あらすじ
家業の牧場を騙し取られ、非業の死を遂げた父。将来を誓い合った最愛の女性・亜希子にも裏切られ、孤独と絶望だけを抱え十九歳の夏、上京した柏木圭一は、二十六年の歳月を経て、政財界注目の若き実業家に成り上がった。罪を犯して手に入れた金から財を成した柏木が描く復讐のシナリオとは?大ベストセラーとなったミステリー巨編。
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Posted by ブクログ
複数の視点からストーリーが進められていく。
登場人物は多いが個性がしっかり描かれててイメージがわきやすい。
登場人物ごとに視点を切り離して独立した一冊の本にできるんじゃないかというぐらいそれぞれが魅力的で中身が濃い。
ボリュームがある分読み進めるのに少し時間がかかるが、それがいい方に作用してじわじわと結末への期待感を煽ってくれる。
何度涙腺が緩んだことか。
しまいには心の雨でまぶたの堤防が決壊しました。
Posted by ブクログ
初めて著者の本を読んだのがこの本でした。さして期待するわけでもなく、しかし、読み進むうちにどんどん惹き込まれてしまい一気に読み終えました。この本に出会えたことにとても幸せを感じています。そして、著者の大ファンになりました。他の作品にも共通するところがありますが、主人公の陰の雰囲気というか、決して他人に自分をさらけ出さない、そんな主人公に憧れてしまいます。このタイトルもすごくいいですね。そのセンスにも脱帽です。格好良すぎですが・・・。
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いつ読んだかも内容もあんまり覚えてないけど、
とにかく読んだことの記録。
柏木圭一とか、本間、、、とか運転手とか。
なんか断片的にだけ記憶に残ってます。
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一緒に推理をしていく感じがたまらなかったです。上巻では桑田警部をちょっとうっとおしいと思っていた。この頃柏木派。上巻はまだ各々の人物の感情は大きく表れてないけど、この先おもしろくなるだろうっていう匂いがぷんぷんしていました。
Posted by ブクログ
知り合いに薦められたが上中下というボリュームに中々手をつけれなかった。しかし読み始めると凄い。止まらない。数多くの人物が登場しそれらが絡み合う。上巻だけでもかなり話が進み、絡み合い驚きがあった。これからどうなってしまうのかー。楽しみで仕方ない。
色々なキャラクターの視点で次々と進んでいくのもよし!
Posted by ブクログ
最高傑作☆☆
大切な人のために罪を犯す主人公。殺人という悪いことをしているはずなのに、主人公のことを追う刑事をつい敵のように思ってしまう。
こんなに最高のラストを書いた本を私は読んだことがない。
Posted by ブクログ
最高です!絵笛に行ってみたくなります。主要人物のほとんどが、思いもよらぬことになってしまう緊張感もありますが、ある意味ハッピーエンドという気がします。
Posted by ブクログ
あらすじ
家業の牧場を騙し取られ、非業の死を遂げた父。将来を誓い合った最愛の女性・亜希子にも裏切られ、孤独と絶望だけを抱え十九歳の夏、上京した柏木圭一は、二十六年の歳月を経て、政財界注目の若き実業家に成り上がった。罪を犯して手に入れた金から財を成した柏木が描く復讐のシナリオとは?大ベストセラーとなったミステリー巨編。
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評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
家業の牧場を騙し取られ、非業の死を遂げた父。将来を誓い合った最愛の女性・亜希子にも裏切られ、孤独と絶望だけを抱え十九歳の夏、上京した柏木圭一は、二十六年の歳月を経て、政財界注目の若き実業家に成り上がった。罪を犯して手に入れた金から財を成した柏木が描く復讐のシナリオとは?大ベストセラーとなったミステリー巨編。
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かつての大ベストセラーを知人からいただいた。次第の選び方、成功している主人公の今の立場が危うくなる不安と、なんとも松本清張のような世界観。重いテーマなだけになかなかページが進まない日もあったが…
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一人の実業家と一人の犯罪者、その周りを取り巻く様々な話。
括りとしてはミステリーなのですが、それを抜かしても充分面白い小説です!
