今野緒雪のレビュー一覧

  • マリア様がみてる21 薔薇のミルフィーユ

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    「マリみて」第21巻。

    前巻では人間模様にそれなりの動きがあり、これから新たな物語が始まる様相を見せていたが、本巻はその「嵐の前の静けさ」といったところか。前巻の出来事を受けてからの、三色薔薇姉妹それぞれにスポットが当てられたエピソードが収録されている。

    特に紅薔薇姉妹については、柏木氏の重要(となりそう)な秘密に触れられていたりと、今後の展開に影響を与えそうなエピソードとなっている。冒頭の登場人物紹介から可南子が消えたので、祐巳の"妹"が決まるのももう間もなくかな。

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    2021年02月18日
  • マリア様がみてる20 妹(スール)オーディション

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    「マリみて」第20巻。

    剣道の交流試合までに"妹"を作らないと、前黄薔薇様である江利子に負けてしまう(?)由乃が、"妹"候補者を探すために「"妹"オーディション」を企画するお話。

    祐巳には瞳子と可南子という"妹"候補が既に登場しているが、由乃の"妹"候補は本巻で初登場となる。16巻のSSで登場した笙子が再登場を果たしたり、新聞部1年生の名前が判明したりと、人間模様にそこそこの動きがある巻となっている。

    「"妹"にしたいランキング1位:島津由乃」(理由:護ってあげたい!)

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    2021年02月07日
  • マリア様がみてる17 チャオ ソレッラ!

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    「マリみて」第17巻。

    祐巳ら2年生が、修学旅行でイタリアに行くお話。本当にそれだけ。・・・正直、中身はない。印象に残ったのは、ラストの祥子と可南子の会話という・・・本編のはずの修学旅行はほとんど印象に残らなかったなぁ。。。

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    2020年12月29日
  • マリア様がみてる16 バラエティギフト

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    「マリみて」第16巻。

    元"黄薔薇さま"である江利子から贈られてきたバラエティギフト(お菓子の詰合わせ)に、何の企みかと訝しむ由乃と、山百合会の面々との会話から繰り広げられる、バラエティあふれるミニエピソード集。山百合会の面々以外のリリアン女学園の生徒らがメインのエピソードとなっている。

    感想は・・・・・・やっぱり由乃は可愛い!

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    2020年12月24日
  • マリア様がみてる15 レディ、GO!

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    「マリみて」第15巻。

    前巻が花寺学院の学園祭だったので今巻はリリアンの学園祭かと思ったら、体育祭だった。
    前巻で喧嘩別れのような形で別れてしまった可南子と、もう一度話し合いたいと考えていた祐巳。なんとか可南子と話し合う機会を作り、体育祭で勝ったら仲直りするために学園祭の準備を一緒にしよう(=生徒会の仕事を手伝って欲しい)と提案し、もし負けたら可南子の言うことを何でも聞くことを約束する。果たして祐美と可南子の勝負の行方は?また、可南子は祐美に何を求めるのか?

    可南子ちゃん再登場で嬉しい。そしてラスト(ここで初めて可南子ちゃんの姿が挿絵で見れる!)の可南子ちゃんが可愛すぎて可愛すぎて・・・悶

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    2020年12月13日
  • マリア様がみてる14 涼風さつさつ

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    「マリみて」第14巻。

    夏休みが終わり、二学期が始まったリリアン女学園。毎年恒例のリリアン女学園と花寺学院両生徒会の学園祭交流企画が進み、本巻では花寺学院学園祭の模様が、また、学園祭の準備が進められる中で起こった、祐巳を慕う一年生の可南子にまつわるエピソードが描かれている。

    可南子と花寺学院学園祭のエピソード、どちらも中々に刺激的で、久しぶりに次の展開が気になる内容だった。特に可南子のエピソードは好み。こういう"醜さ"を題材とした内容は今の所あまりないので、これからもっと出てくれると嬉しい。可南子ちゃんまた出てきてくれないかな。(まあ出てきたとしても、改心して"

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    2020年11月21日
  • マリア様がみてる13 真夏の一ページ

