小出裕章のレビュー一覧

  • 100年後の人々へ

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    小出さんの原発反対の思いが詰まりまくった本。帯の「生まれ変わったら、生涯を廃炉技術に捧げたい」にやられた。
    読んでみて、こんな本気で生きているひとやとはじめて知った。自分の子どもから「あき」と呼ばせてるとか、かなりの変なひと。
    でもこのひとの、だれかの犠牲のうえにいまの生活が成り立っている、という感覚って、めちゃくちゃ大事やと思う。そういう意味では、まっとうな人間なんちゃうかなと思う。読んでよかった。

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    2014年03月04日
  • 原発のウソ

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    原発の基礎知識の整理と今後の方向性の理解に役立った。放射能汚染による人体、環境への影響に関する、具体的な数字を用いた説明が有用であった。このような影響を踏まえて、技術的にサポートできるのか、経済性は見合うのか等を意識した原発政策を進めて欲しい。

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    2014年02月24日
  • ケンカ白熱教室! 放射能はどこまで安全か?

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    放射能について両論併記してある本が欲しいと思っていたので購入。結局放射性物質についての危険性ははっきりとはわからないと言うのが結論か。大量に浴びれば危険だが、低線量ならばはっきりしたことがわからない放射性物質について、個々人が自分の判断できめなさいということだろう。

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    2013年07月29日
  • 騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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    騙された人には、騙された責任がある。経済的なことをはじめとして、あらゆる不利益をこうむりつつも、脱原発を訴え続けた信念の学者である筆者が説く日本国民が今知るべき脱原発の真実がここには記されています。

    これを書いている現在、民主党から自民党への大規模な政権交代が起こり、本書が記されている民主党政権は跡形もなく瓦解しておりますが、原発問題に関することは、ほぼ一切焦点にはされず、今現在も、そしてこれからも、大きな問題として横たわっていくことでしょう。本書は3.11以降、その発言が俄然注目される筆者が、経済的なことをはじめとするあらゆる不利益をこうむりつつも、「原子力発電所の事故を未然に防ぎたい」と

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    2013年07月08日
  • この国は原発事故から何を学んだのか

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    相変わらずの小出節が小気味よい。住む家や職場を追われて苦労されている方には誠に申し訳ないが、人口密集地域が致命的に汚染されるような大惨事にならないうちに反原発運動が国民的支持を集めるようになって幸運だったと思う。チェルノブイリで原発の危険性に気づき、関連書物を読み漁ったり記事スクラップなどを始めてからはや四半世紀の時が流れた。当時の無関心さからすると隔世の感がある。
    経済的、資源的にもなんら意味がなく、高レベル廃棄物処理のめどが立たない原発は即刻廃炉にすべきである。

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    2013年05月25日
  • いのちか原発か

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    知らないことがたくさん書かれてあった。電力会社社員の心身は分裂している。電力会社から資金提供を受ける自民党。そりゃ原発から抜けられないわけだ。

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    2013年05月13日
  • 原発のウソ

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    この本を読んで自分の無知さを痛感した。
    原発はCO2を出さずクリーンなエネルギーと
    思っていた。
    原発はコストが低く合理的な発電と思っていた。
    今もそう思っている人がいると思う。
    そういう人に一度読んでほしい本です。

    小出さんが言われている「子供を守る」こと。
    この思いは、正しいと思う。

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    2012年12月27日
  • 原発のウソ

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    原発に対して全く無知な自分に反省。
    デモだの原発反対だの言う前に最低限このくらのことは知っていなければならない。
    何が本当で嘘か、もっと自分自身で学習していかなければと改めて思わされた。

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    2012年10月29日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    六ヶ所再処理工場がどれほど環境に最悪な施設であるか。
    もし六ヶ所再処理工場が事故を起こせばどれだけの被害が出るかのシミュレーション(国は安全だから事故を起こさないという前提でそんなことは一切やっていない)をした記述。
    地殻的な見地から危険な活断層をできるだけ小さく少なく評価する今の国の原発審査機関の欠陥を指摘した記述。
    そして、原発が六カ所再処理工場がいつの間にか原爆を作ることができるような法律がいつの間にか通過していたことなど、三人の専門家による細かなレポートがいかに六カ所再処理工場が危険で最悪な施設かをあぶり出している。
    今とめるべきは六カ所再処理工場であり、ここを止めることによって原発さ

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    2012年10月23日
  • 原発のウソ

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    これまで自分の中で、明らかにしいようと思って取り組んでこなかった重要な課題について取り組み始めたという思いがある。

    本書の記載がすべて真実であると仮定するならば、原発反対のデモ行動や経済界の反脱原発志向について理解ができる。

    ただ、不安を感じ、絶望に打ちひしがれてしまったり、楽観的になりすぎてしまったり、盲目的に反対運動おこなったるするのではなく、時間の許す限り、冷静な解決に向かいうる一助を行う一市民となりたいと強く感じた。

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    2012年09月24日
  • 原発のウソ

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    原発の知識がほとんどない人でもすらすら読めるかと思います。
    以前まで、原発は多少は危険なのかもしれないけど政府や電力会社が安全とうたってきたのでなんとなき大丈夫だと信じていました。地震が起こり原発事故が起こり…今、原発は安全だ、という人はどれくらいいるのでしょうか?政府や電力会社が今まで隠していた、目を逸らしていた事実がわかりやすく解説されています。

