感情タグBEST3
Posted by ブクログ
原子力研究者である著者による、原子力発電所の矛盾を分かりやすく紹介されています。原子力発電のコスト収支、エネルギー収支、廃棄物の処理に関する問題等とても良く理解できました。あらゆる部分において見切り発車で進めてきた、日本の現状に呆れると共にそのツケを未来に廻すことに心が痛みました。自意識過剰で閉鎖的なムラ社会の中だけで、隠蔽されてきた問題にて引き起こされた大事故の事実に目覚めるべきであると感じました。
Posted by ブクログ
p.118から「地球を温め続ける原発」という節がある。ここに、驚くような数字がある。
本書によれば、年間に日本の国土から、河川を通じて流出する水の量が約4000億トンである。それに対して、54基の原発から排出される温排水が年間に約1000億トンであるという。その温排水は、原発に入ってくる時よりも排水されるときのほうが7度も高温であるという。
本書のこれらの数値を用いて、たとえば温排水が海の表面で厚さ1mで広がるとすると、40年くらいで太平洋の何パーセントの海面を覆うのか、といった試算ができる。近年の海面温度上昇の実測値などと比較することもできる。
Posted by ブクログ
正直言って、何がホントで何がウソなのかは、最後は自分で確かめるしかないと思います。
そして、この本は、原発に関するホント・ウソを確かめる上で役に立つ本だと思います。
もちろん、すべてが事実だとは思わないし、中にはわかりにくいたとえもあります。
しかし、少なくとも著者が知る限りの真実を集めた印象は強いです。
そして、いかに僕が原発に対して無知であったか、よく確認できました。
そういう意味でもいい本でした。
Posted by ブクログ
原発についてのシステム、国の運営、危険性などについて非常にわかりやすく具体的に書かれていました。
原発事故によって今何が起こり、何をすべきなのか知るには申し分の無い一冊です。
Posted by ブクログ
内容が本当に衝撃的だった。
原子力に対する考え方の甘さを痛感した。
こんなものを引き換えにしてまで、電気を使っているのかと思うと複雑な気持ちになりました。
原子力発電所の今後について考えるための良書です!
Posted by ブクログ
原発は安全という神話。
今まで原発に関して無関心で、震災以降もそれを維持してきて
初めて原発の危険に関する本を読んだ。
きっと原発がいいなんて想っている人は少ないはずで、でも自分が
知らない間にそれがいつの間にか社会のシステムの一部になっている。
まずは知る事から始める。
無関心でいていいものとそうではいけないもの。
その後者に当たるのがまさに原発でないだろうか。
Posted by ブクログ
「低線量の被曝はかえって体にいい」とかとんでもない発言をしていた
専門家もいれば、原子力の平和利用を研究する過程で「そんなこと
出来やしない」と気付いて反原発を訴えるようになった専門家もいる。
著者は40年に渡り反原発を訴え続けている人である。同じように
反原発でも「放送禁止物体」と呼ばれる広瀬隆とは異なり、感情に
走る部分が少なく、分かり易く原子力の危険性を教えてくれる。
亡くなった高木仁三郎氏がそうだったように、この人も良心の研究者だ。
本書は専門用語も少なく、例えも理解しやすいので中学生からでも
読めるだろう。
放射性物質が人体に及ぼす影響、原発事故直後に嫌と言うほど繰り
返された「ただちに健康に影響はない」の欺瞞、日本の原子力技術の
低さ。政府と電力会社が塗り固めた嘘が、ぼろぼろと剥がれ落ちる。
「子どもたちの被曝を減らすために私が提案したいのは「大人や高齢者
が汚染された食品を積極的に引き受ける」ことです。」
ヒステリックな反原発のシュプレヒコールは薄気味悪いが、著者のこの
論には賛成である。そうしなきゃ、農家も漁師も生活が成り立たないのだ。
原発はクリーンでも、安全でもない。鎌田慧『原発列島を行く』でも感じた
