小林啓倫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店に平積みされてて、思わず手に取って、読んでみた。
ニック・サボ、ハル・フィニー、辺りまでは面白かったが、冗長な自己紹介とセットで次から次にメリハリ無く登場人物が登場し、途中で集中力が切れて、最後は惰性な速読で完読...。
それにしても自分が単に時代遅れなだけだろうけど、この社会で通貨を発行できるのは「国」だけという概念で、「ビットコイン」はマルチ商法の詐欺通貨と全く同じものにしか思えず、全く理解できない。
ブロックチェーンという技術が用いられた、銀行を通さず通貨を送受できる通貨、という部分は評価するけど、何故あそこまで凄まじい価格で売買されていくのか...。
「発行枚数が限られている」こ -
Posted by ブクログ
サトシ・ナカモトが何なのか、誰だ?ってどう言うことかって知らない人は手に取らないと言う前提なんだろうが、ビットコインとその辺の技術的、社会的なことを一切省いている。
その上で、ビットコインの開発者、一切表舞台から消えたナカモトサトシを追う。
追って追って、追った挙句に分からない。
それを、面白いと思える人には面白いのだろう。
個人のプライベートと、ジャーナリズムの関係を考えてしまう。この傲慢さ。この手の人は、いや、筆者のことではないにしても、あの手の人たちって、嘘でも何でも、一瞬でも、富と称賛を得ようとするのか、その辺がどうにも気持ち悪い。本筋とは関係ないが。 -
Posted by ブクログ
「AIの奴隷」になるかのような煽り方だが、書かれている事はそこまで大袈裟ではない。『ゴーストワーク』という著書もあったが、ギグワークとも呼ばれる、AIやテック企業の補完要素として人間の労働市場が生まれている。例えば、音声文字起こしの校正、名刺OCRの誤記訂正、不正画像の検出や削除など。それらは今までみたいに工場に集まって行う作業ではなく、自宅の隙間時間でも可能。これは新時代のブルーワーカーであり、我々は機械の手足になるのだというが、そうかな。
ー 本書では、工場のように見えないかもしれないが、かつての工場に存在していた論理や労働が今なお存続し、さらにはそれが、デジタル技術の普及によって加速し -
Posted by ブクログ
本当に悲しくなるぐらい、敗北の連続だ
デフォルトでセキュアな設計が大事
マイクロソフトは努力している
オラクルはダメだった
Appleはハードウェアで対策がメイン
RustやCシャープはセキュアなプログラミング言語設計
パスワードは強力でなくとも例えば、ログイン試行が3回失敗した際にアクセスをロックまたは一時停止するようにするだけでも十分
情報セキュリティの分野には3つの汚点がある
第一の汚点は、データ漏洩
第二の汚点は、国家によるハッキング
第三の汚点は、認知的閉鎖
暗号化は防御側が取れる良い手段
この分野がまだまだ歴史が浅いので、
きっとこれから良くなっていく事を期待したい -
Posted by ブクログ
コンピューティングの発展とそこで発生した様々なセキュリティ・インシデント、ウィルス(マルウェア)の事例、その背景説明を、タイトル通り歴史的時系列で論評する内容。
現状、「セキュリティが確保された」状態になることはない、必ずハッカー(本書では現代においてハッカーはその技術で悪さする人を指す言葉として使っている)が先に行く、人間自体がもっとも脆弱なセキュリティ・ホールである、と結論付けています。
対策しても無駄、どこかに穴はある、むしろゼロディもある、セキュリティ被害のコストと発生確率を考えれば対策はコスト高過ぎる、研修は教育にはならず「した」実績にしかならない、チェックリストは意味がない、など -
Posted by ブクログ
ネタバレ大谷翔平を宣伝に使ったり、あっという間に巨大会社になり、あっという間に破綻していったFTX。暗号通貨業界には全く明るくないので何が起こっているのかよくわからなかったのだけど、そういう人が読むにはちょうどよいかも
FTXの創設者サム・バンクマンフリード(すごくユダヤ系っぽい名前だ、、、)もその周りと固めていた若者も、数学の才能が非常にあり、高学歴で、ジェーンストリートなどのHFT業者出身者が多い。日本のIT長者のように、たまたま一発当てた、という感じではない。ただ、功利主義的で共感性が欠如しており、発達障害だなぁと思わせる風貌やエピソードには事欠かないというのが特徴か
やっていたことは取引所 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「超・自習法」とあるがウルトラ・ラーニングというメソッドの本である。原則1~9まである
世の成功者と呼ばれる人物がいかにその実績を為してきたのかについて、9つの原則に則して説明している
物理学者のファインマン、画家のフィンセント・ファン・ゴッホなどが取り上げられている
特に後者においては学び始めにおいて画力の低さがあったのだがいかにしてそれを克服し美術の分野で名を成せたのかということについて説明している
9つの原則(文言は一部改変)
原則1:メタ学習~地図を書く
原則2:集中~ナイフを研ぐ
原則3:直接性~転移を引き起こす
原則4:基礎訓練~弱点の克服
原則5:ふりかえり~ -
Posted by ブクログ
シリコンバレーを中心としたスタートアップが
なぜイノベーティブにスケールアップし続けれるのか、
その秘密を明かした本。
某企業の研修で使われていたため、読みましたが、
前から少し気にはなっていました。
前半部分で、シンギュラリティ―時代に必要な要素を明かし、
後半部分で、既存の大企業や中小企業(創業含む)が
どうすればその要素を満たすことができるのかを論じています。
日本の(大)企業サイドからすると、
あまりに考え方がかけ離れていて、衝撃を受ける内容かもしれませんが、
こういった考え方をしていかないと生き残れない、と
いかに危機感を持てるか(特にトップが)がポイントになってくるかと感じま