葛西リカコのレビュー一覧
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シリーズ第5弾は、前回と同じくモフモフ×騎士。ちっちゃい頃はかわいくて甘えっ子だった聖獣が、気が付いたら身体も態度も大きくなって反抗期でえらそうになってた…という、なんだか切なくも身に沁みる話です。
ヘタレで騎士としての華がなく、カッコよさも今ひとつなリオン。インペリアルとして高い能力を誇るアルティオからすれば、不甲斐ない気持ちになるのも無理はないのです。
それだけではなく、小さい頃から研究に没頭して夢中になるリオンに遊んでもらえなかったりと、とても淋しい思いをしていたアルティオ。
それが皆のためになるとても大切な研究だとしても、甘えたい盛りの子供には理解できるわけもなくて、小さい頃の姿がキュンキュンするほどかわいいだけにアルティオに対するかわいそうな気持ちで胸が一杯になりました。
怪我までさせるなんて、リオンは親としては尾木ママからきっと失格にされるでしょう…
リオンはこれまでアルティオに邪険な態度なんて一度もしていないし、いつも慈しみの気持ちにあふれてるんですが…努力不足。
なりはデカくても、まだまだ未熟なアルティオには理解できなかったんでしょうね…
リオンがもっと注意深くアルティオを見つめよく話し合っていれば、こんな間違いやすれ違いはおこらなかったよねと涙が止まりませんでした。
アルティオもリオンも決して完璧ではない人間臭さがあって身近に感じられました。
エドワルドの陰謀という大きなトラブルに巻き込まれ、危機を乗り越え、精神的に成長して強くなって二人の絆がしっかりと結ばれていくまでの過程が涙無しには読めなかったです。
大人っぽくなって頼もしくなったアルティオだけど、これからはリオンがベッドでせいいっぱい甘やかしてあげてほしいです。
聖獣攻(かわいかった子供時代は重要)って、ほんとに萌えます。辛いことがあった分、甘い結末で満足。 -
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ネタバレ新しい聖獣と対の絆cpがまた増えました。シリーズも第4弾となって、そろそろ中だるみがあるんじゃないかと危惧していたところ、これはとても目新しい印象の聖獣と騎士の登場で、またもやググっと物語に引き込まれてしまいました。
今回の主人公のキースは、不幸な生い立ちで殆ど野生化して生き延びてきたという変り種。まあ、不幸なのはデフォですけどね…
でも、聖獣とは知らずにずっと共に生きてきたフェンリルとの流浪生活というか、逃亡生活というか…これが想像力をかき立ててくれる面白さで、まさにワイルドライフ。息もつかせぬ面白さでした。
『いい旅、夢気分。野生児二人旅』っていう仮タイトルよりは、かなり生死ギリギリ気分でしたけど…!グルメ、観光、カルチャーショックは、確かに見ることができましたww
いつもよりはcp内での痛いイザコザはなかったので、センセ基準としてはラブラブで甘いほうだと思います。セリムがノロケで頭痛を起こしてるくらいには!
今までの騎士たちも濃い特徴の持ち主だったけど、今回のキースは攻じゃなくて受、というところに喰いついてしまいました!汚いけど美しいんです。強いけど一途でフェンリル以外は信用することができない人間嫌い。彼が広い世界のことを知り、信じあえる仲間を得て心を開くまでの様子に感動しました。
聖獣攻…かなり萌えます。慈しんで育てた子が自分より大きくなって、強くたくましくかっこよく成長。
逆転するところに萌え。
「彷徨者たちの帰還」では、自分達の本来の使命に気づくまでの変遷が、「守護者の絆」では、二人の関係がより明確に親密になるまでの意識の変化が描かれていて、どちらもより世界観が深まる内容になっていて、改めてこのシリーズにおける緻密さとスケールの大きさに深いため息です。
他のインペリアルと騎士もゲストですがオールスター出演。今までの物語を思い出し、改めて萌えをかみしめてしまいます。
キースとフェンリルが彼らと出会うシーンがドラマティックですごくよかったです。
いつも素晴らしいと思ってしまうのは、葛西リカコセンセのイラストなんですよね~今回もどれをとってもステキでどれもガン見です。ハンパなく萌えます。
続編を楽しみにしています! -
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伯爵家の弁護士ドイツ人×伯爵家の子息になりすます男娼(ロシアと日本のハーフ)。
1935年のドイツを舞台にした伯爵家を取り巻く陰謀の物語というところに惹かれて購入。
設定が好みなこともあり、とても萌えました。
偽りの関係でありながら愛してしまった切なさや、次第に追い詰められていく閉塞感、湖の畔の洋館や描写の美しさなど、すごく好きです。
葛西リカコさんのイラストも硬質でほんとに綺麗!
