今野緒雪のレビュー一覧
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「マリみて」第15巻。
前巻が花寺学院の学園祭だったので今巻はリリアンの学園祭かと思ったら、体育祭だった。
前巻で喧嘩別れのような形で別れてしまった可南子と、もう一度話し合いたいと考えていた祐巳。なんとか可南子と話し合う機会を作り、体育祭で勝ったら仲直りするために学園祭の準備を一緒にしよう(=生徒会の仕事を手伝って欲しい)と提案し、もし負けたら可南子の言うことを何でも聞くことを約束する。果たして祐美と可南子の勝負の行方は?また、可南子は祐美に何を求めるのか?
可南子ちゃん再登場で嬉しい。そしてラスト(ここで初めて可南子ちゃんの姿が挿絵で見れる!)の可南子ちゃんが可愛すぎて可愛すぎて・・・悶 -
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「マリみて」第14巻。
夏休みが終わり、二学期が始まったリリアン女学園。毎年恒例のリリアン女学園と花寺学院両生徒会の学園祭交流企画が進み、本巻では花寺学院学園祭の模様が、また、学園祭の準備が進められる中で起こった、祐巳を慕う一年生の可南子にまつわるエピソードが描かれている。
可南子と花寺学院学園祭のエピソード、どちらも中々に刺激的で、久しぶりに次の展開が気になる内容だった。特に可南子のエピソードは好み。こういう"醜さ"を題材とした内容は今の所あまりないので、これからもっと出てくれると嬉しい。可南子ちゃんまた出てきてくれないかな。(まあ出てきたとしても、改心して" -
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「マリみて」第11巻。
「雨降って地固まる」第二部・・・と思っていたのだが、そんな感じではなかった。「志摩子×乃梨子」と「令×由乃」は、お互いが本音でぶつかって絆を深めている感じがあるのだが、「祥子×祐巳」は、「すれ違いを起こす→誤解が解ける」をしているだけで、いまいち絆が深まっている感じがしない。というか、これから同じことを何度も繰り返すのではないだろうか、この"姉妹"は。(既に『ウァレンティーヌスの贈り物』でも、似たようなことしているし。)まあ、「思い込みが激しい」というのがこの"姉妹"のキーワードなので、絆を深める(確かめ合う)エピソードとしては -
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「マリみて」第10巻。
「雨降って地固まる」第一部。(多分)
初夏の梅雨シーズン。天気の晴れないじめじめとした季節に合わせてか、山百合会の人間模様も不安定な様相。乃梨子を"妹"に迎えることに決心がつかない志摩子、令に剣道部に入部することを反対されて憤慨する由乃、祥子に遊園地デートの約束を何度も反故にされた挙句、一年生の瞳子との親しい関係を見せつけられて疑心暗鬼に陥る祐巳。彼女らは立ちはだかる問題を乗り越え、新たに"絆"を深めることができるのか―――。
本巻で「志摩子×乃梨子」と「令×由乃」は解決。
次巻は「祥子×祐巳」の解決編。(多分) -
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「マリみて」第3巻。
本書では、リリアン女学園を舞台にしたと思われる二人の少女の禁断の恋を描いた小説が、"白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)"によって彼女自身の体験に基づいて書かれたものではないかとの噂について、祐巳と由乃(あと保護者として令)が、真相を探る話が描かれている。
あとがきでも書かれているように、真相を探る前半「いばらの森」がいつもの「マリみて」で、後半「白き花びら」は"白薔薇さま"の過去を描く少しシリアスなお話。
前巻で手術を乗り越え、本来の彼女を取り戻した由乃のイケイケっぷりが輝いている。祐巳と由乃は良いコンビになりそうなので、次巻以 -
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