あらすじ
「ウォーレン・バフェットの言葉には耳を傾けなくちゃ」アマゾン創業者、ジェフ・ベゾスをしてそう言わしめる人物の、仕事と人生の極意。“成功”と“尊敬”を同時に手にする大富豪、ウォーレン・バフェット。個人資産はピーク時でなんと5兆円。でもウォール街には興味を示さず、食事はハム・サンドイッチとコカ・コーラが基本。そんな彼を、人々は「オマハの賢人」と呼び仰ぎ見る。投資家、経営者として名を馳せるバフェットだが、彼の言葉には、あらゆる職に就くビジネスパーソンの心を揺さぶるパワーがある。本書は、バフェットの名言を厳選収集、一冊でその叡智に触れられる本。マネー感覚から成功のコツ、情報や時間の使い方、人間関係の築き方、震災後の日本へのメッセージまで、幅広いテーマの言葉を整理してまとめた。
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Posted by ブクログ
1.最近、世の中の成功者はどのような発想をしているのかを知りたくなりました。そこで、尊敬している人物の1人であるバフェット氏の考え方を学びたいと思いました。
2.一喜一憂しないで物事を見通す力や誠実さ、自分の限界を理解したうえでの生活スタイルを維持しながら生きてきたバフェット氏の投資における考え方を学べる1冊です。彼は決して何でもできる超人ではなく、自分を知り、どの分野なら活躍できるのかを徹底的に考え抜いたので世界一の投資家として名を馳せることができたのです。私たちも、この生き方をしっかりと学び、自分の生活に活かすことで豊かな人生を送ることができると思います。
3.世の成功者には必ず自分なりの「原則」を持っています。各々で違いますが、共通点として「誠実・努力」ではないかと思っています。言葉にしたら簡単なのですが、成功者ほどこれを実践しているのだと思います。二流ほど文句をいう、三流ほど努力をしないなどのできない人ほど成功者よりも怠っているのだと思います。
自分はお金だけの意味ではなく、豊かな人生を歩みたいと考えています。そのためには読書もするし、努力もします。周りを見ていると案外やっていない人が多くて驚きました。逆に、これはチャンスだと思い、20代のうちにやれることをすべてやりつくし、30代を迎えたいと思います。
Posted by ブクログ
彼を強欲な金持ちだと思っている方も多いかもしれませんが、本書を読めば、堅実で、誠実な人物像しか浮かび上がっていません。
手軽な新書なので、良く読み返しています。これで900円はCP良すぎです。
Posted by ブクログ
■ファイナンシャル・マインド
1.来週抽選が行われる宝くじと、少しずつ金持ちになるチャンス。
人はたぶん、前者のほうに可能性を感じてしまうのでしょう。
2.成功は、飛び越えられるであろう30cmのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2mのハードルをクリアできる能力があったということではない。
3.有能な騎手も、名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てない。
4.まず自分自身が顧客になり、次に他人のために働くべきだ。
1日1時間を自分に充てるべきだ。
5.ビジネスの世界で最も危険な言葉は、5つの単語で表現できます。Everybody else is doing itです。
6.小さなことで規律を破ると、大きなことでも破るようになる。
7.人は習慣で行動するので、正しい思考とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ。
8.独力で考えなかったら、投資では成功しない。
9.他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
10.最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。
11.本当に重要なことだけを選んで、それ以外は「ノー」と断ることも大切だよ。
12.知性、エネルギー、そして誠実さ。最後が欠けていると、前の2つはまったく意味のないものになる。
Posted by ブクログ
読みやすい!メモしたのもちらほら。
投資の原則、というよりバフェットの鉄則。
投資初心者から中級者になるときに、こんな本があるといい影響がありそうな。
あなたの気にいる名言がきっとある。
Posted by ブクログ
103の言葉があるが、全てにおいて、信念を軸にされていることと、考えて克服しているというところが素晴らしい。動けば失敗しない人間はいない。後、運を還元するという考え方も素晴らしく、金を持つ事が正義となりつつある世に警鐘を鳴らしてくれている気がする
Posted by ブクログ
バフェットからの手紙や賢明なる投資家より読みやすい。訳文や長文ではない分、細切れに読み進められるし、エッセンスを読み取りやすかった。書かれていることは上記の2冊にあることも多いが、バフェット入門書的な位置付けに良いかと思う。
