【感想・ネタバレ】サトシ・ナカモトはだれだ? 世界を変えたビットコイン発明者の正体に迫るのレビュー

あらすじ

今世紀最大の謎を暴け!

ブロック・チェーンを世に放ち、ビットコインを生み出した謎の天才「サトシ・ナカモト」。
“彼”はなぜ、決して人前に姿を現さないのか?
そしてビットコイン誕生の裏に潜む、ある“思想”とは?
受賞歴を持つ敏腕ジャーナリストが、15年の歳月をかけて現代社会最大の謎に挑む!
各紙誌絶賛の《ニューヨーク・タイムズ》ベストセラー、待望の邦訳刊行!

「『創造主』の謎。次々と現れる奇人変人。ビットコインがたどった数奇な運命――
ミステリーのように面白い」
――橘玲(作家)

「すべてが謎に包まれたビットコインの誕生。その核心に迫る、極上のノンフィクション」
――中島聡(エンジニア、起業家)

「過去20年で最高のミステリー・ノンフィクション」
――ジェイムズ・パタースン(エドガー賞受賞作家)


「その答えが何を意味するのか、私は不安を抱いていた。ビットコインの世界は、この種のプロジェクトに対して敵対的だった。しかし、それが私の主な懸念ではなかった。私がナカモトの本当の正体にたどり着いたとき、それがお馴染みの容疑者ではなかったことに驚いた。彼は正体を暴かれないよう、多大な努力をしてきた人物だった。
私がつかんだ彼に関する情報は、憂慮すべきものだった。彼は、人々が想像していたサトシ・ナカモトとはまったく違っていた。彼は自らを「危険」だと繰り返し表現していた。彼は銃を持っていた——」(第1章 「彼よ」)

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Posted by ブクログ

書店に平積みされてて、思わず手に取って、読んでみた。
ニック・サボ、ハル・フィニー、辺りまでは面白かったが、冗長な自己紹介とセットで次から次にメリハリ無く登場人物が登場し、途中で集中力が切れて、最後は惰性な速読で完読...。

それにしても自分が単に時代遅れなだけだろうけど、この社会で通貨を発行できるのは「国」だけという概念で、「ビットコイン」はマルチ商法の詐欺通貨と全く同じものにしか思えず、全く理解できない。
ブロックチェーンという技術が用いられた、銀行を通さず通貨を送受できる通貨、という部分は評価するけど、何故あそこまで凄まじい価格で売買されていくのか...。
「発行枚数が限られている」ことと「マイニングというシステム」が、狂気じみた価格変動を生み出すのだろうか...。

ブロックチェーンという技術の根幹がP2Pという技術だが、ふと大学時代に流行っていた「WinMx」や「Winny」を思い出した。
これらは違法性が指摘されていたが、後にこのP2P技術がとてつもない巨額を動かすものへ進化するとは夢にも考えていなかった...。

ビットコインの面白いところは、政府や銀行といった中央主権からの完全な独立、だけどもここまで極端な価格は狂気以外の何もでもないとしか思えない...。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

サトシ・ナカモトが何なのか、誰だ?ってどう言うことかって知らない人は手に取らないと言う前提なんだろうが、ビットコインとその辺の技術的、社会的なことを一切省いている。

その上で、ビットコインの開発者、一切表舞台から消えたナカモトサトシを追う。

追って追って、追った挙句に分からない。

それを、面白いと思える人には面白いのだろう。

個人のプライベートと、ジャーナリズムの関係を考えてしまう。この傲慢さ。この手の人は、いや、筆者のことではないにしても、あの手の人たちって、嘘でも何でも、一瞬でも、富と称賛を得ようとするのか、その辺がどうにも気持ち悪い。本筋とは関係ないが。

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2025年12月04日

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