関裕二のレビュー一覧

  • 藤原氏の悪行

    Posted by ブクログ

    鎌足が百済王豊璋であったかどうかはわからないが、藤原氏の飽くなき権勢欲の源泉であること、「大化の改新」が単純な勧善懲悪二元の英雄譚で片付けてはいけないことが分かった。

    0
    2019年01月04日
  • 古代史は知的冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    積読消化。
    古代史の謎=語られない(隠された)歴史のありかと、それらを解き明かすことの面白さを伝える本。

    筆者・関氏の持論や思想が強く著されている部分も多分にあるけれど、それらを含めて素直に、とても面白かった。古代史関連の知識がほとんどない私のような人間からすれば、古代日本史のイメージを一変させられる内容だった。
    古代を舞台にしたドラマや映画がもっと流行ればいいのに…と思うほど、展開がドラマティックで、人間味があって、裏表が複雑で、面白い。隣国中国の古装劇(古代ドラマ)のような感じで、もっと作ってみればいいのに。うちの国でやると、史実がハッキリしないことには炎上しちゃうんだろうか…。


    0
    2018年10月24日
  • 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る

    Posted by ブクログ

    なんとなく目にとまって買った本ですが、学校で習った聖徳太子像とは違った見方をしていて、そういう点では面白かったです。

    万葉集にも隠語が使われてたとか、興味をそそる部分もあったんですけど、細かい人物の名前が、ごちゃごちゃしてきて最後は読み流しで読んだ部分もありました。

    その辺りの歴史人物や歴史背景を詳しく知っておくともっと面白く読めたと思いました。

    0
    2017年01月05日
  • 古代史 50の秘密

    Posted by ブクログ

    藤原氏の権威の保ち方、反藤原勢力と天皇の権力抗争。東国と西日本の境。興味湧く話題だった。鉄に燃料の樹木が消費され朝鮮半島が禿山になった話は、司馬遼太郎の講演にも取り上げられていた記憶がある。2016.9.4

    0
    2016年09月04日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者は、中大兄皇子とともに乙巳の変をなした中臣鎌足を百済王子の豊璋であったと考え、平安京は鎌足を始祖とする百済系の藤原氏が自分たちのため、自分たちの都合の良い天皇(桓武天皇のお母さんは新羅からの渡来人。)のために造った都だとしていました。

    聖徳太子や山背大兄王は始めからいなくって、改革派だった新羅系の蘇我氏を滅亡させた自分たちの行為を正当化するために藤原氏が日本書紀などの歴史書を捏造したって考えているみたい。

    その角度で桓武天皇があわただしく藤原京から長岡京、平安京と遷都した意味を考えた1冊でした。
    確かに歴史は勝者のものだものね。

    天武天皇の後を継いだ持統天皇が、天武系とは別系統の王朝

    0
    2016年04月11日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

    Posted by ブクログ

    蘇我氏が改革派というのは納得。
    でも、聖徳太子非存在というのは…う~ん。でも、妙に納得しちゃったんだよねぇ。。。

    最後の坂上田村麻呂の項は、自分が東北出身なこともあり、
    かな~りおもしろかった。
    確かに地元では愛されてるなぁ。。。とこれも納得。


    とりあえず、藤原氏pgrww
    DQNの日本代表みたいなもんかww

    0
    2014年12月16日
  • 伏見稲荷の暗号 秦氏の謎

    Posted by ブクログ

    もっと日本史を勉強しておけばよかった…。面白いじゃん7世紀近辺。それにしても日本書紀、わかりやすく書いておいて欲しかったな。神話ばかりで事実がわからん。超知りたいのに。

    メロスは激怒した、くらいの平易さがほしかった。

    0
    2014年10月18日
  • ここまで解けた! 「古代史」残された謎  あの人物・事件・遺跡の常識を180度覆す

    購入済み

    不完全燃焼

    内容は興味深く楽しく読みましたが、論説がやや乱暴に思えます。前半ですべてのトピックを少しずつ触り、後半深く説明する作りも、前半読んだ時点で「えっ?それで終わり?」という不完全燃焼感を抱かせます。

    0
    2014年07月16日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

    Posted by ブクログ

     平安京の成立に絡む藤原氏の陰謀と没落を解き明かそうとする試みをしている。一応、章や節のはじめに観光案内らしきものを入れているが、基本的には歴史の考察。かなりオカルトよりの内容であるものの、元々史料の少ない時代でもあるためその辺りはしかたのないところか。
     平安京の成立の根幹には聖徳太子の存在あり、という仮説をもとに論が展開する。そのため聖徳太子の非実在説を積極に取り入れ、なぜ聖徳太子が生み出されたのか、その理由や役割についてかなり詳しく説明している。この部分の説明はかなり説得力があった。一方で、藤原氏、ひいては中大兄皇子や中臣鎌足を”悪者”とするための理論はかなり複雑であると同時に、結論のた

    0
    2014年03月07日
  • 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る

    Posted by ブクログ

    法隆寺が好きなのでその派生として聖徳太子に関するものを読んでみたいと思い
    「本が好き」サイトで知ったので買ってみた。

    こういう考え方もあるんだなと。
    だれもタイムスリップしてみることはできないので
    ホントウのことはわからないけど
    一つの説として興味深く読んだ。