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    2012年09月13日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    青森県六ケ所村にある、核燃料再処理工場の危険性について論証した著作。かなり悪条件が重なってのシミュレーションによると、長野以東の日本は、もちろん東京を含めて壊滅的な状況に至ることを述べている。
    原発が必要と言っている人たちの言説でどうしてもわからないのは、動かし続けるたびに出る核のゴミをどう処理するかについて、なんら考えも見識もないと思うしかないようなことしか伝わってこないことだ。
    災厄は子子孫孫にまで影響を及ぼす。事故が起こったらそうなることが想像できないのだろうか、この国のリーダーたちは。

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    2012年09月05日
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場

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    周知のことではあるがすでに破綻している筈の
    核燃料サイクルの一環として強引に建設が進んでいる
    青森県六ヶ所村の再処理工場である。

    問題だらけの施設であるが、
    第一に完成の目処が立っていない。
    費用は膨らみ続け、予定の倍以上の巨費を投じているがまだ増えそうである。
    第二に完成して稼働すると、通常の原発の数倍もの放射線を出し続ける。
    第三に取り出したプルトニウムを使用する核融合炉「もんじゅ」が
    トラブル続きで実用化の目処が立っていない。
    第四に施設の真下を活断層が通っている疑いがあり、巨大地震、津波の可能性が否定できない。
    ...ざっとあげただけでも問題だらけで、これを推進するのはもう狂気の沙汰

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    2012年09月02日
  • 原発のウソ

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    上司がよかったと飲みの場で言っていたので読んでみた。
    原発について無知だったが、ざっくり理解をしてテレビや新聞でも興味を持つようになった。

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    2012年06月24日
  • 騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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    ご本人が書かれたと言うよりは、インタビューを文字にしたというのが実際のところだと思います。内容は少なめで不満を感じる方も居るかと思いますが、数時間で読めるので読書が苦手な方にもお薦めです。極めて分かり易い言葉を使われており、ご本人の率直な人柄が表れていて信頼感がありとても好感が持てます。唯々いまの原発を巡る実際の所は、まだまだ予断を許さない状況であることがひた隠しにされ続けており、これからの世代の為にも真剣に考え続ける必要がある事を実感したしだいです。

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    2012年05月19日
  • 騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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    小出先生は福島第一原発のレベル7という究極の大事故以来様々なメディアを通じて、デタラメとも言えるような「安全情報」をタレ流し続けた政府や御用学者のふざけた解説をよそに。事故当時から誠実に正直にそして素人の私でも理解しやすく、複雑な原子力発電所の構造やそこで起きている事実(データ)を踏まえての今後の見通し、そして難解な核反応の理論や放射性物質の性質とその危険度を丁寧にネットの中で科学者(専門家)として冷静沈着な言葉で発信してくれた。そんな彼のシビアで合理的な解説は、時に私達の心を揺らし、そして彼の主張に深く共感させられ今日に至っている。今回、新たに出版したこの本は、はからずも騙されてしまった私達

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    2012年05月16日
  • 原発はいらない

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     原発の問題は、個人の生き方だけでなく、国家の在り方、歴史、経済、哲学思想に至るまで、あらゆるジャンルに関して考えることを余儀なくする問題であることは私だけでなく多くの日本人が思うことだろうが、やはり「専門家」であるという信頼で文章を読むことが出来ること。クリーンエネルギーとしての原発に魅了されて科学者の道を選び、その中で反原発に転じて、それでも科学者として大学に留まるという生き方は、なかなかできるものではないと思う。
     著作も多く、メディアへの露出も増えていて、揶揄する声もあるかとは思うが、最後の「ガンジーの7つの大罪」ということに、いたく共感して次第である。

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    2012年03月08日
  • 原発のウソ

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    ネタバレ

     原子力発所は何度か行ったことがあるけど、本当に間近まで普通に民家があった。要塞のような敷地内に入ると、目の前に広がる海、真上に広がる空、どちらも遮るものがなく、そこに無防備にそびえる原子炉建屋の光景に、異様な心もとなさを感じた記憶がある。
     当時は「ミサイル攻撃でもされたらおしまいだなぁ」と思った。まさか地震と津波であのような大惨事になるとは思ってもみなかった。そもそも安全な土地に立てられているはずで、たとえ災害に見舞われても何重にも安全策がとられているはずだったのだから。
     「朽ちていった命」に次いで、読んで思ったのは「人間は原子力を制御できない」。放射線医療のような人の役に立つ面もあるけ

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    2014年02月16日
  • 原発・放射能 子どもが危ない

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    久しぶりに読んだ放射能本。
    長年、原子力に向き合ってきた小出先生だから言える
    一貫したメッセージにあふれている。

    首都に住む人間として、原発の問題から目を背けることは
    許されないのではないか、と省みた。

    フクシマの人たちを前に、電気が無くては暮せないから
    原発は仕方なかったんです、と誰が言えるだろうか。

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    2012年02月29日
  • 放射能汚染の現実を超えて

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    1991年、小出裕章氏の著書の復刊本、

    1986年4月26日、チェルノブイリ原発事故発生、
    原発の廃止を訴え続ける主張、
    福島の事故を受けて復刊された。

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    2012年02月12日