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    「マリみて」第13巻。

    前巻に引き続き、夏休みのエピソードを描いている。

    祥子の男嫌いを克服させるために、祐麒ら花寺学院高校勢を巻き込んで秘密の作戦を決行する、『略してOK大作戦(仮)』。新聞部の真美が、"白薔薇さまのつぼみ"である乃梨子の、仏像愛好家仲間である"タクヤくん"をスクープするため、2人の逢瀬を狙う、『おじいさんと一緒』。"黄薔薇姉妹"である令と由乃の夏休みのシーンを、令の日記を添えて描かれる『黄薔薇☆絵日記』。これら3つのお話が収録されている。

    なんでもない夏休みの、ちょっとしたエピソード。

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    2020年11月07日
  • マリア様がみてる12 子羊たちの休暇

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    「マリみて」第12巻。

    夏休み。祥子の避暑地の別荘に招待された祐巳。大好きな"お姉さま"と二人きりで過ごすバカンス。しかし、そんな楽しいひと時に、祥子に憧れる"お嬢様"たちの「魔の手」が伸びる!果たして、祐巳は無事でいられるのか!?(笑)

    ついに登場、ド定番の「"お嬢様"の"平民"に対する嫌がらせ」。最早、様式美。リリアン女学園内では、山百合会(生徒会)がほとんど神聖視されている状態なので、この手の嫌がらせが出てくる気配がなかったからなぁ。いやはや、安心した。(違う)

    あと、ラストの祥子の一言・・・正直、自分

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    2020年10月25日
  • マリア様がみてる11 パラソルをさして

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    「マリみて」第11巻。

    「雨降って地固まる」第二部・・・と思っていたのだが、そんな感じではなかった。「志摩子×乃梨子」と「令×由乃」は、お互いが本音でぶつかって絆を深めている感じがあるのだが、「祥子×祐巳」は、「すれ違いを起こす→誤解が解ける」をしているだけで、いまいち絆が深まっている感じがしない。というか、これから同じことを何度も繰り返すのではないだろうか、この"姉妹"は。(既に『ウァレンティーヌスの贈り物』でも、似たようなことしているし。)まあ、「思い込みが激しい」というのがこの"姉妹"のキーワードなので、絆を深める(確かめ合う)エピソードとしては

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    2020年10月20日
  • マリア様がみてる10 レイニーブルー

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    「マリみて」第10巻。

    「雨降って地固まる」第一部。(多分)
    初夏の梅雨シーズン。天気の晴れないじめじめとした季節に合わせてか、山百合会の人間模様も不安定な様相。乃梨子を"妹"に迎えることに決心がつかない志摩子、令に剣道部に入部することを反対されて憤慨する由乃、祥子に遊園地デートの約束を何度も反故にされた挙句、一年生の瞳子との親しい関係を見せつけられて疑心暗鬼に陥る祐巳。彼女らは立ちはだかる問題を乗り越え、新たに"絆"を深めることができるのか―――。

    本巻で「志摩子×乃梨子」と「令×由乃」は解決。
    次巻は「祥子×祐巳」の解決編。(多分)

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    2020年10月13日
  • マリア様がみてる9 チェリーブロッサム

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    「マリみて」第9巻。

    前巻で3年生が卒業し、今巻から新年度が始まる。祐巳ら1・2年生は1学年進級し、それぞれの立場も"薔薇さまのつぼみ"は"薔薇さま"へ、"薔薇さまのつぼみの妹"は"薔薇さまのつぼみ"へ変化している。

    本巻の目玉は、なんといっても新1年生=新キャラクターの登場だろう。一人は、仏像愛好少女・二条乃梨子。もう一人は、小悪魔系(?)お嬢様・松平瞳子。両名とも、祐巳ら既出キャラとはまた違った魅力を見せてくれており、新しいスタートを切った「マリみて」の世界を盛り上げてくれそうだ。特に、掻き乱し役になりそう

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    2020年10月08日
  • マリア様がみてる8 いとしき歳月(後編)

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    「マリみて」第8巻。

    本書は、"薔薇さま"である蓉子、聖、江利子ら3年生の卒業を描く「will」、「いつしか年も」と、聖と志摩子の出会いから"姉妹"になるまでを描く「片手だけつないで」が収録されている。