    0
    2014年01月29日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

    Posted by ブクログ

    京都というか、平安京の成り立ちと絡めて
    古代?中世の権力争いを割と面白おかしく書いてある
    本。
    あまり説得性というか学術的な見地には欠けているのでは
    と思われる内容。
    藤原氏・蘇我氏・秦氏。百済系渡来人・新羅系渡来人・
    武士と貴族と天皇の関係。蘇我入鹿が聖徳太子であり
    蘇我入鹿を暗殺したのは中大兄皇子・中臣鎌足ではなく
    秦氏であり。東国・蝦夷との関係。壬申の乱の大海人皇子・天武天皇
    は蘇我氏の流れをくむとか。
    蘇我氏・藤原氏・秦氏の対立を推理小説的な物語として
    構築している所は真偽はよくわかりませんがよく考えてあるのでは
    と思いました。

    0
    2013年12月26日
  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……

    Posted by ブクログ

    著者は藤原氏に何か恨みでもあるのだろうか……。
    学生時代、藤原氏の研究をしていた身としては、色々と、私情が入りすぎ(スカイツリーの名を冠した駅や路線に関しての愚痴?)ではないかと思った。

    成り上がるために、世代を超えて他の有力豪族を蹴落とし続けてきた藤原氏の執念がひしひしと感じられた。

    0
    2013年10月25日
  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……

    Posted by ブクログ

    蘇我氏、物部氏など、豪族単位で書かれた本。
    さいきんの関説を読むにはこれがいいかもしれない。
    全く関説を知らない人からすると、
    !?となる部分が多いかもしれないので、そのつもりで読んだ方がいい。
    また、詳述については他の書籍で、となってしまうので、気になる説があれば紹介されている前著を読むことをおすすめしたい。

    一般的にはあんまり取り上げられない尾張氏も項目があり、その点はうれしい。

    0
    2013年10月22日
  • おとぎ話に隠された古代史の謎

    Posted by ブクログ

    こじつけ感は否めないが、話のネタにはなる。物部氏を蘇我氏が滅ぼし、蘇我氏を藤原氏が抹消する。この流れを知れただけでも一読の価値はあった。

    0
    2013年08月18日
  • 伊勢神宮の暗号

    Posted by ブクログ

    おお、尾張氏や曽我氏の出雲系と吉備氏、物部の
    対立からうまく伊勢神宮に結ぶつけたね。

    近代まで伊勢神宮に参拝した天皇は、持統天皇と
    明治天皇だけらしい。アマテラスは男神だと。

    0
    2013年08月10日
  • 伏見稲荷の暗号 秦氏の謎

    Posted by ブクログ

    広隆寺の聖徳太子像に天皇家から衣装が贈られていると言う話は興味深い。あとは推理が難しくてよくわからない。

    0
    2013年07月15日
  • 神武東征の謎 「出雲神話」の裏に隠された真相

    Posted by ブクログ

    「神武東征」と言う割には、それについての記述がほとんどなく、神功皇后の話がメイン。前作を読んでいなかったためか、いま一つ腹に落ちてこない。逆に卑弥呼の謎が深まった感じがして、ストンと落ち着くところに落ち着いていない。
    元々著者の推論は面白く、興味があったので、そういう意味では楽しめる部分も多い。
    本書を読んで、これが真実だ!と思うような人には向かない。あくまでも一つの仮説として、読者が自分自身で考察するための一材料とすべき。

    0
    2013年07月11日
  • [愛蔵版]古代史の秘密を握る人たち  誰が本当の歴史を封印したのか?

    Posted by ブクログ

    聖徳太子や日本書紀あたりを中心に曖昧となっている日本の古い歴史を筆者の解釈で解説している。かなり納得できる見解だと思う。

    0
    2013年05月16日
  • 消された王権・物部氏の謎 オニの系譜から解く古代史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古代ヤマトには皇祖神を祀る大きな神社は皆無で、その祭祀の対象はもっぱら天皇家のかつての敵であった出雲神系であった。その祭祀を取り仕切ったのは古代の一大豪族でありモノ=神を司る物部氏であった。天皇家の祭祀はいずれも物部氏由来のものであるという。
    近畿地方に天皇家よりも先に国をなしていたのが三輪大神=大物主を崇める出雲族であり物部氏であった。ヤマトの地を禅譲した後も豪族として全国的に勢力を奮ったが、蘇我氏、藤原氏との政権闘争の末没落した。しかしその後、定住を持たないモノ=鬼として裏社会に潜り込み、影から天皇家を支え、天皇家からも頼られるという循環システムを形成することで生き残り、今なお太古の記憶を

    0
    2013年04月29日
  • 「天皇家」誕生の謎

    Posted by ブクログ

    物部氏、蘇我氏の関係。天皇の役割。藤原史観からの脱却。百済復活に盲進する天智VS天武。勢力争いは、壬申の乱後も天武系VS藤原と形をかえて続く。関祐二ワールドは続く、、、。

    0
    2013年01月26日