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Posted by ブクログ 2012年02月09日
1992年、チェルノブイリの事故のあとに出版された本書を再読。全くここから学ばなかった我々に、それを上回る惨事が襲いかかった。自業自得と言わざるを得ない。食品の汚染はもはや避けられない。セシウムばかりが話題になるが、現実には様々な核種が飛散している。セシウムくらいしかまともに測定できないからに過ぎな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月19日
さすが、小出先生の徹底した『反原発』の主張
個人的には、小出先生の論調はあまりに極端に聞こえて
苦手でした。
でも、本書では、
汚染の結果を第三世界の人々に押し付けるな!
食物が汚染されていても、責任のある大人がなるべく食べるべきだ!
という主張までしていて、説得力がありました。
福島原発の事...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月03日
震災以降、反原発の論説でよく引用さる京大の学者の本。チェルノブイリ以降に発表された著作・論文(?)のエッセイ。冷戦時代の核実験ならびにチェルノブイリ由来の放射性物質がいかにして日本の農業・作物に取り込まれていったかの記録・分析は参考になる。また、著者は放射性物質で汚染された食品は、原子力発電の恩恵を...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月30日
厳しい内容の本です。東日本大震災より以前に書かれた本なのですが、「原発に反対」することの意味を深く考えさせられました。
様々に設定されている基準との距離感や過去の核実験、事故のことについての一つの見解と態度の取り方が示されてありました。
本書で提起されていることについて他人事でなく、考えていかなけれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月25日
1992年に書かれた本の復刊。
チェルノブイリ原発事故による放射能汚染の現実とその後の影響、また原子力発電の危険性について書かれている。
東日本大震災による福島の原発事故で現実に起こっている放射能被害と本書の内容が一致してきているようで原子力発電について大いに考えさせられた。
原子力を専門に研究して...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月24日
『まえがき』
・本書は1992年に刊行された。
『序 生命の尊厳と反原発運動』
・1979年のスリーマイル島原子力発電所で大きな事故が起こった。圧力容器の蓋があけられ、水底深く沈んでいる破壊された燃料の取出しが始まった。そこには単細胞の微生物から、バクテリア、菌類、そしてワカメのような藻類までが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月06日
チェルノブイリ原発事故のときに書かれた本の復刻です。最悪な事にこのときの教訓が生かされずに日本で原発事故が起こってしまいました。チェルノブイリ事故の際も、日本の食物が汚染されたという事実があったにもかかわらず、事故は風化されてしまいました。
この本の主張は反原発ではありますが、反原発運動にも疑問を投...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月10日
チェルノブイリ原発事故後、著者が様々な場面で発表した論文や講演をまとめた本。
著者は、人間が放射性物質を処理する能力をもたぬままに利用しようとして、将来の世代に汚染を残す選択をしてきたことを強く批判している。放射性物質がその能力をもっともよく発揮できるのは爆弾に使われたときであり、平和利用と称して...続きを読む
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