小林啓倫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
# 情報セキュリティに対して、古来より続く悲しみの歴史を垣間視る
## 面白かったところ
- 人類がなかなかセキュリティ・インシデントに勝てない歴史が面白かった
- 組織としてセキュリティレベルを上げるのは必然だが、それにはコストが相応してかかる。という点が遥か昔から言われていた点
## 微妙だったところ
- 細かく歴史を深ぼってくれたのは良かったが、長かった
## 感想
結局のところ、情報セキュリティは人間にとって直感的に分かりづらく難しいものだと改めて理解した。
ドアの鍵を閉めないと、誰でも侵入できることは幼稚園児にも理解できる。ただ、論理的なコンピューターとなるとなかなか理解が捗らない。
情報セキュリティの知識を教育しようにもコストが掛かるわけで、コストを掛けたところで特別なインセンティブが無い。
この二重苦を乗り越えるための答えを、まだ人類は見つけ出せていないようである。
ソフトウェアパッチを充てることができないターゲットは人間の脳であり、ハッカーたちの的になっている。
この文章を見たときに、我々が知るべき本当の知識とは、情報セキュリティの教養ではなく、人間自身ではないかと改めて胸を打った。 -
Posted by ブクログ
学習の転移について調べている中で本書籍と出会った。関心ある内容から言うと、
・学習の転移はそう簡単に起こらない。
・直接的な経験をすることで転移しやすくなる。(もはや転移じゃない気が…)
・より深い知識を得ることで、転移しやすくなる。
算数が得意だからといって、日常場面においても論理的に話せるとは限らないという、言われてみればそらそうか的な発見があった。
よりよい自習の方法については、
・取り組む時間をしっかり取る。
・まず、始める。
・恐れず振り返りをする。
といったことが印象的であった。やはり行き着くのはモチベーション。やる気次第。
どう学ぶかよりも、その学びに対してどれだけやる気を持って取り組めるかが大切だと思った。
他の学習法の本にも載っていそうな内容だが、大事なことの確認はできたので、読んでよかった。
「直接的」に学ぶことは今後も意識して取り組みたい。 -
Posted by ブクログ
情報セキュリティというと、新たな脆弱性情報や攻撃手法等の最新動向を日々フォローアップするとのイメージが強いが、そればかりでは“対症療法”に陥るおそれもある。
本書は、情報セキュリティがどのような経過、変遷を辿ってきたのか、その歴史を振り返ることで、どうして今のような状況になっているのかを理解すること、それが迂遠のようだが今後どうしたら良いのか考える道標となる、そのような問題意識の下に書かれている。
1940年代コンピュータの登場以降の代表的な出来事を改めて学ぶことができるし、技術的な問題のほか、心理学、行動経済学的な視点からの分析もあり、啓発されるところ多い、興味深い書だと思う。 -
Posted by ブクログ
長々としているが、目標を達成するために大事なことがいくつか書かれている。
・無駄を省く
・最適なプロセスを選択
・時間管理
・インプットよりアウトプット重視
など。
カギとなるのは直接性を重視したメタ学習。目標に対して何を学ぶべきかを時間をかけて調べること。
殆どの学校で学ぶ知識やスキルが仕事に直結しないのは、実践的ではないから。
自己学習が身にならないのは、適切な学習方法で無いから。殆どのスキルや知識を取得するのに最適な方法は精神的に体力が必要でフラストレーションが溜まるものだという。しかしそれは、効率よく何かを得るためにはやる価値のあるものだ。
そして人はどうしても楽な方を選ぶ傾向あるため、楽で適切で無い学習をしてしまい、効率の悪いプロセスを踏んでしまう。もちろん適切な学習が楽であるならばそれをやるべきだ。 -
Posted by ブクログ
間隔反復ソフト。Anki。
ウルトララーナー。
ウルトララーニング。
長期休暇または、パートタイムラーニング、など。思い切った学習時間の割り当てが成果を生む。スケジュールの分散。
メタ学習=最初に地図を描く。何のために学ぶのか、をはっきりさせる。
集中=先延ばしを避ける、5分だけ開始する、数種類の学習を並行させる、マルチタスクを避ける、クリエイティブな作業では、リラックスタイムを設ける。集中はそれを避けるたびに、強くなる。
一直線に進む=学びたいことに特化する。転移(学習したことが他の学習にも役立つこと)があることを知る。プログラムを学ぶより、実際にプログラムをつくる。言葉を学ぶときは、それに没入する。語彙力を高める。目指すレベルより高いレベルの試験を受ける。どこでその知識を使うか、自問する。
基礎練習=基礎をおろそかにしない。
回想=学ぶためにテストをする。思い出す練習を繰り返す。頻繁にテストをすれば何がわからないか、がわかる。能動的な復習(自分から思い出す工夫)のほうが受動的な復習より記憶が定着する。ノートをつくるときは、質問帳形式で作る。参照禁止で問題を解く。
フィードバック=有益なアドバイスを聞く。開業医はフィードバックがないと、腕が落ちる。賞賛は有害。誤りをピンポイントで正してくれるフィードバックが望ましい。より早いフィードバックが望ましい。
保持=忘れてしまわないように。間隔反復(アンキ)、手続き化(自転車の乗り方は忘れない)、過剰学習(完璧を超えて学習する)。記憶術は役に立たない。
直感=自分を騙さない。他人に教えるように説明する。
実験=ゴッホは実験を繰り返していた。熟練するほど教えられる人がいなくなる=自分で実験する必要がある。
成長マインド、硬直的マインド、のほかに成長マインドの延長上に実験マインドがある。
事前に計画を練る。大まかな範囲、目標レベル。スケジュールを立てる。途中でチェックする時間を決める。
知識を維持する方法を探す。