鈴木亘のレビュー一覧
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コロナ禍における、社会保障の現在の状況を分析して、問題解消のための処方箋が著された一冊です。医療、介護の現状については、知りませんでしたが、まあこんなものだろうという印象が残りましたが、年金については、ある程度知っているつもりだったので、自分の無知が分かり、為になったとともに、これだけ現状が厳しいと...続きを読むPosted by ブクログ
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「コロナ問題」を経済学で分析、対策を提示。実に面白い。
日本のコロナ対策も「科学的・専門的知見」に基づいて立案・実行されるべき。
これまでの「気合いの政治」から脱却しなければ世界の中で戦えない。
今回のオリンピック組織委員会のバタバタが良い例。
脱・老人の跋扈Posted by ブクログ -
やればできる、けれども禿げ上がるほど大変である。
という感想です。
題名で感じるより遥かに読みやすい、テンポの良い文章です。
行政の縦割りと、ごった煮状態の区民の中に入って動き回った経済学者の鈴木亘さんのお話です。
綺麗事と正統法だけでは絶対に解決しない問題を、経済学者の物の見方とフットワーク、広...続きを読むPosted by ブクログ -
あいりん地区改革の日々が細かく臨場的に描かれていました。
テンポがよく、読みやすい一冊です。
自治体(役所)を動かすにはどうしたらよいか、地域の人を巻き込み街づくりを進めるにはどうしたらよいか、等参考になる内容が多かったです。
また、各章の最後にミニコラムがついており、経済学のミニ知識(ゲーム理...続きを読むPosted by ブクログ -
認可保育所が社会主義的な発想で運営されており,それに係る個人や組織がそのぬるま湯から出ることに激しく抵抗する.これが待機児童問題の本質だと著者は論破している.さらに保育という事象を70年前から変わらない現象ととらえている官僚たちのかたくなな発想も問題だ.市場経済の原理に沿った形での変革を実施すること...続きを読むPosted by ブクログ
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「政策実行はかくあるべし。」
そう思わせてくれる本です。橋下大阪市長時代に行われた西成特区構想の特別顧問である鈴木亘学習院大学教授が行った構想の策定・まちづくり会議の組織・運営など、構想をボトムアップで行う道筋をどのようにつけていったのかを理論的(経済学的な視点も含めながら)に整理した「政策過程本」...続きを読むPosted by ブクログ -
少し専門的かもしれないけど、日本で生きる人には間違いなく必読の書。
実はワタクシはファイナンシャルプラニング技能士2級なんつー
微妙な国家資格を持っております。(AFPも持ってましたが失効しました)
でもねー 社会保険は制度が本当に複雑でよー分からんのですよ。
過去の経緯をまるごと引きず...続きを読むPosted by ブクログ -
国試のちょっと前に読んだ本。公衆衛生のつまらない国試勉強に対して批判的な態度で臨めるようになりました。公衆衛生に取り掛かる前に読んでおけばよかった。複雑怪奇な保険制度の経緯がかなり理解できたかと思います。Posted by ブクログ