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     結局こういう問題は決着がつきにくい訳で
     周囲がワーワー言っても何ら解決の糸口はつかめないだからといって正しいデーターを出すことも今になってはほとんど揚げ足とられるだけで何ら進展は見られないだろう。

     すなわち、一人一人がすべて自分の判断で行動することしか今現在できないしそれがベスト。自分で決めたら他者は絶対責めるべからず。肝に銘じたい。

     広島、長崎の原子力爆弾と原子力発電所をイコールとする愚

     1ミリシーベルトに固視し本来の被ばく限度を柔軟に変動できない愚

     子供ががんで将来死ぬという本当か嘘かわからない根拠で脅す愚

     

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    2014年04月09日
  • 原発はいらない

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    貿易収支が大赤字だと聞いて、化石燃料の輸入超過が大きな要因だと聞きました。その辺はどうなんだろうと読み進めましたが、触れずじまい。でも、そんなことを言っている場合じゃない、という主張でしたね。あの3/11の悪夢がまざまざと思い出させられる内容。先月の都知事選挙の結果からしても、のど元を過ぎた恐怖を忘れつつある僕たち。粘り強い戦いが求められているようです。それにしても原子力を専門とする化学者が減っているのは恐ろしい。

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    2014年02月24日
  • 原発のウソ

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    トンデモ本ってほどではないにせよ、原発関係の書物は、どうしても極端に振り切れているパターンが多いように思えてきた今日この頃。所詮個人的な意見に留まるレベルの話までがごちゃ混ざっているから、この中から自分で取捨選択して、使える部分と使えん部分の見極めが必要になってくると思われる。他の書と比べて、特にこの中で目新しい情報、ってのはあまりなかったけど、網羅的に、比較的良くまとまっていると思いました。

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    2014年02月07日
  • 原発はいらない

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    2011年7月刊ということで、情報もほとんど出ていなかった頃だな。原発事故が起きるまで、こんな先生がいるなんて思いもしなかったものだ。

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    2013年11月13日
  • 騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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    とても勉強になりました。
    ありがとうございました。

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    2013年08月31日
  • 原発はいらない

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    原発以外でのエネルギー生産を。
    僕がド文系のせいで半分くらい分からないことが書いてありましたが、何を言いたいのかはタイトル通りでした。
    原発の問題については、難しいですね。
    「エアコンなどを切り節電」や「代替エネルギーを」って言う意見を聞きますが、本当に皆が節電出来ると思うのでしょうか。代替エネルギーはいつになったら充分な量になるのでしょうか。
    希望を消すようなことは言いたくはないのですが、今のところまだ原発を使い続けるしかない気がしました。

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    2013年02月20日
  • 原発と日本人 自分を売らない思想

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    文中に何度も登場する田中正造に興味がわく。第三章で佐高信氏が伊丹万作「戦争責任者の問題」を引き「騙されること自体が悪なんだ」と言った事が意外だった。

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    2013年02月01日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    「活断層です」「いや、結論を出すには早い」「この断層は死んで
    ます」「よ~く調査したら活断層でした」

    既存の原発立地の地層調査が報道される度に思う。一体、どれが
    本当なのか…と。

    科学はまったくの不得手である。だから、活断層か否かの根拠を
    専門的に語られても分からぬ。でも、日本が地震列島であると
    いうことは知っている。

    そんな国に「安全ですよ~。安いですよ~」と宣伝してボコボコと
    建てられた原子力発電所には懐疑的だった。

    青森県六ケ所村には使用済み核燃料の再処理工場がある。
    福島第一原発の事故以来、反原発デモなどで原発の危険性を
    訴える人々は多くなった。しかし、この再処理工場については

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    2017年08月18日
  • この国は原発事故から何を学んだのか

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    差別ということばが読後に残ります。人口の少ない地域に原発を設置し、被曝作業を請け負う労働者がいる。「犠牲を他者に負わせなければ成り立たないものが原子力」というあり方に反対してきた著者のスタンスに共感した本でした。

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    2012年12月01日
  • 原発のウソ

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    筆者小出氏は反原発の急先鋒の論者である。
    原子力発電も火力発電も「湯沸し装置」だと言っておきながら、原子力発電は「海温め装置」だと言って、
    原発のみの熱効率の悪さを論じてゐる。
    否定論だけで、原子力を制御しようと言ふ科学者としての意欲、積極性が感じられない。
    『「反原発」の不都合な真実』、『原発のウソ』『平和主義ではない「脱原発」』の三冊を連続して読んだが、益々自分の頭が混乱して整理が付かない状態である。