色々な人の視点から描かれており、とても長い本なのですが
飽きる事なく読み進められます。
しかし、膨大な物語を良くまとめているなぁーと感服しています。
続きが気になる~!
Posted by ブクログ
色々と、つながっていく様に、徐々に点と点が線になっていく過程に、引き込まれる。
北海道で牧場を経営し、穏やかに暮らしていた一家。唯一の財産とも言えるその牧場を騙し取られたことを苦に、柏木圭一の父は、自殺してしまう。
でも、こんなのは序章に過ぎないんだな!
Posted by ブクログ
恋人に裏切られたことから故郷を離れ上京し、血と汗と罪の上に財を成した男の物語。財を手にした男の胸の内には、復讐の2文字。物語は、“主人公”と“主人公がかつて犯した罪を追う刑事”の場面が交互に書かれていきます。
とてもいい本でした。読んだ後は暫く登場人物の名前が忘れられないくらいになるかも知れません。誰に一番感情移入するのかは、読む人によって様々でしょうね。僕は『一馬』かなぁ。
題名の『天国への階段』は、レッドツェッペリンの『Stairway to Heaven』からとられている様です。作中にも登場します。今までギターの綺麗さだけに気がいってて歌詞の意味を知ろうとしませんでしたが、この本を見て「こんなに悲しい歌詞だったのか」と思いました。
There's a lady who's sure all that glitters is gold
And she's buying a stairway to heaven
Posted by ブクログ
飲み屋で出会った白川道さんは、酔っ払いのおじいちゃんでした。先生の作品はほとんど読んでます!って胸を張りながら「待てよ~。代表作の天国への階段を読んでないじゃないの・・」ってことで購入しました。これからの展開が気になるが取り急ぎアップします。
Posted by ブクログ
政財界注目の若き実業家柏木圭一が描く復讐のシナリオ
牧場を騙し取られた父親の無念、将来を誓った亜希子の裏切り
絶望を与えた実業家上がりの政治家江成を貶めるストーリー
亜希子の生き写しの娘未央に対する策略の行方
圭一の過去を払拭するために上塗りせざるを得ない犯罪
自分を妄信する部下の暴走、実の息子………
次々に明かされる背景、人物相関が物語を深めて行く
哀愁、郷愁、出世、復讐、隠蔽・・・
後の作品、最も遠い銀河との共通点が多いね、ダブるダブる
まぁ、面白いから良いか、取り敢えず序盤だし、☆4つ
ん?銀河より低いか………
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<poka>
上中下3巻を一気に読んでしまいました。
刑事の緻密な捜査に驚かされます。
しかし、殺人の動機がなんだか不自然で腑に落ちませんでした。
<だいこんまる>
3巻とも分厚いので、10冊分くらいありますぅ。ちょっとムリ。
Posted by ブクログ
過去に殺人を犯したけれど、それも時効を向かえ、ビジネスの世界で大成功している主人公。でも、主人公の罪をかぶってくれた人を殺してしまってから、徐々に歯車がおかしくなっていく。
Posted by ブクログ
話は面白い。
しかし、構成が最も遠い銀河と全く同じだ。
白川道の主人公は大体、成り上がりのできる男。そして、過去には殺人などの後ろめたい事があり、誰かに復讐を企てている。
主人公の過去を暴こうとする執念深い刑事と、舎弟や物語に花を添える第三者が必ずいる。彼の必勝パターンとでもいう感じか
Posted by ブクログ
むかし、私もことばというものを信じ、そして裏切られたことがありますよ
わたし、天国への階段は、ぜったいに圭ちゃんと一緒に歩むわ・・・・・・。
犯罪は心の病。その心の病を解きほぐせるのは、科学の力ではなく人間の心しかない。
刑事という仕事は、ある意味で伝承の職業といえるかもしれない。