あらすじ
『日本書紀』が抹殺したかった歴史――なぜ「天皇」という不思議な王が必要とされたのか。皇位はいつ、どのように築かれたのか。謎を解くカギはヤマト建国から8世紀の、凄惨な権力抗争の中にあった。天の羽衣伝説、出雲神話、竹取物語に隠された真実。「正史」が恐れ抹殺した系譜。自ら天皇家を滅ぼそうとした天皇の存在……。古代史の暗部から国家が姿を現し、「万世一系」の近代天皇制に至る一本の道が見えてくる。スリリングな展開で古代史読書の指針となる1冊!
●なぜ、雄略は特別視されたのか
●「東」からやってきた天皇
●聖徳太子礼賛のカラクリ
●天武が「神」と称えられたわけ
●藤原千年の基礎を築いたトリック
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Posted by ブクログ
古代史の謎解き。ヤマト建国時の吉備、纏向のヤマト連合が、出雲らの東国•日本海勢力と対立。
東国と結びつく蘇我氏系一族。没落した蘇我氏系が、継体天皇と共に復活。
表の天皇、裏の出雲というくくりも面白い。