冨山和彦のレビュー一覧
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実践的な経営の役割についてまとめられています。
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個人も組織も「”インセンティブ”と”性格”の奴隷」であることを受け入れ、行動を取ること
「戦略を策定した後に、経営上本当にやるべきことは、戦略を、PDCAをまわす道具として、冷静かつ合理的に利用すること」
「企業の強さを分けるのは、PDCAの回転力の差」
「初期的な戦略施策のよしあしよりなどよりも、この違いの法が、はるかに大きい。」
「挑戦すれば報われるインセンティブが、日本の企業社会にはなかったということなのである。」
「マネジメントは、自分の意思と言葉を持っていなければならない。自分の頭で -
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・挫折力=挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力。
・「挫折をしない人生ほど窮屈でつまらないものはない」「挫折をした人だけが、実り多い豊かな人生を送れる」「積極的に挫折を体験し、それを乗り越えることで、これからの時代に通用する力を身に付けよう」
・挫折とは、ある意味、能力以上のことに挑戦した結果である。それが人としての伸びしろとなる。挫折すれば、反省し、学習もする。けなされ、叩かれ、厭味をいわれるし、人間同士のヒリヒリした場にも身を置くことになる。それは一時的には辛い経験であっても、長い目でみれば悪い経験ではない。むしろ、難所を切り抜ける貴重な経験になる。
・松下幸之助をはじめとする日本の -
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まず、明記しなければならないのは、これは挫折した人の話ではないという事。冨山さんは自分が挫折したと言っているが、一般人から見れば、東大出て司法試験に合格した人が挫折しているはずもなく、この点は割り引いて考えなければならない。この本でいう所の挫折力=決断力+行動力であり、要は自ら意思で行動し、その結果失敗してもそれは必要な経験であり、むしろそういう失敗の積み重ねが、これからの日本人には求められると言っている。本のタイトルには違和感があるが、これからの日本の教育やリーダーのあり方を、自己の経験に基づいて具体的に書いており、とても参考になる。本当にこういう人が日本にドンドン出てくれば、日本は変わると
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「30代が」と書かれていますが、内容は団塊の世代である60代と、その子供世代である30代ともに努力して欲しいとの内容です。
年金問題等は、団塊の世代である60代が受給を開始し始めると破綻するのは目に見えています。また金融資産をそもそも保有している高齢者が年金を貰い、そのしわ寄せが若者に波及している構造がおかしいのであって、金融資産を一定以上持つ高齢者には年金受給を停止すべきだとの意見もかかれています。年金等は今ある基金をかき集め一度解散させて、今ある金額を全部給付させ出直すべきだと提言しています。
提言自体は理屈にあっていると思いますが、60代や50代の人が既得権を手放すかというとなかなか -
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IGPI冨山さんの本。
冨山さんの本は大体読んでいますが、
現場のリアルとコンサルタントのロジックのバランスが良く、
好きなコンサルタントの一人です。
今回は、セルフマネジメントという題名だったので、
個人がどのように自分の価値を上げていくのかについて
書かれた本だと思っていましたが、
その要素半分と、会社がM&Aや事業売却した際に
起こりうるべきこととそこで働くひとへの影響についてが
メイントピックでした。
やや自社の営業的な要素も見られましたが、
「M&Aをして会社間でシナジーを」や
「M&Aをして、規模の経済からコストメリットを得る」といった
よく聞く話が言葉 -
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この本を読むまでこの二人のことは知らなかったのだが、いかにもコンサルタント的な知的会話の応酬と行った対談形式が面白い。世の中一般に第一印象で語られがちな、"所詮コンサルは・・・"といわれるコンサルタントとは一線を画す、ビジネスで変化を起こして成果を生むタイプの本来的な意味でのコンサルタントであることを伺わせる。僕自身もそういった本物のコンサルタントと仕事をご一緒させて頂いたことがあるのでよく分かるが、彼らは本当に勉強して半端ない仕事量・・・この場合の仕事とはデスクワークではなく、とにかく「考えて考えて考え続ける」という意味での仕事・・・をこなしている。
ここまで自分を追い込