桑原晃弥のレビュー一覧
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購入済み
成功した投資家の共通点を学べる
読めば読むほど、自分は投資に向いてないことを思い知らされる本(笑)。
値動きに一喜一憂しない長期保有や、企業を徹底的に調べ上げる姿勢等、読んでて「またか!」と思って読み飛ばしたくなるくらい、彼らの投資スタイルや語録は似ていた。成功する秘訣を知るのに、非常に役に立つ本である。
一方、具体的な戦績についての記述が少ないので、手に汗握る大一番の実況みたいなのを期待する人(私もその一人)は、麻雀劇画の方が向いていると思う(笑) -
Posted by ブクログ
【内容】課題や目標を解決するためにすぐに行動するためには?というのがこの本の趣旨である。それを具体的に架空のトヨタ社員に準えて91話にまとめてある。
すぐに行動といってもありきたりであるが、この本では思考レベルでなく具体的な行動レベルまで落とし込んでいる。例えば、仕事のスピードをあげるという課題に対しては、ただ「がんばる」のではなく、時間を構成する動きを要素分解して仕事の中身を改善していくことが語られている。またそれを部下や上司、チームとして動く周りの人物へどう押し述べていくか、その「トヨタ式」の方法が具体的に書かれている。平凡な社員が集まり「世界のトヨタ」になり、そして頭でっかちにならぬよう -
Posted by ブクログ
タイトルは「PDCA+F」だが、「F」を殊更に説明する本でもなく、トヨタのPDCAを改めて説明する内容。
PDCA自体は今や誰でも知っているようなメジャーな概念。ただ、「カイゼン」の本家のトヨタはその姿勢が徹底している。
とことん問題の原因を突き詰める「P」、とにかくやる、徹底的にやる「D」、けしてやりっぱなしにせず、発生した影響をつぶさに確認する「C」、当事者を「困らせる」ほどの更に高いハードルを設ける「A」、そして、得たノウハウを最大限活用する「F」。
世間的には、「PDCAが王道だから」と、とりあえず始めて、あとはPDCAのひな形に適当な文言を入れて「改善アプローチをしたことにする」と -
Posted by ブクログ
何事も時間と工夫を凝らして考えた最適の方法を真似るのが、近道だと思ってる若輩者です。
『「忙しくて時間がない」ではなく「知恵がないから時間がない」(文中より抜粋)
』
この世の風潮と逆行した言葉にシビれて完読しました。
『人は知恵を出して働くからこそ価値があるのです。』
『「いい車にするためには、ギリギリまで粘らなければならない」というのがトヨタ式の考え方です。(文中より抜粋)』
自分のダメさ加減を痛感するので、マゾっ気がある人におすすめです(笑)
『トヨタ式にとって最も大切なことの一つが「ものづくりは人づくりです」(文中より抜粋)』
アメとムチ感が半端ない本でした。