ことである。それをベトナムに輸出しようとしている日本って国は、何と
恥知らずなんだ。これにこそ、抗議すべきじゃないのか。
Posted by ブクログ
3.11震災による福島原発の破局的状況を抱える現在において、本書がベストセラーとなるのは当然すぎることだろう。とにかく解りやすい、一気呵成に読める。原発破局の実態が、客観的事実に裏づけられつつ簡潔明瞭に解き明かされいくコンパクトな全7章182頁。
終盤の6章で取り上げられる、浜岡原発や上関原発、六カ所村の再処理施設、高速増殖炉もんじゅ等の問題点などにいたっては、その終末的実態にただもう暗澹とするほかない。
初版三刷、いま話題の本ではあるが、さらに広く読まれることを期す。
負の遺産//原発 -2011.07.20記
<放射能とはどういうものか>
◇放射能の怖さは、DNAを破壊し遺伝子異常を引き起こすこと。
JCO臨界事故では、被曝者の細胞が再生されず、全身が焼けただれるようにして亡くなった。
◇今回の事故で、すでに原爆80発分の放射性物質が飛び出している。
いま問題なのは内部被曝。ベ-タ線やアルファ線は、進む距離は短いがエネルギ-が大きい。
体内の細胞に付着すると、そのごく近傍の細胞に継続的に影響を与える。
<放射能汚染から身を守るには>
◇人体への影響はLNTモデル-=線量の増加に伴い危険性が増える-で説明される。
原発推進派はこれを認めず、一定量以下の被曝なら影響ゼロとの立場を取る。
だが、人体に影響のない被曝はない。最近では低線量被曝がむしろ危険度が高い、との研究も出ている。
◇事故での被曝を防ぐには、まず事故の場所から遠ざかること。
風向きと直角の方向に逃げる。雨を避ける装備やマスクなども必要。
国の発表は過小評価なので、ネットなどで情報ル-ト開拓をする必要。
◇文科省の「20ミリSvまで安全」は狂気。
表土除去など被曝を少しでも減らす方策が必要だ。
汚染されたゴミは原発周辺に送るしかない。また周辺の農地はすでに再生不能。気の毒だが、もう住民は元に戻れない。
◇放射線は若い人ほど影響を受け、50歳以上ではガン死の可能性が劇的に下がる。
汚染された食物は隠さず流通させた上で、大人が引き受けるべき。
◇原発を容認した大人にも責任があるのだから、被害を福島だけに押し付けてはならない。
周辺住民の重荷は社会全体が共有し、支える必要がある。
<原発の“常識”は非常識>
◇原発の運転により、日本国内にある死の灰は広島型原爆の80万倍に及ぶ。
国は原発の危険性を分かっていたので、原賠法で電力会社の賠償責任の上限を設定。電力会社に建設を促した。
◇電力会社の利潤は、市場原理ではなく資産で決まる。
原発は作れば作るほど資産になるから、電力会社は建設をやめない。一方で電力料金は高騰する。
◇「原発は低コスト」は嘘。
再処理や開発費用を加えると火力より高い。ウランの採掘や濃縮で多量のCO2も排出。
さらに、発生した熱の3分の2は水に伝わり、海に捨てている。こんな原発のどこがクリ-ンなのか。
<原子力は未来のエネルギ-か?>
◇化石燃料枯渇への恐怖が原発推進を容認してきた。
だが石油可採年数は増加。むしろウランの方が先に枯渇する。
<「石油がダメだから原発」は誤り>
◇資源不足を解決するべく始めた核燃料サイクル計画も失敗続き。
もんじゅは1兆円を注ぎ込んで1kwも発電していない。実用化は無理だろう。
◇プルトニウムを処理するために、MOX燃料対応の原発-大間原発-を建設中だ。
原発の問題をクリアするためにまた原発。悪循環から抜け出せない。
<地震列島日本に原発を建ててはいけない>
◇地震多発地域に原発を54基も作ったのは日本だけだ。
浜岡原発は、必ず起きる東海地震の想定のど真ん中。
今回の停止を、津波対策のみならず全原発の安全対策検証の契機にするべき。
◇六ヶ所村の核燃料再処理工場には大量の使用済み燃料が集まる。
本格稼働すれば日常的に放射性物質を廃棄することに。コスト減でフィルタも取り付けられない。