新書版の二段組でもっとじっくり読みたかったかも。
最後に謎が残ったまま終わっている気がするのですが、続きというかスピンオフがあるのでしょうか……?
レンベルク伯爵家がこの後どうなっていくのか……待っているのは破滅なのかもしれないけど気になる。
長兄、次兄、叔父も全員美形一族ということですし、それぞれ謎めいていて気になるのでぜひスピンオフを読みたいです。 -
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ネタバレ秋山みち花センセお得意のファンタジー。表紙買いです。あまりにも美麗で色気もたっぷりでうっとりしてしまう、葛西リカコセンセのカラー絵!★増量です。
…かわいいファンタジーかと思ったら、どエロで意外でした。
神と銀狼の血を引くレアン×天界一の美神であるリーミン。リーミンはその美しさゆえに自分の母親からは疎まれ、父親の天帝からは妻になるように迫られてしまいます。妻…って、すごい。女体化させるとか、とんでもないことを言ってくる父親です。プライドを傷付けられたリーミンは手酷く拒んで父帝の怒りを買ってしまい、狼のレアンの番とされ下界へ追放されます。
リーミンは美人だけど、冷たくて気高い気性の持ち主。当然、半獣のレアンに嫌悪して逃げ出そうとするのですが、そのことで今度はレアンが腹を立ててしまいます。
獣○ですね。こっちがデフォ。お布団は葉っぱと蔓草w表題にもなってるこの“褥”にエロな仕掛けが。
H描写はよく考えるとかなりエロエロしいのですが、そこはレアンの優しさと一途さと森の癒される?雰囲気でソフトで上手くカバーされています…
ロマンティックにすら感じます。
それほど、レアンが尽くしまくっているということですね。とにかくリーミン命なんです。彼のセリフがすごい。全部殺し文句。さすがにここまでされたら、リーミンもほだされるでしょうね。身体は快楽で満たされ、心も支えられ、孤独で愛に飢えていたリーミンは次第にレアンを愛し始めていきます。
初出は同人誌ということで、文章は多少荒削りでツッコミどころも満載ですが、レアンとリーミンの激しいエロだけじゃなく、近親姦や下克上Hもしっかり描いていて、ファンタジーもので考えつく限りのHを一通りこなしていることにはものすごく感嘆しました。タダモノではない。
なのに、いやらしさがない読み心地で、ちゃんと萌えもあるんですよね。
「イヤイヤ言ってた姫が嫌いな相手に無理矢理手篭めにされてしまう」シチュは好物なのですが、これはそれだけじゃなく、その後二人の間に強い愛の絆が芽生え相思相愛になるまできちんと描かれているのが、ポイント。
愛の象徴とも言えるりんごが、良い使われ方をしていて印象的でした。
レアンが愛していると言いながらも、ガマンできなくて襲っちゃうところがツボ。そして、それをツンな態度でありながらも完璧に許しているリーミンに愛を感じます。よかったです。 -
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もふもふ第3弾。今回も大満足♥品質保証の読み応えでした。痛くて耐えられないなんてこともそれ程なく、新しい騎士と聖獣の行く末にハラハラさせられるのみ。
リグはこれまでの攻とは異なり貴族階級ではなく、一般軍人です。ここが物語の要になっています。そして、彼は今までの中で一番世話焼きで面倒見がよくてマメな性分。料理もお裁縫もバッチリ。かわいいカイエにはぴったりなオカンな攻です。
ずっと騎士になることが叶わなかったリグトゥールは、故郷の森でついに繭卵にめぐり合うことができます。ところが何者かの計略でその繭卵を奪われてしまうことに。リグはたとえ何年かかっても最後まで諦めずに取り戻すことを胸に誓うのです。
奪われた繭卵を探し求める執念が実を結び、聖獣となったカイエにめぐり合うことができる場面には胸が熱くなりました。カイエの境遇に思わず涙。リグの持つ優しさにこちらまでも癒されてしまうようなシーンの連続です。
しかし、カイエはすでに別の人間と誓約を交わしていてリグには取り戻すすべがありません。
タイトルは、カイエの置かれている悲惨な状況にたまらず禁断を犯してしまったリグのことを示唆しているんですね…
受より攻の方が傷だらけで相当酷い目に遭っています。
それでも全体的にはオカンなリグのメロメロ子育て物語になっていました。
ちびリュセや、キリハも登場してるのがうれしいところ。ヴァルが相変わらずキリハとラブラブで当てられました。
誹謗中傷、策略など紆余曲折ありながらも、カイエが立派に成長していく姿にリグと同じ目線で「ウチの子が一番!」状態にw
それにカイエって、大きくなっても世間知らずでオクテで…すっごく、かわいい!
