低線量の放射能による癌も、一般の癌と何も区別はつきません。
いわば「放射能の完全犯罪」です。十年後、数十年後に後悔しないために
今、絶対に知っておくべきこととは?
一般に信じられている放射能についての誤解を解きながら
データや図表を駆使して、原子物理学者と小児科医の立場から
「子どもと放
...続きを読む射能」についての正しい知識を伝えます。
「私は、未来の子どもたちから、つまりこれから被曝をしながら
生きていかなければならない子どもたちから
『お前はどうやって生きてきたのか』と問われるでしょう」(小出裕章)
【目次】
第一章 何があっても子どもたちを守らなくてはいけない──小出裕章
低線量被曝の危険性を認めない政府や原発推進派
ただちに影響は出なくてもいずれ影響が出る
第二章 子どもと放射能の基礎知識──黒部信一
放射能の影響を受けやすい子どもたち
低線量被曝でもさまざまな健康被害が急増
DNAの二本鎖切断
第三章 子どもたちが置かれた被曝状況──小出裕章
福島市の子どもたちの尿からセシウム検出
「福島産」を避けても内部被曝は避けられない
第四章 子どもたちの健康被害──黒部信一
チェルノブイリで何が起きたか
甲状腺癌の見つけ方
第五章 子どもと放射能のQ&A
被曝を少しでも少なくするために気をつけることは?
野菜は洗えば安心?
第六章 弱い人たちを犠牲にする原発というシステム──小出裕章
劣化ウラン弾で子どもたちに癌や白血病が多発
強者が弱者を踏みにじる構造
終章 原子力を終わらせるということ──小出裕章
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