【感想・ネタバレ】古代日本列島の謎のレビュー

あらすじ

日本人の曖昧な体質はどこから生まれたのか。ヤマト建国、共存の着想を検証する。日本と日本人の正体!――日本人とはいったい何者なのだろう。どこからやって来て、どこに行こうとしているのか。たった一つのキーワードを掲げるだけで、おもしろいように「日本人の正体」がわかるようになってくる。そのキーワードとは「日本人の曖昧な体質」なのだ。しかし、この「曖昧な体質」は、ヤマトがいくつもの地方、多くの異なる文化を持った人々の集まりであったため、共存していくうえでの知恵であった。民族の誇るべき歴史といえる。

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Posted by ブクログ

読みやすい面白い日本古代史といえば関裕二。
タイトルどおり、日本のあらゆる地方、極東アジアの今思われているよりはるかに活発であったであろう交流も視野にいれた説はとても面白かったです。一章一章が興味深すぎてそれぞれにまた別の本が読みたくなります。
文庫版前書きが一番心に残っている。
日本人とは何者なのか。
日本人はどこからきてどこへ行こうとしているのか。
その信仰の本質はどのようなものなのか。
日本のインテリ層の嫌う「日本人の曖昧な体質」その根元である「多神教的発想」
このキーワードで「日本人の正体」がわかるようになってくるはずだ。

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2012年07月01日

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