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    2012年09月25日
  • 原発のウソ

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    マスコミ、政治家、電力会社、企業から発表される内容はすべて正しいわけではない。自分でも情報を収集し公正に客観的に物事を判断する必要がある。

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    2012年09月10日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    六ヶ所村尾駮オフサイトセンター
    トレンチ【trench】1 塹壕(ざんごう)。2 考古学で、細長い発掘溝のこと。その部分の発掘から遺跡全体の状況を探る。必要に応じて横方向に拡張し、また、二つの遺構の関連を知るために両者間にも設ける。
    使用済み核燃料貯蔵プール 高レベル放射性廃棄物の最終処分地が決まるまでの時間稼ぎ 六ヶ所再処理施設=核のゴミ捨て場 再処理⇒燃え残りのウランから新たに生まれたプルトニウムを、科学的に分離する作業 原子力後進国 ガラス溶融炉 六ヶ所濃縮ウラン工場=原発燃料用の濃縮ウランを製造

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    2012年08月31日
  • 騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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    原子力の研究者でありながら反原発を唱える姿勢には共感するが、汚染された食物を責任に応じて食べると声高にいうのは、あまり科学的でないような・・・。

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    2012年08月22日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    将来の原発比率をどうするのかという議論の中でも再処理問題が出てきているが、何時まで経っても未だに完成しない六ケ所村再処理工場を見直す動きは遅々として進んでいないようだ。

    経済性からもその継続には大きな疑問符が付くのだが、一方でここまで進んだのだから今更止められないという官僚組織の結論が追認される恐れもまたある。しかし経済性だけで判断できるのかどうかという問題も有るわけで、特に技術的に余りにも未熟な面は必ずしも焦点が当たっているとも言えない。そうした現状に危機感を持つ三名の共著が本書だ。

    第一章は小出が六ケ所村の再処理工場が行う再処理の概要と技術的に未熟故に放出するであろう放射性物質について

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    2012年08月19日
  • 原発はいらない

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    電力が足りなくなるんだから、
    いくら危険であろうが原発は必要不可欠だろう
    …それが私のこれまでの見解だった。

    しかし、この本を読んで、
    私の見解は、
    政府が自分の都合のいいように
    メディアを操作した結果つくりだされたものなのではないか、
    と感じた。
    原発は必要ないのかもしれない。

    一番驚いたのは、
    原発は過疎地につくることが義務付けられていること。
    たくさんの人の住む都市にはつくれないということは、
    原発は危険である、と
    政府は最初から分かっていたのでは、と唖然とした。

    この本が絶対に正しいとは限らない。
    しかし、私に新たな視野を与えてくれた。

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    2012年08月08日
  • 原発のウソ

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    会社にあったので読んでみました。

    どんなことであれ、賛成論者や反対論者は、情報操作(情報の出し方の問題)しているので、7割程度の気持ちで読みました。
    ここに書いてあることがすべて本当だと決めつけて読むのは危険なので。

    しかし、もしここに書いてあることが全部本当だとしたら、原発はメリットがひとつもないうえに、負の遺産としか言いようがないですね。
    電力受給は実際は足りているとか、(原発は簡単に停止できないので、稼働率を上げているけど、火力発電とかは稼働率が50パーセント以下とか。)原発を作れば作るほど儲かる仕組みとか、なんとも恐ろしい・・・。

    最近確かに、なんとかなるんじゃね?っていう楽観的

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    2012年08月08日
  • 原発のウソ

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    福島原発事故により、これまで政府が推進してきた原子力政策は口先三寸の嘘で塗り固められていたことが露見。

    放射能の危険性、原子力政策のいびつな構造、東電のずさんな危機管理、隠蔽体質など、原発の安全神話が崩壊した今、知らなきゃいけないことが詰まっている。

    エネルギーの未来を考えるにあたって必読の書。

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    2012年07月29日
  • 原発はいらない

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    カリスマ化された感がある京都大学助教による原発事故関連本.池田信夫氏の本と同時進行で読みはじめた.昔,この手の出版物と言えば,広瀬某氏であった.最近はこの著者によるものが多く,著者は多忙のため,口述したものを文章化したものとのことであったが,論点や志は理解できた.放射線被曝による障害に関する考え方も閾値がないとする考え方であることがわかった.やはり,何でもそうだが,1つの考えに触れただけで,自分の考えを決めない方がいいと再確認した.震災後,比較的早期に出版されたもので,大きな違いはないものの新しいものを読んだ方が良かった気がした.

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    2012年06月27日