上野誠のレビュー一覧

  • 日本人にとって聖なるものとは何か 神と自然の古代学

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    森や川、山の稜線――古代の人々にとってそこは神が宿る場だった。神は遠く天にいるのではなく風の匂いや水のきらめきとして身近に息づく。『万葉集』には山を仰ぎ川を詠む歌が多く残る。自然は背景ではなく神と人を結ぶ対話の相手だった。祭りや祈りは恵みへの感謝と畏れを交わす行為でありその感性は和歌の中で磨かれた。森や海へ足を運びたい。古の歌心が神の気配を再び呼び覚ます。

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    2025年08月14日
  • 感じる万葉集 雨はシクシクと降っていた 角川選書ビギナーズ

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    今、使っている言葉の源流を垣間見ることができました。私の万葉集の知識は、表面的なもので、言葉に着目すると、万葉びとの心に近づけることが分かりました。(蛙の声を聞いて恋人を思い起こすなんて面白い!)

    再び万葉集を読み直したあとで、この本を読んでみたいと思います。

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    2025年03月09日
  • 短歌を楽しむ基礎知識

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    歴史に興味が薄いので、現代短歌についての考察の方がおもしろかった。
    新聞、ネットへの投稿短歌とか。
    あと、月岡道晴「短歌は正しいことを言わなくてよい」というチャプターはドキッとした。
    文学ってそういうもの。

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    2025年01月30日
  • 万葉学者、墓をしまい母を送る

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    介護とは距離(ポーズだけ、本人談)を置いていた万葉学者の上野さん(次男坊)が、お兄さんの逝去(ご病気で)に伴い、否応なく巻き込まれる、年老いたお母さんとの介護の日々。所謂、30日ルールに戸惑うところ、介護は情報戦というあたり、経験者ならではの記述多々あり。40代から50代への、老親との向き合い方マニュアル、ともいえる本かな。また墓仕舞い、お葬式という課題に向き合い、学者として考えたことあれこれも、書かれております。★三つであります。

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    2023年01月15日
  • 万葉集で親しむ大和ごころ

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    万葉びとの歌で喜怒哀楽を表現する業、慣習を易しい言葉で紡がれていた

    現代の日本人の在り方との対比、共通点も踏まえてて、歌垣であぶれた男が自分を抜かれた稗に例えるのを駐禁で切符切られた現代人と並べた学生の回答が面白かった

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    2022年05月03日
  • 天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険

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    著者は万葉文化の研究者で遣唐使の物語。史実に近いのではないかな。
    大変な冒険。当時の長安、見てみたい。

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    2018年01月09日
  • さりげなく思いやりが伝わる大和言葉 常識として知っておきたい美しい日本語

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    外資系に勤めている関係上、オフィス内でのメールのやりとりは英語が多くなり、日本語を書くことが少なくなっています。それと並行して、昔は気にかけていなかった「大和言葉」が気になるようになってきました。これも加齢のせいなのでしょうか。

    それは兎も角、この本には、日本人として、常識として知っておきたい美しい日本語が紹介されています。同じように伝えるにしても、日本古来から多くの人に使われてきた、大和言葉には「温かみ」があるように思います。

    ここに出てくる言葉は全部、さりげなく自然に使えるようになりたいですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・喜びも「一入(ひとしお)」大きいことだろう。回数を表

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    2017年09月17日
  • さりげなく思いやりが伝わる大和言葉 常識として知っておきたい美しい日本語

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    言葉は時代とともに変化する
    使われなくなってしまった言葉 意味が変わってしまった言葉
    変わるものと
    なくしてはならないものは日本人のこころであると感じた
    相手を思う気持ちがつたわることは大切である必要だ

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    2016年03月10日