◇高速増殖炉もんじゅの冷却材はナトリウム。空気に触れると火災が発生する。
水に触れても爆発するから、消防車も使えない。地震で施設が破損したらすべてが終わる。
<原子力に未来はない>
◇原発は、先進国では縮小傾向にある産業。その上、日本は原発技術の後進国だ。原発は止めなければいけない。
実は全原発を止めても、火力の稼働を7割-通常5割-にするだけで必要量は賄える。
◇核のゴミは、六ヶ所村では300年監視が必要という。
もう、原発で得たエネルギ-より、処理のデメリットの方が大きいではないか。
◇代替エネルギ-の開発と普及を考えよう。
日本はかつて太陽光発電では世界トップの技術を誇った。
一方で、エネルギ-大量消費を前提とした生活を考え直す必要がある。
Posted by ブクログ
京都大学原子炉実験所の助教である著者が、原子力の専門家の立場から原発の危険性を訴えた本。
東北大震災後、テレビのワイドショーなどで福島第一原発についてコメントを発信する姿をよく見ていた。。
偉い大学の先生が、こんなにあからさまに「反原発」を発言して良いのだろうか?と思っていたけれど、ワイドショーなどの細切れの発言よりも、しっかりと解説してくれていて、納得。
ロシアのチュルノブイリの原発事故や、東海村のJOC臨界事故の例を挙げて、それでもなお原発を推進してきた国や電力会社の、認識の甘さや癒着ぶり、無策を糾弾している。
そして、福島の原発事故以後も原発を動かし続けようとする国や電力会社に警笛を鳴らしている。
高速増殖炉「もんじゅ」や六ヶ所村の核燃料リサイクル施設など、福島第一原発よりももっと危険度の高い核施設がある。
人間の命よりも優先されるものはないのだから、福島原発事故を教訓に、脱原発にシフトしなければならないと実感した。
Posted by ブクログ
「原発は未来のエネルギー!」と、現在より強く強く信じられていた数十年前から一貫して原発の危険性を主張。
原発を回す代わりに我々は何を見ずに何を失ったのか。
もう一度原発問題を再考すべき時に外せない1冊。
Posted by ブクログ
原発の事情が詳しくわからない。放射線、放射能って何。 福島は大丈夫なの。 など原発の問題の事がわからない初心者には分かりやすく解説してある点が魅力的な一冊。是非手にとって読んでみてほしい
Posted by ブクログ
この本を読んでまだ、廃炉に反対する人は現実を見たくない人なんだろうと思う。それだけ辛いのか、もしくは、地に足がつかないほど浮かれているんだろうな。
Posted by ブクログ
先進国日本の資本主義が引き起こしている馬鹿げた企て。知らないことで信じるしかなくなり、根拠のない楽観的な見方が広まっていたことが311で露呈したことが明らかにされていた。一企業のためにこれまでこんなに理不尽なことが行われていたのだな・・・。
Posted by ブクログ
原発はウソだらけ。原発は有害無益。原発は100万年分の負債。原発は悲喜劇。 第4章あたりから衝撃事実の連続だった。僕は著者に全く異議はないです。でも今度は逆に「日本の原発技術が世界を変える」という本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
原発の基礎知識の整理と今後の方向性の理解に役立った。放射能汚染による人体、環境への影響に関する、具体的な数字を用いた説明が有用であった。このような影響を踏まえて、技術的にサポートできるのか、経済性は見合うのか等を意識した原発政策を進めて欲しい。
Posted by ブクログ
この本を読んで自分の無知さを痛感した。
原発はCO2を出さずクリーンなエネルギーと
思っていた。
原発はコストが低く合理的な発電と思っていた。
今もそう思っている人がいると思う。
そういう人に一度読んでほしい本です。
小出さんが言われている「子供を守る」こと。
この思いは、正しいと思う。
Posted by ブクログ
原発に対して全く無知な自分に反省。
デモだの原発反対だの言う前に最低限このくらのことは知っていなければならない。
