関裕二のレビュー一覧

  • 「天皇家」誕生の謎

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    古代史の謎解き。ヤマト建国時の吉備、纏向のヤマト連合が、出雲らの東国•日本海勢力と対立。
    東国と結びつく蘇我氏系一族。没落した蘇我氏系が、継体天皇と共に復活。
    表の天皇、裏の出雲というくくりも面白い。

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    2021年03月11日
  • 地形で読み解く 古代史

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    日本は中国や韓国と違って皇帝・王が君臨する、独裁者が現れるという時代が少なかったことが地形や日本列島の場所が影響しているという話は興味深かった。地形では、山がおおく地域が分断されており、それを独裁することが難しかった。また、日本列島が海に囲まれて侵略されにくかったことで、強力な中央集権がそこまで必要でなかった。

    さらに、縄文時代には関東などの東の方が人口が多く栄えていたというのも新鮮な話であった。東の方が落葉樹で狩猟に適していたことが要因であるという。

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    2020年10月28日
  • 縄文文明と中国文明

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    大和魂観の底流を描ききった一冊。
    「神は死に、理性が神になりかわった」ことを理解しているが故、立ち止まる勇気を持ち続けているのが、日本語人。

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    2020年08月17日
  • 古代日本人と朝鮮半島

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    朝鮮、その先にあった中国との関係をもとに古代史をひもとく。

    この一書だけではなんとも判断がつかない。類書を読んで行きたい。

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    2018年09月15日
  • 地形で読み解く 古代史

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    地形で読み解く古代史 関裕二 KKベストセラーズ

    物証の少ない古代史を今に残る地形と地理の関連性と
    現場に立って当時を思い起こしながら
    人間の選択肢を拾い起こしていく
    のそ状況証拠から当時何が起こっていたかを洗い出す
    まるで探偵のように手足で物証を探し求めると言う
    実態のある研究方法で読み解いた日本古代史である

    政治的な編集が歪めている日本書紀と古事記や
    風土記とか魏志倭人伝とは別の姿も浮かび上がってくる

    大陸から見れば南東に太平洋という堀をめぐらす
    東のはずれである日本列島は攻めるに攻めにくく
    そレに値する大きな利益も臨めない特異な場所である故に
    激しいせめぎ合いも回避できて来たと同時に
    時間を懸けて世界の吹き溜まりともなっていたのだろう

    独裁者が生まれなかった理由
    なぜ日本人は多神教的なのか
    独裁者ではない王がなぜ巨大な古墳群を造ったか
    日本を二分する植生の違い
    世界の常識を覆した縄文人
    ヤマト建国を巡る謎
    豊国で朝鮮半島とつながる神功皇后
    瀬戸内海と日本海の対立が生んだ天孫降臨
    なぜ神奈川に巨大前方後円墳が造営されたか
    なぜ八世紀に東北蝦夷征討つは本格したのか

    卑弥呼は30の国から選ばれた合議制の倭国王だと
    魏志倭人伝に記されているという
    この理由は複雑で狭い山と谷と森で仕切られて
    大群が動くには不向きだったからだと著者は言う
    更には各地の自然災害が多いために
    それぞれに恐れるものを神とする多神教が生まれる風土であった
    飛騨山脈と鈴鹿山脈をつなぐ豪雪地帯の狭い関が原で
    東西を二分している日本列島
    又縄文時代の人工は東側で発展していた
    西で稲作が盛んになってからも
    豊かな狩猟採集栽培の食生活を捨てることはなかった

    西は照葉樹の文化で鉄の文化と共に森林が消滅する
    北と東は広葉樹のブナやナラの森で植生も違い
    雑穀とイノシシの家畜化による文化の違う
    農耕を拒んだのは豊かだったことと
    土地の所有という所有意識による戦争をきらった兆しがあるらしい
    継体天皇は東の福井から返り咲くことになる
    縄文人が東から西に移動して来たことで
    脅威を感じた西の人々が東を警戒しながら奈良盆地にヤマトに都を造る

    日本書紀に見る歴史の改ざん
    継体天皇以前の記事を鵜呑みにすることはできない
    当時権力を裏で握った藤原氏は天皇の正当性を建前として
    本音は日本書紀の編纂によって藤原家が正当な家柄だと見せなければならなかった
    正当な蘇我氏を悪者に仕立てることで自分の正当性を築いた

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    2017年07月03日
  • [愛蔵版]古代史の秘密を握る人たち  誰が本当の歴史を封印したのか?

