西崎憲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絶版のちくま文庫版と収録作品はほぼ同じ。以前読んだとき同様、やはり「キュー植物園」の完成度がとびぬけてすばらしい。園を行き交う人びとが、ありえたかもしれない過去に思いをよせたり、でもいま手にしているこの現実でよかったんだと思いなおしたりする意識の流れが、花々や蝸牛の描写をおりまぜつつ見事に点描されている。絵で喩えるならジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」のよう。
他には「堅固な対象」「池の魅力」も好み。一方、焦点のない構図で撮影された写真みたいに、とりとめがなくてよくわからない話も。
【ノーツ】
▶20世紀は「メタ」の時代
・訳者解説によると、ブルームズベリー・グ -
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Posted by ブクログ
浪人生の日常の物語。
フットサルや読書サークルという新しい環境に自らを置き、何か大きな出来事がある訳ではないけど、ちょっとずつ緩やかに変化していく主人公。
浪人生だけど、あまり受験勉強とかのシーンはありません。フットサルのシーンがメインかな。
何となく、こんなゆるゆるだらだらした雰囲気、嫌いじゃない。実際大学生とかもこんな感じだよね。主人公は大学生じゃないけど。でも、リアル。
自分も浪人してたから、既に大学生になっている友達や社会人に対しての妙な劣等感というかちょっとモヤモヤした気持ちよく分かる。
19歳とか20歳って、いちばん中途半端な期間な気がする。
大学生になっていればまだしも、浪人 -
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Posted by ブクログ
予備知識なしで読んでいった。
「アッシャー家の崩壊」と「ヴァルドマール氏の死の真相」なんかは文章の凄味が感じられるようでよかった
だけど…これはポーの持ち味なのか、翻訳の具合なのか、
日本語にちょっと違和感を感じるところがあったような気もして、
さらに解説のほうでも「ん・・?」と思うところがあって
さらにポーは翻訳者いわく、修辞に特徴があるようで
はたしてこの1冊だけでポーを楽しんだことになるのか
他の翻訳と読み比べ、はたまた英語版を見てみるべきか?
ここまで「うー」となったことはいままであんまりないかも・・・個人的には翻訳のせいかな・・?と思うのですが。 -
Posted by ブクログ
エドガー・アラン・ポーは、黒猫ぐらいしか読んだことが無かった。それも高校生ぐらいの時に読んだので、暗いという印象しかない作家であった。
そして、本を読んだ感想は・・・。
正直、大して印象が無い。おもしろかったけれど、それ以上ではない。
若干うまく書かれたホラー小説を読んだ感じ。
あとがきによると、ポーの評価は、国によってまっぷたつにわかれるらしい。
イギリスやアメリカでは、「子供の書いたストーリー」とか「気味が悪いだけ」などの酷評を受ける反面、日本やフランスでは高い評価を受けている。映画の傾向などを見るとわからないでもない。白黒割り切ろうとする英米人と、割り切れない感覚がすきなフランス人 -