小谷賢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ911のテロ以降、情勢を収集・分析し提供する組織から、暗殺リストを基にドローンでアメリカの敵を消す軍事組織に変貌を遂げるCIAを描いたノンフィクション。
時系列ではなく、現場の工作員から大統領まで登場人物が多く読みづらい。
しかし、軍隊を持つ国防総省と情報収集・分析から軍隊を持とうとするCIAの役所間の権力闘争は見どころ。本来のヒューミントを中心とした情報収集能力の低下もしかり。
テロリストを擁護するつもりはないが、相手国家への主権侵害が恐ろし過ぎる。
著者の暗殺に対する批判的な姿勢は、アメリカ人の良心が生きていると感じることができるのが唯一の救い。
ティム・ワイナーの名作「CIA秘録」 -
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Posted by ブクログ
国家がインテリジェンスを活かすためにはどうすればいいのか。
インテリジェンスとは、①国家が国益を追求するために不可欠な知識(情報)、②情報を扱う専門の組織、③情報収集や分析、そして政策決定者による利用までを含む一連のプロセス、の3つの意味を内包している。
主に、世界のインテリジェンス組織、インテリジェンスの歴史、手法、秘密保全、統制と監視、日本のインテリジェンスに分けて話が進められていく。
本書からインテリジェンスの必要性はあまり感じられなかったけど、一つの組織として国益追求のために日本が整えなければ行けない部分が山ほどあることは分かった。
委員会型のイギリスと中央集権型のアメリカ。日本はアメ