他の聖獣たちよりかなり遅咲きwwそんなカイエが学校に入ってみんなに助けられながら徐々にしっかりしていくところは見ものです。
なので、エロ的には未熟でオクテなカイエに寸止め食らわされる一方のリグに同情を禁じ得ないのです!申し訳なくもニヤついてしまいました。
ダブルで肉体的に大打撃を受けてしまうリグなんですよね~
雑誌掲載時には「寸止め終了」だったHも書き下ろしではついに本懐を遂げ、それに加えて初陣の様子もダイナミックに描かれていて、ほんとにスッキリさせてもらいました。
それにしても、リグってほんとにいいオトコです。イラストが素晴らしすぎる。表紙絵と扉絵で、カイエが成長しているのに萌えまくります。尻尾と耳に胸キュンです。ベッドシーンも垂涎モノ。
葛西リカコセンセのイラストは、清楚な中に色気が感じられてぐっときます。 -
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ネタバレここ最近いまいち続きだったので、漸く!!といった感じです。
ファンタジーでないと許されないオチなんですが、これがもう
たまらなくいい。
そしてファンタジーなのに、一貫して流れる作品の温度感の低さ。
淡々としていて山場ですらどこか俯瞰的。
でもそれは悪い意味ではなく、その静謐ともいえる雰囲気が、
この世界観にはもうぴったりなんですよ。
退廃的な空気感と反するような活気ある街、描写。
そして不治の病に冒された受が、攻の気持ちを受け入れるまでの
過程が、なんとも緩やかで穏やかで、おいおいBLでこれって……
と思わずツッコミ入れたくなるほどに悶々とする。
そして献身的な攻がまた……せつない。
ラスト直前、ようやく攻を受け入れた後からラスト、最期を迎える
までの日々は、こみ上げてくるものを抑えられません。
一番良かったのは、BLの攻にありがちな『必ず守ります』系では
なく『ご遺体は晒させない、取り返します』なんて言いきっちゃえる
所だったり、受が攻に送られた指輪を自分のものだから、他に
好きな人が出来たとしても自分が持ってていいかと問うと
『あなた以外に愛する人はいない!』なんて激昂せずに『あなたの
ものです』なんて淡々と答えちゃったりするところ。
あまつさえ、死の床で泣き叫んだりするでもなく、それどころか受の
願いだからと、死に顔さえ見なかったとかもうね……。
なんだこの格好よすぎる新手の攻属性は!!!
