白川道のレビュー一覧

  • 竜の道(下)
    バブル到来前の時代を舞台に、官僚として表の世界を支配しようとする弟と、裏の世界に君臨しようとする兄を描いたノワール小説。
    上下巻の大作だが、大長編の一部という設定のようで、本作だけではストーリーが完結しておらず、評価も難しいが、下巻の後半は話に一区切りをつけるためか、かなり駆け足になってしまっている...続きを読む
  • 最も遠い銀河<3>夏
    一気に展開しました
    この小説には素敵な人間が記されています
    まず晴之と掘峰
    掘峰は最初からいいやつだなって
    思っていましたが
    もうほんとにいいやつ
    もうひとつは誠一郎と横田
    素晴らしい信頼関係
    こんな上司と部下に憧れます
    っていうか横田がいいのかも
    次に誠一郎と良一
    最初はわだかまりがあった親子関係...続きを読む
  • 大人のための嘘のたしなみ
    前半があまりためにはならないが、筆者の経歴やお金に対する価値観が面白かった

    嘘が苦手な私には勉強になる一冊でした。
    新年一冊目です。
  • 天国への階段(上)
    文庫本で読んだんですが、上・中・下の大ボリュームでかなり読み応えがあった。
    最初、借りるかどうしようか迷ったぐらいです…
    充分に面白いけど、途中から主人公の言動がどうも勝手な感じでいやに鼻につく…
    その辺を考えると、やっぱり「純愛小説」として読むのが正しい読み方かと思う。
  • 大人のための嘘のたしなみ
    「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われるが、我々の暮らしから嘘をなくすことなどできない。多くの嘘は、様々な人間関係において余計な波風を立てないための「大人の知恵」なのである。本音だけで生きようとすれば、無用な衝突を繰り返す。ささやかな嘘を上手に使うことで、自分も相手も気持ちのいい時間を過ごせるのだとした...続きを読む