鈴木亘のレビュー一覧

  • 社会保障亡国論
    【あくまで亡国論】

    日本の社会保障関連費用は一般会計の3割近くを占め、生産性の低い社会保障という仕事はGDP内の比率が高まり、そのことによってさらなる経済成長にブレーキが掛かってますます…という暗いシナリオ。それでも社会保障という聖域は、金を集める側(財務省)と使う側(厚労省)の絶妙な組み合わせと...続きを読む
  • 社会保障亡国論
    社会保障の安定化や財政再建には、消費増税は役立たない。相続税にシフトし、無駄なバラマキや非効率な仕組みを改め、適正料金で市場に競合させよ。

    福祉にはお金が足りない、回っていないから大変なんだと思っていましたが、補助金で黒字になっていたとは知りませんでした。許認可なしにやるのが悪、みたいに言われてい...続きを読む
  • 社会保障亡国論
    強烈な社会保障論。
    著者の主張である、手元にあるお金の範囲内で社会保障政策を立てるべきという議論については、大いに賛成。
  • 社会保障亡国論
    日本の社会保障の欠点(過剰給付、賦課方式、参入規制)については言い尽くされた感もあり、対策も明らかではあり、内容的には新味なし。よくまとまっているが、本書でなければ読めない、という内容もない。

    ・一般歳出の54%が社会保障関係費になっており、国の財政はこれで精一杯。保険料なども含め、社会保障給付費...続きを読む
  • 日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
    2/14からの確変フィーバーが終わった後
    自分の資産についての今後の扱いを
    どうしようかを考えています。

    <前書き>

    9月17日に日本銀行が発表した統計によると、6月末の段階での国と地方の債務残高が1035兆円と、初めて民間企業の債務残高を上回りました。これは政府予算が膨張する一方、民間...続きを読む
  • 日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
    池田さん、鈴木さん、土居さん、竹中さんと好きな経済学者が勢ぞろいしてたので読んでみた。それぞれ専門分野が違うのでおもしろい。
    竹中さんの"規制仕分け"のアイディアは本書で知った。
    「この規制はホントに必要なんですか!?」みたくやっていくモノらしい。
  • 財政危機と社会保障
    「手厚い社会保障と低負担は両立しえない」という当たり前のことを、なぜ両立しえないのか説明した書。

    代替案として提示されている年金賦課方式は真剣に考える余地があると思われる。
  • 財政危機と社会保障
    社保に公費が投入され、価格ダンピングが起き、過剰な手厚い保護によって運営非効率となり、受益者も見せかけの安いか買うに満足して見直しには猛反発。市場原理の重視による解決は当然考えられることである。 筆者の主張は明快ではあるが低所得者への救済の点など確かに粗さはある。
  • 財政危機と社会保障
    財政問題と社会保障問題の2本立ての本。
    筆者は、「財政も大変だし、その原因に社会保障があるよ」って言っている。だから、社会保障はしっかりと考えなきゃって述べている。

    全体的には、財政問題に関しては、その問題の本質を究明するような姿勢はこの本からは期待できず、あくまでも社会保障を論じるための餌として...続きを読む
  • 財政危機と社会保障
    『201202 経済強化月刊』

    著者の私見が色濃く出ているので注意が必要。社会保障について常識的なことも理解していなかった私なので、制度的な部分に関しては勉強になったが、主張については完全に鵜呑みにする訳にはいかないだろうと感じた。

    著者が経済畑の人なせいか、市場の競争原理を評価し過ぎというか、...続きを読む
  • 日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
    徹底討論と銘打っているものの、それぞれ意見がぶつかり合うようなことはなく、ほぼみんなが同じような改革を望んでいる。
    経済学者からすれば当たり前の事ができずに陥るべくして陥ってしまったというのが現状らしい。
    なぜ当たり前のことができないのか、
    人口1億以上もの大国で権力の集中を嫌う空気の中、純粋に民主...続きを読む
  • だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方
    日本の公的な強制保険(年金・健康・介護)のインチキを暴き出す本。確かによく調べてあるし、本書の主張は正しいのかも知れないけど、このことが分かったからと言ってサラリーマンには対処のしようが無いんだよね…。本書を読むと、こういうことに興味を持つこと自体が無駄だと思えてきて、ものすごい無力感に苛まれること...続きを読む
  • 日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
    竹中平蔵, 池田信夫, 土居丈朗(財政), 鈴木亘(社会保障)という経済問題で気が合う面々の座談会を書籍化したもの。こういう固めのテーマは書き下ろしの方がよい。意見の相違がないのだから、ますますそう思う。

    議論のテーマは、日本の財政問題、社会保障、労働市場、など。語られていることは大枠で正しいよ...続きを読む
  • 財政危機と社会保障
     社会保障と財政。その両方の分野にやってくる危機の実態とその対処法を明らかにした本。

     900兆円を超える額の日本の国債の95%は内国債であり、1400兆円あまりの個人資産によって買い支えられている。そのため日本が直ちにデフォルトに陥ることはまずないと思われる。

     だが、少子高齢化を迎え、社会...続きを読む
  • だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方
    賦課方式から積立方式へ!
    政治家等は時間的視野が狭い。
    伊丹万作の言葉が印象的だった。
    「戦争責任者」より、「だまされていた」で安心していてはいけない。
  • 財政危機と社会保障
    普段から社会保障のことに関心がある人にはちょっと物足りないかもしれない。解釈にもちょっとすんなり肯けないようなところもあるが、財政問題から社会保障全般について、読みやすくてよくまとまっている。・特別会計とは別に、社会保障関係費というのは歳出があり、実際はこれが国からの補助金として使われる。が、公費を...続きを読む
  • だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方
    細かいところは読み飛ばしてしまったが、あらためて、年金・医療・介護の絶望的な状況だけなんとなくわかった。積み立て方式と賦課方式の違いもなんとなくわかった。

    もっと詰めてよめば面白いのだろうけど、どうせ絶望的な状況はかわらないのだから、小市民としてはイマイチ関心が持てず。

    わかりやすそうで、かつ、...続きを読む