関裕二のレビュー一覧

  • 古代史の正体―縄文から平安まで―(新潮新書)

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    いわゆる通説を覆す系の本。日本書紀は実質的に編纂した藤原不比等の意向により藤原氏の正当化がなされているというのが全体的な主張。史学と考古学さらには万葉集といった文学を統合させて自説の根拠としてく手法は壮大だが、こうした本の例に漏れず主張が断定的で眉に唾つけて読むことは必須。
    ヤマト政権は瀬戸内、日本海、東海などの各地勢力が奈良盆地に実権を持たない祭祀王を推戴することで成立した。
    院政が権力を摂関家から天皇家へ奪い返すことができたのは、人事権によるもの。生前退位による後継者指名によって藤原家の息のかかっていない皇子を天皇にすることができたため、外戚としての摂関家の重要性を低下することができた。乾

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    2021年07月11日
  • 地形で読み解く 古代史

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    日本書紀も歴史を反映していると考え、現地調査も踏まえて想像力で飛躍しながら古代について書かれた本。
    きっと正しいことは分からないのだろうけど、歴史のIfを考えるとワクワクしますね。

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    2021年02月06日
  • 『古事記』と壬申の乱

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    なぜ、ほぼ同じ時期に『古事記』(712)と『日本書紀』(720)というふたつの歴史書を必要としたのか。しかも『古事記』は新羅に好意的で、『日本書紀』は百済に好意的(反新羅)である。中国の歴史書は多くの場合、新王朝が前王朝を倒した正統性を明らかにするために記されていることを考えれば、当時の日本では、2つの王朝が争っていたと推測できる。

    当時(7世紀中頃)の朝鮮半島情勢を見てみると、新羅、高句麗、百済が鼎立した三国時代。もともと、新羅、百済などから日本への移住者はおり、政権争いもあった(乙巳の変)。さらに、唐が新羅を支援して百済を攻撃し、百済が滅亡する(660年)あたりから、百済の遺民が大量に日

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    2019年09月15日
  • 『古事記』と壬申の乱

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    関裕二先生
    なぜだろう、読みづらいのに買ってしまう
    いつも中途半端にしか読めない
    古事記偽書説を述べているが肝心な事が書いていない
    712年に出来た古事記
    713年風土記編纂命令で、720以降(忘れた)出来た出雲風土記
    この出雲風土記の神話の数々が720年できた日本書紀には記載が無く、712年の古事記にはふんだんに記載ある
    多氏が自分の家系を飾り立てるため、政敵が編纂した新撰性氏録にない独自の神を出した日本書紀より古い国選史書を偽っているに決まっているじゃないか
    なぜ書かない

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    2019年05月03日
  • ヤタガラスの正体

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    八咫烏という存在の意味するものを知るため、一般にその正体とされる賀茂氏(葛城)の検討を経て、ヤマト王朝建国の功績を消された天皇系・出雲以外の尾張・近江(息長)・吉備(物部)、そして丹波の古代豪族の大きな役割を読み解く。

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    2019年01月04日
  • 藤原氏の悪行

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    鎌足が百済王豊璋であったかどうかはわからないが、藤原氏の飽くなき権勢欲の源泉であること、「大化の改新」が単純な勧善懲悪二元の英雄譚で片付けてはいけないことが分かった。

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    2019年01月04日
  • 古代史は知的冒険

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    積読消化。
    古代史の謎=語られない(隠された)歴史のありかと、それらを解き明かすことの面白さを伝える本。

    筆者・関氏の持論や思想が強く著されている部分も多分にあるけれど、それらを含めて素直に、とても面白かった。古代史関連の知識がほとんどない私のような人間からすれば、古代日本史のイメージを一変させられる内容だった。
    古代を舞台にしたドラマや映画がもっと流行ればいいのに…と思うほど、展開がドラマティックで、人間味があって、裏表が複雑で、面白い。隣国中国の古装劇(古代ドラマ)のような感じで、もっと作ってみればいいのに。うちの国でやると、史実がハッキリしないことには炎上しちゃうんだろうか…。


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    2018年10月24日
  • 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る

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    なんとなく目にとまって買った本ですが、学校で習った聖徳太子像とは違った見方をしていて、そういう点では面白かったです。

    万葉集にも隠語が使われてたとか、興味をそそる部分もあったんですけど、細かい人物の名前が、ごちゃごちゃしてきて最後は読み流しで読んだ部分もありました。

    その辺りの歴史人物や歴史背景を詳しく知っておくともっと面白く読めたと思いました。

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    2017年01月05日
  • 古代史 50の秘密

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    藤原氏の権威の保ち方、反藤原勢力と天皇の権力抗争。東国と西日本の境。興味湧く話題だった。鉄に燃料の樹木が消費され朝鮮半島が禿山になった話は、司馬遼太郎の講演にも取り上げられていた記憶がある。2016.9.4

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    2016年09月04日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

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    著者は、中大兄皇子とともに乙巳の変をなした中臣鎌足を百済王子の豊璋であったと考え、平安京は鎌足を始祖とする百済系の藤原氏が自分たちのため、自分たちの都合の良い天皇(桓武天皇のお母さんは新羅からの渡来人。)のために造った都だとしていました。

