依田沙江美のレビュー一覧
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この作者さんの初めて見たけど独特な世界観ですねー!
なかなかクセありです!
受けも攻めもめんどくさいタイプ
もうバカップルに周りが振り回されてるだけなんですけどね、元カレやら失恋男がいて最後まではっきりさせない手法は面白かった!
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購入済み
若い頃の作品集という感じ
よろめき番長、というタイトルでしたか、ひとつだけ読んだことがあり、それが割と好きだったので購入。
私としては懐かしい感じのする雰囲気。あ、この年代ね、という。
少し前に描かれた作品集。
少女漫画から少しだけはみ出したかな?という初々しいBLです。 -
購入済み
独特のキャラクターと間合い
初めて読む作者さんでした。試し読みから入りました。
わかぺーは可愛いので全て許されます。生き方が決して上手ではないけれど、一生懸命。
小動物のような人を大事にしたげてください吉川。 -
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昇よりも芸術家の勇気の方が汚部屋に住んで身の回りの事一切出来ない風なのに、逆な二人は一生モノなんだ、と言うのをあっさり終わらせてくれる所が依田さんの大好きな所!!昇の右目瞼が開かなくなったエピソードも事更に悲劇ぶらない。暗い・怖い部分を覗かせてくれるのに、触感がじめじめしてない、と言うのはとても難しい事だと思う。どの作品読んでも一貫して感じるので凄い。昇の片目の瞼が開かなくなってしまう話を読んで寝た。結局、勇気は昇が自分で答えを出したその原因にこの段階では気付いてないし、昇も言わなかった。恋人には包み隠さず何でも言えるのが愛の深さなんて幻想だ、と揺るがない昇は男前受けだ!!
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Posted by ブクログ
依田作品は、ぽわ~っとしている様で、実は怖い面とかリアルな描写がきっちり描かれる。堂脇と言う、無垢な七海の無垢さにつけ込む大人がどう言う所業をしているかと言う部分を雰囲気で読ませずきっちり描いている。七海が章造との性行為に躊躇がなかったのは、一度経験しているから、と言う部分にも触れなければならない残酷さもある、が、そこが好き!!暗部を割とはっきりと描いてあるので、私は好きなのだが、あの黒さがもしかしたら解りにくいとか不要だ、と思う人もいるかもしれない。逆に綺麗なものがばっか並べられてもな、と思うひねくれ者なので依田さんは手放しで好物だ!!
2巻の表紙見て思ったんですが、あんな眉間に皺の寄った… -
Posted by ブクログ
依田先生の初期短編集の新装版です。
書き下ろしはもちろんありますよ。
表紙のいかにも「春!恋!それはまるで桜色!」って雰囲気に一目惚れしました。
わたし、依田先生の初期のお話がすごく好きです。今こういうジャンルの作品を読み続けているのも恐らく依田先生のおかげではないかなと思うくらいです。
だから作品ひとつひとつがとても懐かしくて。ほとんど既読のお話でしたが、それでもまた感慨深いというか。依田先生って今でもどこかさざ波のような作品を書き続けていらっしゃるんですが、昔はもっと青春ポップな感じというか、鼻をくすぐるような、登場人物みんながまっすぐでこっちがくすぐったくなるような作品が多かったです。 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙絵に不思議なものを感じて、おそるおそる手に取りましたが、中身はバツグンでした。
主人公のわかぺーこと若葉の不思議ちゃん加減に、心底やられました。強烈です。思わず守ってあげたくなるほんわかした見た目に、30と言う年齢、しかも潔癖!苦手なことは徹底的に回避するし、かなり辛辣なところも。もう、やることなすこと、手書きの独白まで、こんなに気になる人物描写ってすごい。
そんなわかぺーに、果敢にも「俺女の人ダメっぽいんだけどわかぺーはどう?」と告る、タウン誌記者で年下攻の吉川。
若さなのか、あれだけ引かれた態度をとられても、めげることなく徐々に距離を縮めていくところなんかもう最高に男前。
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Posted by ブクログ
依田さんって、理数系の頭脳で文学的である漫画と言うものを描いている凄い人、って思ってる。
雨音のキャラが最高ですな。女王様な癖に、好きな寅の前では一生懸命甲斐甲斐しくて。振舞っているのでも、猫かぶっているのでもない、彼の女王様部分を知っている人間から見ればそう見えるかもしれないが、雨音のこの部分は、「自分が好きな相手」にのみ発動する、ってだけなんだよな、装っているのでは決してないのだ。その人間が如何に雨音の中で特別な存在か、と言うことなのだ。女王様な癖に尽くせるって、ある意味最強じゃんか~!!!
依田さんは、ぱたっと筆を止めてしまいそうな気がするから怖い。依田さんの独自性を依田さん自身は大仰に