西崎憲のレビュー一覧

  • 青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集

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    絶版のちくま文庫版と収録作品はほぼ同じ。以前読んだとき同様、やはり「キュー植物園」の完成度がとびぬけてすばらしい。園を行き交う人びとが、ありえたかもしれない過去に思いをよせたり、でもいま手にしているこの現実でよかったんだと思いなおしたりする意識の流れが、花々や蝸牛の描写をおりまぜつつ見事に点描されている。絵で喩えるならジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」のよう。

    他には「堅固な対象」「池の魅力」も好み。一方、焦点のない構図で撮影された写真みたいに、とりとめがなくてよくわからない話も。

     【ノーツ】

    ▶20世紀は「メタ」の時代
    ・訳者解説によると、ブルームズベリー・グ

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    2023年02月16日
  • Genesis 白昼夢通信

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    どうしてみんなうなじにケーブルを接続したがるのか。脳に近いから?攻殻機動隊の見過ぎ?
    地獄を抜い取る、モンステリウム、痩せたくない〜が好き。

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    2022年11月10日
  • あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集

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    60冊目『あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集』
    (ジーン・リース 著、西崎憲 編、安藤しを他 訳、2022年7月、亜紀書房)
    1950〜70年代にかけて活躍した晩成の女流作家、ジーン・リース。
    短篇の内容はいずれも世間に疎外された女性を扱ったものである。
    時代設定が分かりづらく、また掴みどころのない抽象的な作品も多いので、彼女の生涯を調べた上で読み進めていかないと理解が追いつかないかも知れない。

    「わたしはほんとうにはどこにも属していないし、属すためのやりかたを買うお金もない。」

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    2022年08月29日
  • ヘディングはおもに頭で

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    最近流行りの繊細さんの心理描写や人間観察をフットサル中心に展開する話。こういう若者が増えているということか。思わせぶりなタイトルは最後までストーリーと関連付けられなかった。

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    2021年01月29日
  • ヘディングはおもに頭で

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    二浪中の主人公「おん」
    弁当屋でバイトをしながら
    フットサルのクラブに夢中になり
    受験勉強に意味を見出せなくなる。
    読書クラブでの人間関係だったり
    狭い世界でもいろんなことが起こる。
    一見弱そうな主人公だが
    悪口や陰湿な嫌がらせにも
    淡々とやり過ごしているのが強さをもつ。
    無気力なのか意思が強いのか
    よく分からない不思議な人格。

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    2020年12月21日
  • ヘディングはおもに頭で

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    浪人生の日常の物語。
    フットサルや読書サークルという新しい環境に自らを置き、何か大きな出来事がある訳ではないけど、ちょっとずつ緩やかに変化していく主人公。
    浪人生だけど、あまり受験勉強とかのシーンはありません。フットサルのシーンがメインかな。

    何となく、こんなゆるゆるだらだらした雰囲気、嫌いじゃない。実際大学生とかもこんな感じだよね。主人公は大学生じゃないけど。でも、リアル。
    自分も浪人してたから、既に大学生になっている友達や社会人に対しての妙な劣等感というかちょっとモヤモヤした気持ちよく分かる。

    19歳とか20歳って、いちばん中途半端な期間な気がする。
    大学生になっていればまだしも、浪人

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    2020年10月28日
  • Genesis 白昼夢通信

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    SF。短編集。シリーズの2年目。
    前年よりは好みの作品は少ないけど、このシリーズ大好き。
    珊瑚のシリーズ短編、門田充宏「コーラルとロータス」が一番好み。
    水見稜さんの作品を初めて読めたのも収穫。
    石川宗生さんも相変わらず独特の雰囲気で好印象。

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    2020年08月07日
  • Genesis 白昼夢通信

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    東京創元社の書き下ろしSFアンソロジーGenesisの2作目。収録作の中でいちばんかっこいいタイトルをそのまま表題に据えるという方針は潔くて好き。
    これに限らず創元社の自社のSF 短編新人賞出身者に発表の場を積極的に提供しようという姿勢は応援したい。
    収録作の中では石川宗生「モンテスリウム」がわりと好みだったが、全体的にあまりしっくりこなかった。読みやすいアンソロジーではあると思う。

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    2020年01月23日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    予備知識なしで読んでいった。
    「アッシャー家の崩壊」と「ヴァルドマール氏の死の真相」なんかは文章の凄味が感じられるようでよかった

    だけど…これはポーの持ち味なのか、翻訳の具合なのか、
    日本語にちょっと違和感を感じるところがあったような気もして、
    さらに解説のほうでも「ん・・?」と思うところがあって

    さらにポーは翻訳者いわく、修辞に特徴があるようで
    はたしてこの1冊だけでポーを楽しんだことになるのか
    他の翻訳と読み比べ、はたまた英語版を見てみるべきか?

    ここまで「うー」となったことはいままであんまりないかも・・・個人的には翻訳のせいかな・・?と思うのですが。

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    2012年05月15日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    エドガー・アラン・ポーは、黒猫ぐらいしか読んだことが無かった。それも高校生ぐらいの時に読んだので、暗いという印象しかない作家であった。

    そして、本を読んだ感想は・・・。
    正直、大して印象が無い。おもしろかったけれど、それ以上ではない。
    若干うまく書かれたホラー小説を読んだ感じ。

    あとがきによると、ポーの評価は、国によってまっぷたつにわかれるらしい。

    イギリスやアメリカでは、「子供の書いたストーリー」とか「気味が悪いだけ」などの酷評を受ける反面、日本やフランスでは高い評価を受けている。映画の傾向などを見るとわからないでもない。白黒割り切ろうとする英米人と、割り切れない感覚がすきなフランス人

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    2011年07月12日
  • エドガー・アラン・ポー短篇集

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    ポーの短編集。

    聞いたコトがある作品が多いですが
    読むのは初めてのモノばかりでした。

    どれも怪奇的な要素が織り込まれてて
    面白かったです。

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    2011年09月29日