あらすじ
柏木の復讐のシナリオは着実に進んでいた。そんな中、元強盗殺人犯・及川広美が刺殺される。彼の更生を固く信じていた定年間近の刑事・桑田規夫は、弔いを誓い志願して捜査を開始する。その直後に発生した第二の殺人事件の意味とは?一方、柏木の背後には音もなく忍び寄る不気味な影が現れる。多くの思惑が交錯し、事態は急展開を始める……。
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Posted by ブクログ
初めて著者の本を読んだのがこの本でした。さして期待するわけでもなく、しかし、読み進むうちにどんどん惹き込まれてしまい一気に読み終えました。この本に出会えたことにとても幸せを感じています。そして、著者の大ファンになりました。他の作品にも共通するところがありますが、主人公の陰の雰囲気というか、決して他人に自分をさらけ出さない、そんな主人公に憧れてしまいます。このタイトルもすごくいいですね。そのセンスにも脱帽です。格好良すぎですが・・・。
Posted by ブクログ
桑田警部に感情移入してきました。しかしやっぱり柏木派。捕まるな、と心で願ってました。未央が知らずに柏木に惹かれていくのが切ない。一馬が柏木に真実を打ち明けるところは息を止めてすごいスピードで読みました。泣けました。
Posted by ブクログ
最初は柏木側で読み進めてしまう。だが途中で桑田の頑張り執念が桑田側に読者をさせる。
急展開するときはする。ひっぱるときはひっぱる。カスワイのじいちゃん桐島がうなずくとか、絵笛での柏木とあきこの再会は…やりすぎ?
ただ何十、百ページも前にでてきた人物やエピソードについてはきちんと説明がはいりよみやすい。
Posted by ブクログ
最高です!絵笛に行ってみたくなります。主要人物のほとんどが、思いもよらぬことになってしまう緊張感もありますが、ある意味ハッピーエンドという気がします。
Posted by ブクログ
寺島浩一郎の自殺、未央が圭一の娘だったなど、驚くべき事実が明らかになる。
人間関係とそれぞれの思いが複雑すぎて、カオスになってきた。
白川道の作品ならハッピーエンドはありえない。誰かが死にそう
Posted by ブクログ
評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
柏木の復讐のシナリオは着実に進んでいた。そんな中、元強盗殺人犯・及川広美が刺殺される。彼の更生を固く信じていた定年間近の刑事・桑田規夫は、弔いを誓い志願して捜査を開始する。その直後に発生した第二の殺人事件の意味とは?一方、柏木の背後には音もなく忍び寄る不気味な影が現れる。多くの思惑が交錯し、事態は急展開を始める…。
Posted by ブクログ
人を観察する目の鋭さ。この娘自身の持つ感受性の鋭さによるものなのかもしれない。
心の傷が深ければ深ければ深いほどより人間的・・・・・・、ですか
未央の性格がそのままファインダーを通して表わされているようにおもえた。
動物が怯えるのは心に傷を負っているからです。その傷をつけたのは、わたしたち人間です・・・・・・。
Posted by ブクログ
圭一の犯罪、一馬の復讐、未央の恋心、亜紀子の心配、桑田の執念、などなど色んな事が絡み何処かに向かっている。このあとそれぞれどうなって行くのか非常に気になる。
Posted by ブクログ
この小説は誰の目線で読むかによって、感じ方が大分違ってくると思います。
私は柏木目線で読んでしまう。
何となくどうなるかは予想がついているのだけれど、救いがあるものであって欲しいなぁ。
長いお話なので少しダレてしまったけれど、それでもやはり続きが気になる。
Posted by ブクログ
一馬が、未央が、亜木子が、そして勿論柏木自身が。
幸せになって欲しいと思った。
登場人物の人間くささがよく描かれてる。
続きが気になる、という感覚はないけれど、彼等を見守りたいという気には、させられる。
そう思えば思うほど、誰かの幸せを願うほど、うまくいかない結果に胸が詰まる。要するに切ないのだ。
人は過去に付き纏われ、過去から逃げられない生き物なんだなぁ。
Posted by ブクログ
政財界注目の若き実業家柏木圭一が描く復讐のシナリオ
牧場を騙し取られた父親の無念、将来を誓った亜希子の裏切り
絶望を与えた実業家上がりの政治家江成を貶めるストーリー
遺された遺書により実の息子の狙いが徐々に明らかに…
江成への復讐を進める傍らで実の息子による復讐が
一方で亜希子の娘未央も実の娘と明かされ・・・
隠された事実がこれだけ一挙に判明すりゃ困惑するわな
警察の捜査方法にも疑問…仮定のストーリーで動きすぎ
極めつけは、最も遠い銀河のキャラとカブリ過ぎ(こっちが古いけど)しかも主要な人物が、刑事も含めね
この作品の反省を活かした焼き直し作品なのかな?最も遠い・・・は