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    日本書紀を、歴史的勝者により都合よく改編されたという前提で、様々な仮説とともに大胆な推理をしている。

    最後の方は、中途半端な話が多くなってくるが、蘇我氏と藤原(中臣)、ヤマトの東・西の関係を、このように見たことはなかった。この本が真実という保証はどこにもないが、教科書をそのまま信じる怖さを感じた。

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    2016年08月07日
  • 天皇家と古代史十大事件

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    関氏の古代史シリーズ。飛鳥・奈良時代の天皇家と藤原氏の関係にフォーカス。一貫した主張には説得力がある。

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    2015年01月18日
  • 新史論/書き替えられた古代史3 聖徳太子と物部氏の正体(小学館新書)

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    古代の日本、色々分かって無いから面白い!北九州勢力と奈良、ヤマト勢力の対立。その間にある吉備・出雲の駆け引きがあったというのが現実的かなぁ。あえて歴史から抹消されている東日本勢についても謎だらけで興味がつきない

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    2014年07月13日
  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……

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    内容的には以前からの著者の説が展開されているので
    他の著書を読んだ後でないと??な部分もあるかもしれませんが
    古代豪族毎に出自や歴史が書かれているので
    古代史に興味がある方はご一読されたら楽しめると思います。
    ただ正史とはかなり違うので
    それらを踏まえて読まれれば。

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    2013年12月12日
  • 天孫降臨の謎 『日本書紀』が封印した真実の歴史

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    内容の信憑性はともかく、飛鳥時代以前の古墳時代の概観がわかりやすく書かれている。個人的には「豊の国」については知らないことが多かったので、この記述だけでも読む価値は充分にあった。

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    2013年08月24日
  • 「出雲神話」の真実 封印された日本古代史を解く

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    知識がなくても出雲神話の謎が楽しめる本。
    後半、それぞれの時代の人物と、神話の人物とのつながりが複雑に感じられて難しいが、出雲への興味は十分そそられる。

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    2013年04月12日
  • 百人一首に隠された藤原定家の暗号

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    末法思想が蔓延した鎌倉時代。藤原氏の没落、武士の台頭。
    こんな時代に編纂された「百人一首」。駄作が多いとされる「百人一首」をなぜ歌の名手と誉れ高い藤原定家があえて選んだのか。
    戦と天変地異、祟り。何をしても救われないという空しい時代に生きた藤原定家のたぶんこれが本音なのかもしれませんね。

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    2013年02月13日
  • 伏見稲荷の暗号 秦氏の謎

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    京都の映画村は「うずまさ」にあり、そこには渡来の秦氏が聖徳太子から進呈された弥勒菩薩を本尊とする広隆寺がある。この広隆寺の聖徳太子像に歴代の天皇がその在位期間衣装を着せる習わしがあるという。また広隆寺の近くの木嶋神社には不思議な3柱鳥居が存在する。
    不思議なのはそれだけではなく、この日本の歴史、文化におおいに寄与した秦氏が何故歴史の表舞台から消えてしまったのか?
    著者の旺盛な想像力による推論はちょっと引いてしまうが、それでもとても興味深い一冊には変わりない。

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    2013年01月10日
  • 『古事記』と壬申の乱

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    定説となっている内容とは違い、いい意味でのスキャンダル性に富んだ1冊。なるほどと頷ける部分も多々ある。この時代も海外との交流は頻繁にあった事実に改めて驚く。もう少しこの時代をお勉強しようかと言う気になった。

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    2012年11月17日
  • つくられた聖徳太子 最強の偉人・成人伝説の謎を解く

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    著者の蘇我氏革新政治、中臣鎌足の百済王子説、藤原氏の一党独裁の説を根幹にした本ですが今回は親鸞や鑑真が登場して新味もありました。個人的には飛鳥昭雄氏の藤原不比等が日本書紀にカッバーラを散りばめた説も面白いと思っているのでますます乙巳の変から律令制定までの謎に興味が深まりました。