もんどり打ちますので、ぜひどうぞ。
あ、ハッピーエンドですからご心配なく(笑)
挿絵も神がかってます。挿絵の為に物語できてんじゃないかって
勢いのシンクロ率。 -
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マージナル、メイヤードww
もーさま崇拝者として、すごく納得できる萌えが存在していました。
もちろん、模倣したわけではなく、やっぱりかわいセンセだな~と思わせる独特の雰囲気があるファンタジーに仕上がっています。
ロマンティックファンタジーもさすがの描写力で読ませてくれる作家さん。
つかの間現実を忘れて、うっとりしてしまいました。
あやふやな世界観ではなく、はっきりくっきり頭に思い浮かべることができそうです。なので、BLでSFというわかりにくい設定もすんなり受け入れて読み進むことができるのがポイント。
糖分は控えめ。甘ったるくありません。硬質な文章でエイドレア辺境地がまるで心象風景であるかのように、寂寞感すら漂っています。
それなのに、たまらなく胸キュンにさせられるんですよね。
胸キュンの原因は、カレルにあるような。
クールビューティーの見た目からは想像できない実年齢は百歳近く!身体が弱くはかなげなくせに、辺境で気丈に執政官として淡々と日々任務をつつがなくこなしているその姿には、そこはかとなく淋しさが感じられるのです。
そんな彼が気まぐれで拾った剣闘士の少年がユーリス。市場で買い取った時には13歳の少年だったのが、成長してたくましく立派に育っていく過程も丁寧に描かれていて、カレスと共に見守ってしまった…というかんじです。
ユーリスが青年になって、気がついたらカレスを守れるような強い男へとなっていたところがツボでした。
葛西リカコセンセのイラストが、また秀逸です。文章とイラストが非常にバランスよかった。ユーリスがカッコいい…妄想どおりで萌えました。
一途な大型わんこの騎士なんですよね。
初めて惜しみなく与えられた愛情に、乾いた心を潤すことができたカレス。
胸にじわっときました。切なくて美しいストーリー。 -
Posted by ブクログ
え?ディアプラス?と、びっくりしました。クロスやルナなどアダルトな新書系から出ることが多いのに、かわいめディアプラスとは一体?
と思いましたが、中身はいつもの華籐えれなワールドでした。
葛西リカコセンセの垂涎イラスト。うっとり…
闘牛士×神父。ダブルで萌えます。情熱的&背徳的。
センセはスペインに関して、まさしくBL界の第一人者です。特に闘牛に造詣が深くていらっしゃいます。
なので、闘牛シーンは本格的で、まるで自分がその場にいるかのような臨場感を味わうことができました。これだけでも至福。
攻のマタドールであるユベールのキャラクター設定がまた細かい。フランス人ハーフなのに、スペインで一番の実力と人気を誇っている闘牛士です。その上美形。
フランス人ということで差別する観客を実力で見返し、常に死と向き合ってなお畏れることのない精神力と傲慢さは、完璧なように見えてどこか歪んでいます。
一方の颯也は、ある事件が原因で神学生としてスペインに逃げるようにやって来た日本人。優しいけれど「闘牛なんか嫌、残酷」とちょっと脆弱さがあったりします。優しさゆえに人の苦しみさえ受け入れ、耐え忍ぶタイプなんです。ある意味、聖職者向きかなーと思わせます。
そんな二人がめぐりあい、生死を賭けるような剥き出しの愛に身を任せていくことに。最初のうちは互いの素性も知らないままなんです。相手のことで知っているのは、唯一その身体だけ…というのが切なくて、異国情緒たっぷり。
闘牛士ってホントにギリギリの精神力で闘っていて、まさしく死神に捕らわれていると言ってもいいほどの究極職業なんだと実感です。華やかですけどね。ユベールは闘牛場でいかに英雄として死ぬかということに賭けていて、そのために愛することも愛されることも排除していて孤独です。
颯也も過去の事件のすべてを自分が背負い込んで、誰も愛してはいけない、愛されてはいけないと思っています。
特にユベールなんか、小さい時にあんな衝撃的場面を目撃してしまったら、トラウマになっても当然。
ある意味似たもの同士。
二人ともおんなじこと考えてるんで、すごく相手のことを想っているのに素直になれません。歯がゆいcpです。
でも、似たもの同士だからこそ理解しあえたんだと思わせます。二人で乗り越えていけるんじゃないかというエンディングもよかった。
その分、おまけペーパーではイチャコラな二人が拝めます。イイ男は何をしてもサマになる見本。ユベールがエプロンでパエリア!!
しかも、颯也に独占欲丸出しの心の狭さが笑えます。年下の甘えん坊ぶりに悶えまくり。
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