今野緒雪のレビュー一覧

マリア様がみてる10 レイニーブルー

今野緒雪 / ひびき玲音

祐巳の心の動きが、ひどく切ない。女性同士であるけれど。これは間違いなく恋愛小説だよなぁ……。全体を通じて、同日のそれぞれの姉妹の様子をそれぞれの立場で描いていて。なかなか面白い構成だった。

マリア様がみてる12 子羊たちの休暇

今野緒雪 / ひびき玲音

サイドストーリーといった感じ。「ウァレンティーヌス」でのデートを、一冊に引き伸ばした感じがしなくもない。しかし、金持ちって本当にこんなのなのか…？

マリア様がみてる13 真夏の一ページ

今野緒雪 / ひびき玲音

「涼風さつさつ」「特別でないただの一日」へのお披露目的な部分もある巻。本当に個人的な意見を言えば、ＭＴＦなキャラクターが出てくるのにただただビックリした巻。

マリア様がみてる18 特別でないただの一日

今野緒雪 / ひびき玲音

やっと、主人公の学校の学園祭。ほとんど学園コメディ。最後に次への導入部をいれてるので、次こそストーリーが大幅に進むのだろうか？

マリア様がみてる17 チャオ ソレッラ！

今野緒雪 / ひびき玲音

「修学旅行かよ…文化祭まだかよ…
」という巻。コメディ色が強いわけでもなければ進展もないけど、イタリア旅行記（フィクション）なので、読後はちょっとイタリアに行きたくなる。

マリア様がみてる16 バラエティギフト

今野緒雪 / ひびき玲音

短編集。最初の一遍だけ、主だったキャラクターの話でないので「？」と思いましたが、テンポもいいし、裏話や後日談といった話の方が多いので、ファンなら楽しめる作品。

マリア様がみてる15 レディ、GO！

今野緒雪 / ひびき玲音

コメディ担当の巻。ひたすら運動会。すっかり学園祭モードで話が進んでたのに、ここで運動会が入るなんて…という感じもした。競技も変なの多すぎ（笑）

マリア様がみてる11 パラソルをさして

今野緒雪 / ひびき玲音

「レイニーブルー」の続編。前回でどん底近くまで落ちたため、この間では好転していきます。この２冊は、成長とか進展の巻で、是非２冊同時購入をオススメします。

マリア様がみてる10 レイニーブルー

今野緒雪 / ひびき玲音

ストーリー重視の、重たい話の巻。ひたすらウジウジ、すれ違い。ちゃんとストーリー進めてる巻。凄く気になる終わり方をしててイライラしました（笑）

マリア様がみてる9 チェリーブロッサム

今野緒雪 / ひびき玲音

新入生入学。だからやっぱりお披露目的な部分もあるけど、準主役がひた隠しにしてきた秘密がわかるという点では進展がある。さらに、コメディ要素もあるので、何気にバランスが取れてる巻。

マリア様がみてる7 いとしき歳月（前編）

今野緒雪 / ひびき玲音

卒業の話。後々の作品も全部そうなっちゃうんだけど、結局これは「キャラ萌えで読ませる作品」だから、レビューは難しい。キャラで読ませるのはこの手の小説では普通だし、特に悪い評価を下す部分もないから余計に難しい。

マリア様がみてる6 ウァレンティーヌスの贈り物（後編）

今野緒雪 / ひびき玲音

前編で思いっきりドタバタ劇にした分、収集をつけていく＋キャラクターに引きこむための巻。短編集みたいな感じで読めます。

マリア様がみてる5 ウァレンティーヌスの贈り物（前編）

今野緒雪 / ひびき玲音

前編･後編通してコメディの本領を発揮しているので、好感。ドタバタ加減は前編が上。共学にはありえないだろう、「女子校ノリ」を楽しめる作品。でもこんなノリの女子校ありません。

マリア様がみてる4 ロサ・カニーナ

今野緒雪 / ひびき玲音

ある意味、「いばらの森」とセット（前巻の中心人物が今回もキー）。キャラで読ませるシリーズだから、内容の良かったところを誉めろといわれても困るんだけど。最初の作品から通して読んでれば、既にハマるかハマらないかがわかれるはず。「楽しめて、萌えられればＯＫ」のスタンスでどうぞ。

マリア様がみてる2 黄薔薇革命

今野緒雪 / ひびき玲音

前作の次に、立て続けにこれを読むことをオススメ。最初から世界観を飲みこんでから読むからか、２作目の方が面白いです。

マリア様がみてる18 特別でないただの一日

今野緒雪 / ひびき玲音

学園祭話、なんだけどいまいち印象薄し。もう少し演劇の話が欲しかったかも。
次巻は黄紅の妹話になりそう。

マリア様がみてる8 いとしき歳月（後編）

今野緒雪 / ひびき玲音

すごく目に付くところにあったから思わず購入(笑)。女性なら少なからず共感するようなトコもチラホラ。楽しかったですｗ
白薔薇様大好きですよ??(笑

マリア様がみてる1

今野緒雪 / ひびき玲音

集英社コバルト文庫を読んだのは、小学生の頃以来だ……。
前田珠子の「破妖の剣」シリーズとか。遠い目。
本作は１９９８年初版。
いまアニメを一気見しているので、どんな文章なのかしらんと思って。
結構素直で読みやすい文体。
そりゃ読み手を想定したものだろうから。
またアニメを見てみても、むしろ耽美とか古風とかいう印象とは程遠く、そんな予断との落差でカラッとしているところや庶民的なところが魅力だと思っているので、そのアニメ通りだとも思う。
この振幅。
本棚に全巻並べたい欲望はあるが、そこまでの時間もスペースも。
まずはアニメを見切ることから。

秘密のチョコレート チョコレート小説アンソロジー

今野緒雪 / 岩本薫 / 我鳥彩子 / はるおかりの / 櫻川さなぎ / yuk

チョコレートに関する、アンソロジー。

２話目の、チョコレートは手作りで、に
本当にこの台詞言うのがいるのか！　と。
現実でやっても、反感以上のものはないですが
本当に作りに行く女の子がすごい。
落ちには笑いましたが。
そいつにやるのは、確実にもったいない！

江戸時代にもチョコあったのか、の驚きもありますが
当時の人達が食べるには、ちょっと濃いような？？

甘酸っぱい話ばかりかと思ったら
別方向のものもあって、面白かったです。

マリア様がみてる36 ステップ

今野緒雪 / ひびき玲音

「マリみて」第36巻。

前巻に続き、いつもの"薔薇ファミリー"が登場しない番外編。男性との交際を巡って揺れ動く、リリアン女学園の二人の女生徒、佳月と律の百r…友情物語を描く。

何も気づかずに読み終えてしまうと、ただの女生徒の友情物語だが、気づいてしまうとニヤニヤが止まらない、"マリみて"ファンのための番外編。（全くピンと来なかった人は、とりあえずいつものプロローグを読み直してみよう！）

と、真相が分かるとその仕掛けに感心するのだが、読中の面白さはぼちぼちといったところ。