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    2012年09月10日
  • 古代日本列島の謎

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    読みやすい面白い日本古代史といえば関裕二。
    タイトルどおり、日本のあらゆる地方、極東アジアの今思われているよりはるかに活発であったであろう交流も視野にいれた説はとても面白かったです。一章一章が興味深すぎてそれぞれにまた別の本が読みたくなります。
    文庫版前書きが一番心に残っている。
    日本人とは何者なのか。
    日本人はどこからきてどこへ行こうとしているのか。
    その信仰の本質はどのようなものなのか。
    日本のインテリ層の嫌う「日本人の曖昧な体質」その根元である「多神教的発想」
    このキーワードで「日本人の正体」がわかるようになってくるはずだ。

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    2012年07月01日
  • 日本を不幸にした藤原一族の正体

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    ほかの方のレビューにあるように関氏の著書を読まれた方には焼き直しの部分が多いですが藤原氏が権力を掌握する過程やそれ以前の蘇我氏、物部氏などの古代豪族がどうやって藤原氏に権力を奪い取られていったか整理されていて読みやすいです。ただ個人的に藤原氏の系統らしいので自分の先祖が‥とは思わないか。飛鳥昭雄氏の著書も好きなので藤原鎌足そして不世出の大天才藤原不比等への興味は深まるばかりです。

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    2012年03月15日
  • 日本を不幸にした藤原一族の正体

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    父から頂き♪やっぱり藤原氏は嫌。勢いのある文章は面白いし、ホント読んでて楽しい一冊でした。なぜ天武系がごっそりお寺(確か)に祭られないで排除されているかの謎が解けた感じ。歴史の本って、皇(王)族メインで、藤原氏を除いて検証されるものが多いけど、やっぱりこの黒幕的な一族は排除できないと思う。

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    2011年12月19日
  • 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る

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     天平の甍、井上靖さんの小説だが、これを30年近く前に読んで古代に興味が沸いた。大化の改新とかの時代が、現在につながっているなどと思ったこともなかったのが、今と同じように活き活きと人々が暮らしている、自分達と変わらないじゃないか、というか、自分の祖先なんだ、と急に身近に感じたものだ。もしかすれば、輪廻転生した自分が、その中の登場人物であったかもしれないし。

     「聖徳太子の秘密」関裕二氏の本を読んで、目から鱗が落ちた。聖徳太子は実は架空の人物で、時の政権を担う天智系の天皇家とそれを支えてきた藤原氏が創り上げた虚構だというのだ。つい最近まで、聖徳太子の実在を疑ったこともなかったが、そういう見方もあるんだ、と自分の古代史観に激震が走った。
     簡単に言えば、実権争いのために天智天皇(中大兄王子)と藤原鎌足が諮って蘇我入鹿を暗殺し、その正当性を主張するために捏造したのが日本書紀という正史であり、前政権の良かった点を聖徳太子という架空の人物の業績とし、悪かった点を殺害された入鹿の仕業とした、というのである。
     とても納得できる筋書きであり、なんとか当時の全容を知りたいと思っている。学者じゃないので、自分が納得できる程度でいいわけだし。

     日本人は「畏れ」という感情を根っこに持っている、という本があった。つまり、祟りを恐れて、不承不承ながら従ったり、敬うふりをする。全国に数ある神社の多くは、祀られている人の祟りを恐れるがためだという。有名なのが、菅原道真の天神様だろう。その他にも、理由が伝わってないだけで、ほとんどは鎮魂のために神社が建てられているのだ。
     そういった畏れの感情を犯人の子孫だけに留まらせず、いわば日本人全体の原罪意識としての畏れの感性になってしまったのはいつ頃からなんだろうか。まずは、犯人であった現天皇の祖先と、藤原氏の罪状を明らかにし、その上で初めて現日本人の文化特質を考ることができるのかもしれない。

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    2010年11月14日
  • 古代史 9つの謎を掘り起こす

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    関裕二氏のファンの方なら、どの章でも読んだことあると感じると思いますが著者の説のダイジェスト版という感じです。この本が初めての関裕二氏の著書であるなら興味を持った章に関する著書があるのでそちらを読めばもっと著者の説に惹きこまれるはずです。

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    2009年11月27日