白川道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれまで自分の胸のなかに巣くっていた江成に対する憎しみの気持ちが氷解するように薄れてゆくのを覚えた。そしてそれに代るように、今度は彼に対する哀れみの情が芽生えてくるのも感じた。
天国への階段というのは、ひとの心のなかにあるもので、決して買えるようなものではないとおもっています
浦河に降り注ぐ星の光は、とても強く、とても身近にある。浦河の自然が星の光を吸収しているからなのだ。
星になってもっともっと強い光をあなた方ふたりに注ぎましょう。そうすることが、この世に生を享けたことの唯一の証となるはずだからです。
自らで命を絶ち、星になって見守っていく、なんてセンチメンタルなエンディング。もう少し捻りが欲しかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心熱くさせてくれるハードボイルド。
最後は予想がつきました。
どんな環境で生まれ育っても、自分が犯した罪からは決して逃れることがないのだなと思いました。
ここからはネタバレ。
同じ少年院で過ごした二人。一人は頭脳を持つ達也。もう一人は腕っぷしの矢田。二人は過去にノミ屋と金融で金儲けをして、大金を掴んだ。
現在は、過去の犯罪行為とは関係のない生活をしていてる二人だったが、達也があるひき逃げ事故の現場に居合わせたことによって、二人の過去をほじくり返す刑事が現れ・・・。
過去にヤクザ者の落合を殺してしまった矢田は、達也を巻き込まないために達也に嘘をつき、生まれてくる子どものためにも矢田を自主させようとする達也。男同士の友情プラス純粋な愛も詰まった物語です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の経営する小さな牧場を、騙されるように取られた末、非業の死を遂げた父。
そして、将来を誓い合った幼馴染みである亜木子にも裏切られた柏木圭一は、故郷を捨て、上京。
20余年の歳月を経て、グループ企業を束ねる実業家となった圭一が始めた復讐の結末は?
友人のお勧めという事でお借りした本。
友人もまた、別の友人からお勧めされて、数年前に購入したとか。
上中下巻と、読み応えのある作品で、通勤のお供に最適でした。
<以下、ネタバレです。>
何というか。ちょっとしたボタンの掛け違いなんでしょうねぇ。
真実を知っていれば、こういう結末にはならなかったんじゃないか? ってね。
すべてが悪い方悪い方へと向かってしまい、こうなった、と。
及川や、地上げ屋時代の地権者、児玉、中条とのエピソードを見ても、圭一の人徳なんだろうなー、と思います。
それでも、圭一のやった事は許される事ではないので、ハッピーエンドではありませんが。
でも、未央との交流や亜木子との再会を経て、圭一の心情的には、救われたんでしょうねぇ。( ̄人 ̄)
上中下と、長いお話ですが、続きが気になり、サクサク読めた作品でした。 -
Posted by ブクログ
人間は環境に適応しながら嘘を覚えていく動物だと思う。
嘘は人間が持って生まれた物ではない気がする。社会構造や学習によって
嘘という概念が生まれたのだろうか。
世の中には三種類の人間がいる。社会通念の中で生きている人、分かってはいるが共通の社会通念の中では生きられない人、社会通念すら理解出来ない人。その種類を見極めないと人を見る目は養われない。
アメリカでは能力のない人間が持ち上げられることはない。完全に実力主義、一方日本では音程がへなちょこでずれまくってる歌手などプロダクションとテレビ業界が資金を投入すると人気が出ることになる。素質などまるでない人間が持ち上げれて外部の力で恣意的に作られたものが偶像になるのが日本だ。