浅野いにおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そういえば最近、次の巻が出るのが楽しみな漫画が減った気がする。
まぁ自分が最近の漫画に疎くなっただけなんだろうけど。
ただ浅野いにおさんの作品はいつも「何か気になってしまう」ので単行本を買って読んでます。
雄一おじさんというキャラがいちいち重い。
だけど彼の言葉や想いは嫌にリアルでもある。
というか浅野いにおさんの漫画の中の人たちのモヤモヤは自分の中の痛いところを突いてくる。
でもグイグイ読んでしまうM的快感にも似た読書感はなんだろう。
人物や背景の描写が精巧なのにプンプンとその身内はラクガキのヒヨコみたいなリアリティーのないルックスをしている。
雄一おじさんもプンプンもそのお母さんもラクガキのヒヨコみたいだけど彼らの抱える問題や苦悩はリアルだったりする。
帯に井坂幸太郎さんのコメントで「前衛でありながら王道」ってあるけどまさにその通りだと思う。
ほんわかしててポップなのに暴力的でもありちょっと怖いです。
この作品が「虹ヶ原ホログラム」みたいなバッドエンドにならない事を願いつつ次の巻が出るのを密かに楽しみにしてます。