ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
電子書籍ストア 累計 563,988タイトル 1,111,600冊配信! 漫画やラノベが毎日更新!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください
試し読みの方法はこちら
人間関係をなめらかにする、万葉学者が教える265の言葉 言葉は、それを使ってきた人の歴史を背負っています。 しかし日々言葉遣いが変化する現代において、もともとの日本の言葉=大和言葉のセンスを磨くことは簡単ではありません。 それぞれの状況にあった言葉を選んで、使いこなせるように常々心がけておくことを目指しましょう。 「常に新しい言葉を学ぼうとする人は、積極的な人生を歩むことができる!」 という万葉学者・上野誠による、大和言葉のセンスを磨くための、大人の学び直しの一冊です。
続きを読む
閉じる
Posted by ブクログ 2016年04月26日
■たゆたう ■さんざめく ■いたわしい ■たしなみ ■妙なる ■やんごとない ■気働き ■押し出し ■折敷 ■おもたせ ■黒文字 ■来し方行く末 ■練れる ■かみわける ■いまわの際 ■永久(とこしえ)
Posted by ブクログ 2017年09月17日
外資系に勤めている関係上、オフィス内でのメールのやりとりは英語が多くなり、日本語を書くことが少なくなっています。それと並行して、昔は気にかけていなかった「大和言葉」が気になるようになってきました。これも加齢のせいなのでしょうか。 それは兎も角、この本には、日本人として、常識として知っておきたい美し...続きを読むい日本語が紹介されています。同じように伝えるにしても、日本古来から多くの人に使われてきた、大和言葉には「温かみ」があるように思います。 ここに出てくる言葉は全部、さりげなく自然に使えるようになりたいですね。 以下は気になったポイントです。 ・喜びも「一入(ひとしお)」大きいことだろう。回数を表す接尾語で、染め物を染め汁に浸す回数をいう(p16) ・優秀賞をもらえたのは、あなたのお陰です。そこで本日は、その労を「ねぎらう」ために、一席設けることにしました。「ねぎらう」とは、骨を折った人を慰めること、苦労した人をなぐさめること(p18) ・上々の売り上げを計上できましたので、この年度末に「打ち上げ」をしたいと思います。「打ち上げ」とは、手を打って上げる動作のことをいい、ものごとの区切りをつけて宴をすること、をいう(p27) ・お開きが近づいております、ここで「手締め」を会長様よりお願いしたく思います。手締めとは、手を打って全員で心を一つにすること(p40) ・「ごめんください」とは、お許しください、ということ。「すみません」とは異なる(p46) ・このたび営業課に配属になりましたxxと申します。よろしく「お見知りおき」ください、目上の者が目下の者を覚えておく、という言葉。なので、返礼として「私の方こそ、お見知りおきください」と返すのが大人の会話である(p51) ・彼はよく書き間違えるので、そこは「やんわり」とだが、くぎを刺しておいた。意味としては、穏やかにということ、である。対義語としては、「はっきりと」「しっかりと」が相当する(p53) ・明日は八時半からなので、「ややもすれば」遅刻してしまうことになる。「ややもすれば」のあとには、そうなってしまいがちな困った状況がおかれることが多い、よい状況につながる時には使わない(p68) ・同期入社の連中しかいなかったから「気の置けない」仲間たちなので、遠慮なく話せた。「気」とは、人と人との間にある雰囲気のようなもの(p77) ・いつまでも「くよくよ」しても仕方ないよ。「悔いる」という言葉の古語である「くゆ」からきている可能性がある(p78) ・あの初恋の「ときめき」は今も忘れません、今をときめく、と使う場合には、時流に乗ってもてはやされることをいう。名詞で使うと「胸が高鳴る」ことを表現する(p81) ・サッカーには関心がない、と彼が言ったので、彼女が「鼻白んだ」のは言うまでもない。「鼻白む」には2つの意味があり、1)極まりが悪い顔をする、バツが悪くて気後れしてしまう、2)興ざめする、不愉快に思う(p90) ・「そこはかとなく」何かに惹かれ、「そこはかとなく」陶芸を始めたとしか言いようがない。基本的には、原因や理由がはっきりしないことをいう(p99) ・水平線に「暮れなずむ」夕日をみて、もうくよくよしてはいけないと思った。「なずむ」とは、ものごとがうまく進まない。「言いなずむ」とは、言うに言えない、ということ(p105) ・最近の俗語では「どや顔」があるが、それと同義語、凄いだろうと自慢する顔を「したり顔」という(p115) ・ご受賞の皆々様に「あやかり」まして、本日より精進をつづけてゆく所存です。「あやかる」とは、良い影響を受けて、良いものに変化すること(p121) ・そういう「さもしい」根性では人気もでるまいに。「さもしい」とは品性が下劣である、心が卑しいことをいう。もっぱら心のみすぼらしさ、について言及する(p150) ・「お召」は、高貴な人が使うもの、買い上げた物についていう言葉である。一般には天皇、皇族方に限る。首相はそれにあたらない(p153) ・彼女の「気立て」のよさは会社でも有名である。「気」とは、そのものが持っているエネルギーや雰囲気のようなものをいう(p156) ・彼女はよく「気働き」ができる人である。「気働き」とは、機転を利かせ、臨機応変に対応することをいう(p162) ・後進に「道を譲る」べき時がきたようだ。「勇退」とは、力を残して去ることをいう、不祥事や病気での引退はあたらない。また引退する本人が言う言葉では無い(p176) ・家事には、掃除・洗濯・煮炊き、の三者がある。「煮炊き」とは、日常の調理となる(p182) ・なんとか切り抜ける「手だて」はないものかと思案した。「手だて」とは、急場しのぎ、一時逃れの手段であり、抜本的な対策ではない(p205) ・そろそろ「身の振り方」を考えねばならない事態に立ち至った。多くの選択肢の中から生き方を選ぶようなときに使う。今後の生き方そのものを問う決心がないと使えない(p215) ・もう50歳だから「酸いも甘いもかみわける」歳になったわけである。ものごとの分別がつくようになること、を「かみわける」というが、一般には「酸いも甘いも」を冠して使う(p221) ・「永久(とこしえ)」、未来永劫変わりなく、ということ、古風な言い方では「とこしなえ」(p231) 2017年9月17日作成
Posted by ブクログ 2016年03月10日
言葉は時代とともに変化する 使われなくなってしまった言葉 意味が変わってしまった言葉 変わるものと なくしてはならないものは日本人のこころであると感じた 相手を思う気持ちがつたわることは大切である必要だ
レビューをもっと見る
はじめて楽しむ万葉集
折口信夫 魂の古代学
遣唐使 阿倍仲麻呂の夢
体感訳 万葉集 令和に読みたい名歌36
天平グレート・ジャーニー 遣唐使・平群広成の数奇な冒険
入門 万葉集
マンガでわかる万葉集(池田書店)
万葉学者、墓をしまい母を送る
「上野誠」のこれもおすすめ一覧へ
1
2
3
4
5
6
7
「学術・語学」ランキングの一覧へ
▲さりげなく思いやりが伝わる大和言葉 常識として知っておきたい美しい日本語 ページトップヘ