何が本当で嘘か、もっと自分自身で学習していかなければと改めて思わされた。
Posted by ブクログ
これまで自分の中で、明らかにしいようと思って取り組んでこなかった重要な課題について取り組み始めたという思いがある。
本書の記載がすべて真実であると仮定するならば、原発反対のデモ行動や経済界の反脱原発志向について理解ができる。
ただ、不安を感じ、絶望に打ちひしがれてしまったり、楽観的になりすぎてしまったり、盲目的に反対運動おこなったるするのではなく、時間の許す限り、冷静な解決に向かいうる一助を行う一市民となりたいと強く感じた。
Posted by ブクログ
原発の知識がほとんどない人でもすらすら読めるかと思います。
以前まで、原発は多少は危険なのかもしれないけど政府や電力会社が安全とうたってきたのでなんとなき大丈夫だと信じていました。地震が起こり原発事故が起こり…今、原発は安全だ、という人はどれくらいいるのでしょうか?政府や電力会社が今まで隠していた、目を逸らしていた事実がわかりやすく解説されています。
Posted by ブクログ
原子力発所は何度か行ったことがあるけど、本当に間近まで普通に民家があった。要塞のような敷地内に入ると、目の前に広がる海、真上に広がる空、どちらも遮るものがなく、そこに無防備にそびえる原子炉建屋の光景に、異様な心もとなさを感じた記憶がある。
当時は「ミサイル攻撃でもされたらおしまいだなぁ」と思った。まさか地震と津波であのような大惨事になるとは思ってもみなかった。そもそも安全な土地に立てられているはずで、たとえ災害に見舞われても何重にも安全策がとられているはずだったのだから。
「朽ちていった命」に次いで、読んで思ったのは「人間は原子力を制御できない」。放射線医療のような人の役に立つ面もあるけれど、発電所のような大規模施設でひとたび暴走すれば人間の手に負えるものではないということ。プルトニウムの毒性が1000分の1に減るまで24万年かかるそうで、放射性物質が漏れ出せば影響は永久に終わらないということだ。
本書の前半は、昨春の段階で福島原発で起きていたこと、なぜ復旧作業が進まないのか、原子力、放射能とは何かが分かりやすく解説されている。
怖かったのは「安全な被曝は存在しない」のくだり。どこかで放射性物質が検出されるたび、ヒステリー状態になってしまうのは、やはり取り越し苦労ではないのだと思った。被曝から身を守る方法も書いてあるけれど、結局は「逃れられない」と思う。
後半は原子力発電を進めてきた国と電力会社の論理、電力会社がつぶれないわけ、原子力発電がエコでもクリーンでも安全でもなかったという「安全神話」の欺瞞をあばいている。
過疎地の海辺。福島原発の映像を見たとき、自分が見たあの風景とあまりに似ていて驚いた。原子力発電所が電力消費地の都会にない理由。安全な場所につくったのではなく、危険だから僻地につくったという、明白な事実を再認識した。
筆者は脱原発は可能だと説いている。★ひとつ分は、推進派の考えを知りたいと思ったので。
「起きてしまった過去は変えられませんが、未来は変えられます。」との前書きを読んで、どういう未来を選択するか、知らないで思考停止せず、考えないといけないと思った。ちなみに筆者は助教とのこと。やはり反体制で干されてきたのだろうか。
Posted by ブクログ
読み進めながら静かに身体が冷えて行く。
余りに人の手に余るものを便利な儲かる仕組みとして手にしてしまった愚かなツケが今、明らかにされた。
愚か過ぎた、何も知らなかった。では済まされないが
この事実を大人は知る責任がある。この先何百年も何千年も負の遺産を子孫に残すのだから。
Posted by ブクログ
この手の『〜のウソ』『〜の真実』って、タイトルのものは、よくよく気を付けて読まないといけませんね。
まま、鵜呑みにするとろくでもない。
参考文献が一つも記されず、本書内の参考値のデータも同大学の何某教授によるだとか...