Posted by ブクログ
人間も捨てたものじゃないのはこういう高潔が人がいるから。バフェット氏は投資の神だが、人格も神のように崇高。兆単位の資産があれば金銭感覚が麻痺しそうだが、謙虚さを失わないのは確固とした高い精神性があるから。
Posted by ブクログ
バフェットとは美しい心の持ち主なのだと思う。自分が利益を得るというより、利益を出して欲しい企業を応援し、その結果として報酬をもらっていると思っているのだろう。お金持ちの余裕かもしれないが見習うべき言葉は多数ありました。
他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
会社のために働いて損害を出すのは理解できます。しかし、会社の評判を少しでも損ねたら容赦しません。
Posted by ブクログ
資産家であるバフェットが話した103の名語とそのエピソード。
資産家になるために、とお金の話ももちろん出てきたがそれだけでなく人生を成功するために必要な言葉もいっぱいあった。
Posted by ブクログ
●内容
・経済ジャーナリストによるバフェット名言集
・バフェットのさまざまな発言から、その金銭哲学に迫る。
●コメント
○選択と集中の視点。ムダなこと、苦手なことには手を出さず、「強み」で勝負する。
(引用)
・成功は、飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2メートルのハードルをクリアできる能力があったということではないのです。
・自分は一生に20回しかパンチを入れてもらえないカードだと考える。財務的な決定一回につき一度のパンチだ。小さなものにちょこちょこ手を出すのは控えるようになる。決定の質が上がり、大きな決定をするようになる」
・バフェットは庭の手入れなどしなかった。広い庭を持つアメリカの地方都市の家では珍しいことだ。しかし、バフェットにとっては、芝刈り機を押すのと、読書にふけることのどちらが大切かなのかは明らかだった。
・判断のしようのない事柄について、あれこれと考えて時間をムダにすることは避けるようにしています。判断というのは、5分でたやすくできるものです。そんなに複雑なものではありません。
○倹約。すべては投資の原資であり、目の前の小銭も将来の10万ドルになりうるものと考える。
(引用)
・バフェットは自分自身の散髪にもこう自問した。「ほんとうに私はこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか」
散髪代も長期運用すれば30万ドルになる。それがバフェットのマネー感覚だった。
家もそうだ。…以来、半世紀以上も住み続けている。バフェットは家を買うお金も惜しみ、家に「バフェットの愚行」という名前をつけている…
Posted by ブクログ
投資の神様といえども、凡事徹底を貫いていることが良く判る。とはいえ言うは易し。例えばビジネスの世界で最も危険な言葉は”Everybody else is doing it"とある。皆がやっていることをしない。ただ、これは単に皆の逆を行けばいいというものではないし、まして、底の浅い逆バリなども意味しない。
Posted by ブクログ
言うまでもなくバフェットはアメリカ最大(世界ナンバーワン)の投資家であり、慈善活動家でもある。そのバフェットの言葉を集めた本。270ページの本だが、ページの片方にバフェットの言葉を大書してあり、対向ページにその解説がある。解説の中にも同じ言葉は引用されているので、この本、半分のページ数でもすんだのではないか。
バフェットの投資関係の言葉で有名なのは「ルール その1:絶対に損をしないこと。ルール その2:絶対にルール1を忘れないこと」だが、それはこの本にはない。本書の中で心に残った言葉を挙げれば、
「幸運な1パーセントとして生まれた人間には、残りの99パーセントの人間のことを考える義務があります」
たいていの「幸運な1パーセント」は99パーセントのことをほとんど考えていないだろう。数兆円の資産を築きながら、子どもには50万ドルしか残さないというのは徹底していると思う。チャールズ・エリス「敗者のゲーム」でも社会貢献の重要さに言及してあったが、すべての資産家はこうありたいところだ。
サラッと読める本なので、バフェットの人となりを手短に知るにはいいかもしれない。ただし、バフェットの言葉通りに投資を実行しても、バフェットのように資産を増やせるわけではない。バフェットは時代と運に恵まれた人、というのが通説だ。
Posted by ブクログ
会社のために働いて損害をだすのは理解できます。
しかし、会社の評判を少しでも損ねたら容赦しません。
幸福な1パーセントとして生まれた人間には、
残りの99パーセントの人間のことを考える義務があります。
2013.08.07