    ついに迎えた卒業式。これは"別れ"なんかじゃない。約束をしなくても、きっとまた再会する。この学び舎で結んだ確かな絆があるから。だから「さよなら」は言わない。いつもどおり「じゃあね」と言って帰るだけ――――。

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    2020年10月03日
  • マリア様がみてる7 いとしき歳月(前編)

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    「マリみて」第7巻。

    "黄薔薇さま"の不純異性交遊(?)疑惑を発端とする騒動を描いた『黄薔薇まっしぐら』。卒業前に"つぼみ"主催で学園行事として開催される「三年生を送る会」と、山百合会の身内で開催される「"薔薇さま"を送る会」に大忙しの祐巳ら二年生以下の山百合会メンバーを描いた『いと忙し日日』。本書には、卒業目前の時期を描いたこれら2編が収録されている。

    次巻はいよいよ卒業式。現"薔薇さま"らが学園を去ってしまうのは寂しい反面、代替わりした新しい日常が見られるのは楽しみ。さて、現"薔薇さま"

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    2020年09月28日
  • マリア様がみてる3 いばらの森

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    「マリみて」第3巻。

    本書では、リリアン女学園を舞台にしたと思われる二人の少女の禁断の恋を描いた小説が、"白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)"によって彼女自身の体験に基づいて書かれたものではないかとの噂について、祐巳と由乃(あと保護者として令)が、真相を探る話が描かれている。

    あとがきでも書かれているように、真相を探る前半「いばらの森」がいつもの「マリみて」で、後半「白き花びら」は"白薔薇さま"の過去を描く少しシリアスなお話。

    前巻で手術を乗り越え、本来の彼女を取り戻した由乃のイケイケっぷりが輝いている。祐巳と由乃は良いコンビになりそうなので、次巻以

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    2020年09月15日
  • 雨のティアラ

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    「マリみて」でお馴染みの今野緒雪さんが2015年に発表した作品。高校一年生の竜田メグムを中心にした家族の物語です。三姉妹を中心にした物語かと思ったら、壮大な家族の物語でちょっと驚きました。とはいえ、なにか大きな事件も起きないし、異世界にも行かないリアルな作品です。家族構成が複雑で何度か道を見失いましたが、読後は爽やかです。サラッとタイトルも回収してて素晴らしい。続編で長女カスミの物語もあるようなのでチェックしないと。

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    2020年08月11日
  • マリア様がみてる17 チャオ ソレッラ!

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    修学旅行編


    ゆみたちと一緒に、ローマ、フィレンツェを旅している
    気分を味わえる一冊


    旅のワクワクやソワソワや
    お姉さまと会えない寂しさや
    ちょっとしたセンチメンタル。


    静さまの登場も素敵

    サトーセイさまの発言を繰り返す謎のインコのくだりも
    面白い(=´∀`)

    でも、ちょっと旅情報多すぎかな?
    ガイドブック読んでるような気にもなった(^^;;

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    2019年10月29日
  • マリア様がみてる16 バラエティギフト

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    奇跡の話が未だに理解できないなぁ、と。
    でも江利子さまのメッセージや、それを渡した江利子の気持ちなど描かれていてとても楽しめました。

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    2019年09月16日
  • マリア様がみてる14 涼風さつさつ

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    この話が元となったシェルシェがすごく好き。
    イメージというか、、、勝手な身勝手な憧れって時に怖いことなのなりかねないよね。

    でもパンダのぬいぐるみ着せられてとか推理研のところはなんかモヤっとしたかな。

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    2019年06月20日
  • マリア様がみてる13 真夏の一ページ

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    あー、なんで朝から会っちゃうの?なんで言っちゃうの!?

    って思っちゃった。アニメでは描かれてなかった美奈子さんの存在とかタクヤ君には驚かされたなぁ。

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    2019年06月12日
  • マリア様がみてる12 子羊たちの休暇

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    やっぱり最後はいいね。ひいおばあさまに山百合を渡すところと、「来年もまた遊びに来て」とおばあさまがおっしゃったところでウルっとしちゃいました。伝わる人には想いは伝わるし、やっぱり悪い企みをしてる人には伝わらない。

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    2019年06月12日