山口幸三郎のレビュー一覧

  • 探偵・日暮旅人の贈り物

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    愛があれば大丈夫だ、ということかなあ。自分が気が付いていないだけで周りは愛に溢れているのかもしれない。それを大事にしてゆけばきっと道を見失わずに、生きて行ける。

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    2012年03月29日
  • 探偵・日暮旅人の失くし物

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    探し物探偵の2作目。
    4話構成。
    前作同様1話完結で、
    旅人が味だったり、死体(?)だったりといろいろな失せ物を探します。
    依頼された失せ物が見つかっても、
    当事者達はただハッピーエンドという訳ではなく、
    ひとひねりあるのも読後に残って私は好きです。
    その失せ物探しに平行して、徐々に旅人の過去が垣間見えてきました。
    旅人が五感のうち視力以外を失くした理由や家族のこととか・・・。
    「澄んだ瞳のやさしい」旅人にも徐々に内面の闇が見えてきました。
    復讐劇へと発展しそうな模様です。
    次作でそれらもはっきりするでしょう。
    楽しみです。

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    2017年10月14日
  • 探偵・日暮旅人の探し物

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    「ミステリー」というと殺人事件が起こって探偵が謎を解き明かす・・・。
    という王道パターンを思い出しますが、これは探し物専門の探偵が主役です。
    シリーズ1作目。

    1章毎に物(場所)探しにまつわる現在や過去のエピソードがあって、ほんわかした感じで始まります。
    五感のうち視力以外を失くした旅人が、視力で全てを補完する(匂いも味も目に見える)ことで日常生活を送るどころか、探偵業までやってのけます。
    あの人とこの人が幼稚園の同級生?というちょっと都合のいい設定もありますが、苗字の違う旅人と灯衣(てい)親子の事情とか、まだまだこれから分かっていくんだろうなという伏線がいろいろありそうなので、それに絡めて活きてくるのかもしれません。
    「やさしい」と評判の旅人ですが、最後にちょっと腹黒い(?)一面も垣間見られたので、今後過去の事件につながっていく感じでしょうか?

    平易な文章で1冊さらっと読めました。

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    2017年10月14日
  • 親愛なる怪盗たちに告ぐ

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    大事な祖父の形見を盗まれた主人公は
    取り返すべく大学の噂に縋りついた。

    なぜこれほどまでに貧乏なのか、というのも、ですが
    過去に出てきた『お兄ちゃん』の存在も。
    そちらはすぐに解決するわけですが
    主人公の思い切りよさがすごいです。
    どの話になっても、度胸があるというか何というか…。
    これぐらいの方が、成功率は上がる、かも?
    ほかの人間からしたら、計画通りにいかない! で
    怒り心頭、ですが。

    ひとつ戻ってきた、わけですが、その謎も
    誘拐された『お兄ちゃん』の謎も
    どうなるのかどうするのか、気になるところです。

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    2025年12月18日
  • 猫曰く、エスパー課長は役に立たない。

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    傷から過去の記憶が見えるという異能力をもったサラリーマン。上手く動こうとするけど、思った通りにはいかないのがクスッと笑える。猫の登場が思ったより少ないのが、少しがっかり

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    2025年12月18日
  • 探偵・日暮旅人の宝物

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    ネタバレ

    シーズン1が終わり、5篇の短編集。最後に陽子先生のストーカーみたいな人物が出てきてまた展開が続くような感じで終わる。4篇目の『花の名前』は増子刑事と旅人との出会いの話なんだけど、殺人やら虐待やら急にシリアスで一番面白かった。なのに最後、『夏の日』でいくら何でも風邪で寝込んでた旅人が秋田まで行かないでしょ、と興ざめ。テイちゃんはどうしたのよ。まぁ具体的な地名を出してるわけじゃないけど。テレポーテーションできるわけでもないのに。やっぱ陽子先生が好きになれないんだよなー。何となく、旅のお共としてこのシリーズを読んでいくつもりでいたけど、そんなにはまってないんだし、他の読んだ方がいいよなー。なかなかいい文庫本がないんだよなー。

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    2024年02月16日
  • 探偵・日暮旅人の失くし物

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    ネタバレ

    旅のお共として。シリーズ2作目。同じく4編。『老舗の味』と『母の顔』で虐待してた親でも親なんだ的になるのが嫌。まぁちゃんと修正できる人もいるんだろうけど。老舗の味の子なんか、よくまぁそんな親のとこに行くね、と思う。私なら一生おじさんについてくけどなー。虐待といえば、旅人自身もすごい拷問を受けたような件があって、5歳の子にれをするって鬼だなと思った。先がきになるわ。またすぐ旅だから、続きを借りよう。

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    2024年02月05日
  • 探偵・日暮旅人の望む物

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    ネタバレ

    完結編にくると読む手が止められない。
    前巻の最後で美月先輩が……!となったが、どういう理由での部分が予想以上にぶっ壊れてる感が出ていた気がする。

    旅人の視覚については失われることは秒読み状態だったけれど、そこから失われていた他の感覚が少しずつ取り戻せていったことは本当に良かった。できれば片目だけでも視覚が戻れば万々歳なんだけどなぁと思いつつ、よみおわりました。

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    2023年09月23日
  • 親愛なる怪盗たちに告ぐ

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    ネタバレ

    怪盗

    誘拐されて存在を消され
    復習のために怪盗する
    最高
    おもろかった
    これで終わり?続きあるような終わり方だった

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    2023年09月17日
  • 探偵・日暮旅人の笑い物

