【感想・ネタバレ】日本を不幸にした藤原一族の正体のレビュー

あらすじ

改革を妨害し天皇家をないがしろにした逆臣、蘇我馬子。これを中大兄皇子と藤原(中臣)鎌足とが誅殺し、大化改新を成し遂げた――これが通説の教えてきた歴史であった。しかし、古代史の検証が進み、どうもそうではなかったのではないかということが徐々に明らかになりつつある。実は国家改革を推し進めようとしたのは蘇我氏であり、その改革を換骨奪胎し、結局改革の旨みを独り占めしたのが、藤原氏だったのだ!並みいる豪族を打ち倒し、あまつさえ皇族をも抹殺して、いつのまにか日本のほとんどの土地を我が物としていった藤原氏とはいかなる一族なのか。この一族がそこまでやり通したのは、その秘められた出自ゆえのことではないのか……。古代史の謎の最深部に大胆に迫る衝撃の論考!

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Posted by ブクログ

ほかの方のレビューにあるように関氏の著書を読まれた方には焼き直しの部分が多いですが藤原氏が権力を掌握する過程やそれ以前の蘇我氏、物部氏などの古代豪族がどうやって藤原氏に権力を奪い取られていったか整理されていて読みやすいです。ただ個人的に藤原氏の系統らしいので自分の先祖が‥とは思わないか。飛鳥昭雄氏の著書も好きなので藤原鎌足そして不世出の大天才藤原不比等への興味は深まるばかりです。

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2012年03月15日

Posted by ブクログ

父から頂き♪やっぱり藤原氏は嫌。勢いのある文章は面白いし、ホント読んでて楽しい一冊でした。なぜ天武系がごっそりお寺(確か)に祭られないで排除されているかの謎が解けた感じ。歴史の本って、皇(王)族メインで、藤原氏を除いて検証されるものが多いけど、やっぱりこの黒幕的な一族は排除できないと思う。

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2011年12月19日

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