小谷賢のレビュー一覧
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1948年に建国されたイスラエルという若い国家の存続のために活動する情報機関モサド。そのモサドの歴史を淡々とまとめている。モサドは組織を規定する根拠法を有していないが、自らを律して存続している。ユダヤ人の国家として、ナチス関係者の逮捕は最重要ミッションでとのことで、アイヒマン捕獲作戦が有名。
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第一章 創設の時代 (初代長官 シロアッフ)
第二章 飛躍の時代 (ハルエル、アミット)
○ フルシチョフによるスターリン批判演説の内容を入手し、暴露
○ アイヒマン捕獲作戦に成功
○ ソ連の戦闘機ミグ21奪取に成功
第三章 試練の時代 (ザミール)
○ ミュンヘンオリンピックで起こったテロ事 -
Posted by ブクログ
○情報・データをインテリジェンスに加工する専門組織が必要
○インテリジェンスがあっても、計画に活かされない。
インテリジェンスに基づかない計画は失敗する。
✖️情報畑以外の人間が情報分析・評価を行うと間違う
・三国同盟、外務省・陸軍・海軍の全てが雰囲気だけで調印
・ドイツの軍事力と工業力を過大評価
・下調べもせずに突き進む
・イタリアの国力も。
・独ソが険悪な状況にあるという情報も無視
・チャーチルの傾向も無視
✖️主観的情勢判断
・既定路線に合う生情報を入手しては都合の良い情勢判断
・作戦部門や政策決定者の分析判断は間違う
・過去の成功体験に基づく判断
◯情報部 情報の断片から有効な -
Posted by ブクログ
ネタバレ911のテロ以降、情勢を収集・分析し提供する組織から、暗殺リストを基にドローンでアメリカの敵を消す軍事組織に変貌を遂げるCIAを描いたノンフィクション。
時系列ではなく、現場の工作員から大統領まで登場人物が多く読みづらい。
しかし、軍隊を持つ国防総省と情報収集・分析から軍隊を持とうとするCIAの役所間の権力闘争は見どころ。本来のヒューミントを中心とした情報収集能力の低下もしかり。
テロリストを擁護するつもりはないが、相手国家への主権侵害が恐ろし過ぎる。
著者の暗殺に対する批判的な姿勢は、アメリカ人の良心が生きていると感じることができるのが唯一の救い。
ティム・ワイナーの名作「CIA秘録」 -
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Posted by ブクログ
国家がインテリジェンスを活かすためにはどうすればいいのか。
インテリジェンスとは、①国家が国益を追求するために不可欠な知識(情報)、②情報を扱う専門の組織、③情報収集や分析、そして政策決定者による利用までを含む一連のプロセス、の3つの意味を内包している。
主に、世界のインテリジェンス組織、インテリジェンスの歴史、手法、秘密保全、統制と監視、日本のインテリジェンスに分けて話が進められていく。
本書からインテリジェンスの必要性はあまり感じられなかったけど、一つの組織として国益追求のために日本が整えなければ行けない部分が山ほどあることは分かった。
委員会型のイギリスと中央集権型のアメリカ。日本はアメ