まあ、そうですねって内容ももちろんあるけども、だから何だって言う内容が半々。
政府、電力会社を批判するのは分かった。あなたが何十年も前から原発反対を訴えたきたのも分かった。
で?だ。
この手の話題になると、そもそも論が止まらなくなるな。
始めちゃったから今更やめられないってのが、そのまんまだよね。止めるにも莫大な費用がかかるし、処分も出来ない物質だし、大手企業は生産ライン作っちゃって、そこで働く人の生活はどうすんの?なんて...
さて、300年後かぁ。どうなってるんでしょね。300年前は徳川吉宗の時代かぁ。
政府が廃炉の責任なんて持てるわけないだろな。
Posted by ブクログ
原発のプロが書いた、原発の様々な問題。そして現在言われていることの多くが嘘であるということ。。この1冊は今の日本の様々な点で政府や既得権益者のために、情報がどれだけコントロールされているのか? これを改めて知る良い内容だと思います。
Posted by ブクログ
トンデモ本ってほどではないにせよ、原発関係の書物は、どうしても極端に振り切れているパターンが多いように思えてきた今日この頃。所詮個人的な意見に留まるレベルの話までがごちゃ混ざっているから、この中から自分で取捨選択して、使える部分と使えん部分の見極めが必要になってくると思われる。他の書と比べて、特にこの中で目新しい情報、ってのはあまりなかったけど、網羅的に、比較的良くまとまっていると思いました。
Posted by ブクログ
筆者小出氏は反原発の急先鋒の論者である。
原子力発電も火力発電も「湯沸し装置」だと言っておきながら、原子力発電は「海温め装置」だと言って、
原発のみの熱効率の悪さを論じてゐる。
否定論だけで、原子力を制御しようと言ふ科学者としての意欲、積極性が感じられない。
『「反原発」の不都合な真実』、『原発のウソ』『平和主義ではない「脱原発」』の三冊を連続して読んだが、益々自分の頭が混乱して整理が付かない状態である。
Posted by ブクログ
会社にあったので読んでみました。
どんなことであれ、賛成論者や反対論者は、情報操作(情報の出し方の問題)しているので、7割程度の気持ちで読みました。
ここに書いてあることがすべて本当だと決めつけて読むのは危険なので。
しかし、もしここに書いてあることが全部本当だとしたら、原発はメリットがひとつもないうえに、負の遺産としか言いようがないですね。
電力受給は実際は足りているとか、(原発は簡単に停止できないので、稼働率を上げているけど、火力発電とかは稼働率が50パーセント以下とか。)原発を作れば作るほど儲かる仕組みとか、なんとも恐ろしい・・・。
最近確かに、なんとかなるんじゃね?っていう楽観的な雰囲気が漂っているように思います。私自身、毎日が以前と変わりなく過ぎていると、たった1年前半くらい前に、未曾有の大震災と、原発事故があったことをすっかり他人のことのように思っている自分がいることに気づきます。
放射能汚染の話も、最早「福島の話」として、意識に上がることも少なくなっていましたが、改めて福島の人だけに負担を押し付けてはいけないなぁと思い知らされました。
こうして毎日のんびり過ごしている間も、家に帰れない人がまだまだたくさんいるんですよね。反省しました。
原子力発電を取り巻く環境を知り、思ったことは、戦前、太平洋戦争に突入する日本みたいだなということです。
情報の隠蔽体質に加え、もはや、勝算がなくとも、走り出した列車は止められないという突っ走り感。
結局誰も止められないまま、大きな障害物にぶつかって、大惨事を出してやっと停止という末路にならないよう、マンパワーでも止めていかないといけないと思いました。本来なら福島がブレーキになるはず、なるべきだったんですが・・・。
それにしても、以前、推進論者の本を読みましたが、全然言ってることが違いますね。原発問題の場合は、客観的なソースに当たることが課題だと思いました。