稲荷家房之介のレビュー一覧
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◎プロの若手バイオリニスト・刈谷充にとって、今日は特別な火曜日だった。オケのコンマスを務める南大智との合同練習の日だ。清廉潔白な大智と独創的な充。正反対の二人だが、音楽への情熱は同じくらい熱い。充はそんな大智に友情以上の想いを抱かれている。三年前に酔って大智の部屋に泊まった夜、眠る充にそっとキスをしてきたのだ。関係を壊したくない一心で、今までずっと大智の気持ちに気づかないフリをしてきたが…。
◎詳細
出版社: 海王社
発売日: 2012/6/28
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シリーズ三作目のタイムトラベラー -
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ネオアラブというかんじ。
アラブものの媚薬満載な後宮拉致エロは食傷気味なんですけどね。料理の仕方次第で一味違ったストーリーになるんだなと、思ったより面白く読めました。
イラストが稲荷家房之介センセなので、少女マンガちっくではなく武闘派よりだったところが手に取りやすかったです…全サも読む力になりました。
昔の作品を改稿、改題したそうで、センセにしてはちょっと無理矢理で不自然かな~と思われる展開も。
受が気がつけば超VIP!ごくふつうの日本男子を、アラブの第一王子と第四王子が奪い合い、彼のせいで?クーデターが起こり、一つの国が激変してしまうんですから。
とにかく壮大。驚きのスケールでした。
と -
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短編集
養い子(ユダヤ人生き残り)×元SS将校
両親を亡くし塞ぎこむユダヤ人の子供に「名誉アーリア人」という名称を与え、育て、医者となった後、同胞を死に向かわせた元将校。
第三帝国が崩壊した今、その元将校はかつての養い子によって隔離・監禁されて、凌辱されていた。食事を拒み、日に日にやせ衰えていくが。
ゆがんだ性格に育ってしまった養い子と、SSという立場からそうせざるをえなかった元将校のすれ違いが暗く描かれています。
おまけで、ギャグテイストに仕上げられた養い子(犬)×元SS将校(猫)の漫画も収録されているので、ダーク一辺倒ではありませんが。
(同時収録の蝶の話も秀逸です)
ぜひともおやじ -
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予測不可能なストーリーにどっぷり浸かりたいなぁと思うとき、手に取るのが夜光花センセの作品です。
この方の作品は私にとって、フィットする時としない時の落差が激しくて、そこもまあスリリングなんだけど。
これは、今のところフィットしている方に入ってます。
この話は、あの時こうしていれば、こうなったかも、と後悔することに嫌悪感を感じる人には向かないかも。サスペンス仕立てになっているので、何度かハラハラさせられますしね。
私の印象はなんとなくADVやってるかんじ。人生の分岐があるので。
和成と真吾は先生と教え子の関係で、しかもその教え子をある目的を持って恋愛へと導くところは、ちょっとやばいんじゃない -
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ユダヤ人医師(鬼畜若者)×ナチス将校(オヤジ)のお話。
小説の挿絵では、いつも美麗さを楽しませてくれる稲荷家さんの
初読みコミックスでした。
軍服好き♪だけで手に取ると、表題作の陵辱シーンにちょいと面食らう方も
出てくるかも。直腸塩水洗浄のシーンなどもありましたからね。
廃退的な愛、愛するがゆえの狂気、的描写が嫌いではないので
なかなか読み応えありました。巻末の1本で、やっと2人の未来に希望が。
・・・で
問題、いやもしかしたら本編?!「肉球編」最高(笑)!
表題作の2人が、ケモミミデフォルメハイテンションギャグタッチで
描かれたバージョンなのです。
本編がかなりシリアスなので、ちょっと肩