    聖徳太子や山背大兄王は始めからいなくって、改革派だった新羅系の蘇我氏を滅亡させた自分たちの行為を正当化するために藤原氏が日本書紀などの歴史書を捏造したって考えているみたい。

    その角度で桓武天皇があわただしく藤原京から長岡京、平安京と遷都した意味を考えた1冊でした。
    確かに歴史は勝者のものだものね。

    天武天皇の後を継いだ持統天皇が、天武系とは別系統の王朝

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    2016年04月11日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

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    蘇我氏が改革派というのは納得。
    でも、聖徳太子非存在というのは…う~ん。でも、妙に納得しちゃったんだよねぇ。。。

    最後の坂上田村麻呂の項は、自分が東北出身なこともあり、
    かな~りおもしろかった。
    確かに地元では愛されてるなぁ。。。とこれも納得。


    とりあえず、藤原氏pgrww
    DQNの日本代表みたいなもんかww

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    2014年12月16日
  • 伏見稲荷の暗号 秦氏の謎

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    もっと日本史を勉強しておけばよかった…。面白いじゃん7世紀近辺。それにしても日本書紀、わかりやすく書いておいて欲しかったな。神話ばかりで事実がわからん。超知りたいのに。

    メロスは激怒した、くらいの平易さがほしかった。

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    2014年10月18日
  • ここまで解けた! 「古代史」残された謎  あの人物・事件・遺跡の常識を180度覆す

    購入済み

    不完全燃焼

    内容は興味深く楽しく読みましたが、論説がやや乱暴に思えます。前半ですべてのトピックを少しずつ触り、後半深く説明する作りも、前半読んだ時点で「えっ?それで終わり?」という不完全燃焼感を抱かせます。

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    2014年07月16日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

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     平安京の成立に絡む藤原氏の陰謀と没落を解き明かそうとする試みをしている。一応、章や節のはじめに観光案内らしきものを入れているが、基本的には歴史の考察。かなりオカルトよりの内容であるものの、元々史料の少ない時代でもあるためその辺りはしかたのないところか。
     平安京の成立の根幹には聖徳太子の存在あり、という仮説をもとに論が展開する。そのため聖徳太子の非実在説を積極に取り入れ、なぜ聖徳太子が生み出されたのか、その理由や役割についてかなり詳しく説明している。この部分の説明はかなり説得力があった。一方で、藤原氏、ひいては中大兄皇子や中臣鎌足を”悪者”とするための理論はかなり複雑であると同時に、結論のた

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    2014年03月07日
  • 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る

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    法隆寺が好きなのでその派生として聖徳太子に関するものを読んでみたいと思い
    「本が好き」サイトで知ったので買ってみた。

    こういう考え方もあるんだなと。
    だれもタイムスリップしてみることはできないので
    ホントウのことはわからないけど
    一つの説として興味深く読んだ。

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    2014年01月29日
  • 京都の闇 本当は怖い「平安京」観光案内

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    京都というか、平安京の成り立ちと絡めて
    古代?中世の権力争いを割と面白おかしく書いてある
    本。
    あまり説得性というか学術的な見地には欠けているのでは
    と思われる内容。
    藤原氏・蘇我氏・秦氏。百済系渡来人・新羅系渡来人・
    武士と貴族と天皇の関係。蘇我入鹿が聖徳太子であり
    蘇我入鹿を暗殺したのは中大兄皇子・中臣鎌足ではなく
    秦氏であり。東国・蝦夷との関係。壬申の乱の大海人皇子・天武天皇
    は蘇我氏の流れをくむとか。
    蘇我氏・藤原氏・秦氏の対立を推理小説的な物語として
    構築している所は真偽はよくわかりませんがよく考えてあるのでは
    と思いました。

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    2013年12月26日
  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……

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    著者は藤原氏に何か恨みでもあるのだろうか……。
    学生時代、藤原氏の研究をしていた身としては、色々と、私情が入りすぎ(スカイツリーの名を冠した駅や路線に関しての愚痴?)ではないかと思った。

    成り上がるために、世代を超えて他の有力豪族を蹴落とし続けてきた藤原氏の執念がひしひしと感じられた。

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    2013年10月25日
  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……

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    蘇我氏、物部氏など、豪族単位で書かれた本。
    さいきんの関説を読むにはこれがいいかもしれない。
    全く関説を知らない人からすると、
    !?となる部分が多いかもしれないので、そのつもりで読んだ方がいい。
    また、詳述については他の書籍で、となってしまうので、気になる説があれば紹介されている前著を読むことをおすすめしたい。

    一般的にはあんまり取り上げられない尾張氏も項目があり、その点はうれしい。

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    2013年10月22日
  • おとぎ話に隠された古代史の謎

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    こじつけ感は否めないが、話のネタにはなる。物部氏を蘇我氏が滅ぼし、蘇我氏を藤原氏が抹消する。この流れを知れただけでも一読の価値はあった。

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    2013年08月18日
  • 伊勢神宮の暗号

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    おお、尾張氏や曽我氏の出雲系と吉備氏、物部の
    対立からうまく伊勢神宮に結ぶつけたね。

    近代まで伊勢神宮に参拝した天皇は、持統天皇と
    明治天皇だけらしい。アマテラスは男神だと。

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    2013年08月10日