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    セカンドシーズン第3弾。笑い物とは笑いを誘う材料のことらしい。◆家の灯り。デート、パーティ、プレゼント。ひとつの家族としての探偵事務所。それぞれのクリスマス。旅人と陽子。◆組織の礎。立てこもり犯たちのところに潜入し、分裂させてしまう旅人。『天空の爪』という組織。他の話よりも前の話なのかな。◆最良の一日。雪路に拾われた聡。ヤクザに追われてボコボコにされて、なのに最良の日。◆微笑みの代償。明日には笑っている。彼女の座右の銘。彼女を不幸にするのは別れだ。◆魔の手。不穏な動き。雪路の父親への恨みが探偵事務所の面々に迫る。次巻へ続く。

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    2026年01月12日
  • 探偵・日暮旅人の探し物

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    ネタバレ

    繁華街の雑居ビルにある「探し物探偵事務所」。
    日暮旅人は聴覚、嗅覚、味覚、感触、温度を感じられない。
    その代わりに全てを視ることができる。

    フリーマーケットの片隅にあった椅子が導く過去の二人
    保育士の陽子の子供のころからの宝物と苦い記憶
    視覚を失いつつある老夫人の思い出の景色
    閉園した保育園に埋められたタイムカプセルの行方

    旅人と血のつながらない娘の灯衣(テイ)ちゃんとの関係。
    旅人の事務所を取り仕切る雪路との関係。
    保育士の陽子と旅人の関係。
    そしてかつて旅人の身になにが起きたのか。
    お人よしと思われる旅人にも何やら思惑があるようで、まだまだ先が長そうなお話。
    登場人物が明るいので、テンポよく読めるけど、けっこう重くなっていくのでは、という不安。
    続きを読むか迷ってるとこ。

    以前、トーリくんがドラマでやっていて、ドラマは見損ねちゃったので読んでみたけど、読むとますますドラマが気になる…。

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    2022年10月19日
  • 天保院京花の葬送 ~フューネラル・マーチ~

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    廃屋で起こった殺人事件にやってきたのは
    警察と、黒尽くめの少女。

    霊が見えて、その死に際もわかるけど
    非常に大変な思いをする少女。
    が主人公かと思いきや、違いました。
    現場の下っ端? が多分、主人公かと。

    この彼の妹も大変分かりやすく『女の子』でした。
    今現在が普通だと思えば、苦労するよ、な感じの。
    途中で出て来た霊能者も、ものすごく自己中というか
    自分を持っているというか。
    事件自体は解決しましたが、個性が強すぎて
    読み終わって、うすい記憶になってます。

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    2022年08月05日
  • 幽霊と探偵

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    ネタバレ

    最後の謎解きが特に印象的。
    じわじわと真相に近づいていくのが、ぞわぞわしたというか。
    一方で偽名を使った少年を炙り出すためのやり方が、なかなかえげつなかったのも印象的だった。
    使えるものは幽霊でも使う。

    頼まれれば「即日スピード解決」な探偵と幽霊のバディもの。
    一番の謎は、幽霊となった人香の死因と遺体の場所。
    結局今回はこの謎は解決とはならないが、クライマックスに相応しい謎解きは用意されている。
    (冒頭に書いた最後の謎解き)
    シリーズが続くのであれば、本文にもあった通り、この最大の謎が解決したときが終了になりそう。

    実のところ自分は「生き霊」説を半ば本気で推しながら読んだのだが、警察関係者が見つけられてないしなあ。
    ないのかなあ。

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    2022年07月19日
  • 探偵・日暮旅人の失くし物

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    ふわ〜っとした内容が好きだったけど、結局日暮さんの過去を明かすためにはどす黒い内容にならざるをえないんだね苦笑

    最初の方の「味を見つける」がテーマの話、裏がなくてスッキリなお話だったな〜

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    2022年03月31日
  • 探偵・日暮旅人の探し物

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    最近読み応えのある分厚い話ばかり読んでたから、血なまぐさい殺人事件とかでなくてサラッと読めてなんとなく穏やかな気持ちになれる話って久々感満載。
    探し物を見つける探偵って和やかで良いね。物には持ち主の物語があって、それを推理する探偵って優しい響き〜

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    2022年03月01日
  • 探偵・日暮旅人の宝物

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    新章スタート。
    サブキャラがメインのストーリーがいくつかあり、彼らの為人や過去を知ることができる。

    最後の物語で次のステップに旅人と陽子、そきて物語も進む予感がもてました。

    続きも楽しみ

    2021.8.25
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    2021年08月25日
  • 探偵・日暮旅人の贈り物

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    なんか若干ありきたりな感じになってしまって、トーンダウン。
    でも、最後のトウカの話はアリだったな。

    続きはまたほんわかに戻るのかしら?
    2021.8.22
    113

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    2021年08月23日
  • 探偵・日暮旅人の忘れ物

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    展開早いな、と思ったら4巻で一旦一区切りなのね。
    ほのぼの感を辛うじ1話残してるけど、話の世界がかなりダークな要素孕んできた。次回どうなるのでしょう。

    2021.8.22
    112

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    2021年08月22日
  • 探偵・日暮旅人の探し物

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    読みやすくキャラもなかなか魅力だが、続きが気になる!!って感じでもないかなぁ、って思っていたんだが、最後の最後でその感想が裏切られました。

    続きかりてこないと!

    2021.8.21
    108

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    2021年08月21日
  • 君を忘れる朝がくる。五人の宿泊客と無愛想な支配人

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    ネタバレ

    忘れたい記憶を本当に手放せる、そんな奇跡があるのなら、すがりたくなる人は少なからずいるだろう。
    ここを訪れる人たちの中には、都市伝説として語られるその奇跡を頼ってきた人が確かにいた。
    ある人は門前払いを食らい、ある人は実際に記憶を手放した。
    その先に何が待っているかを、予測することなく。

    手放したい人の記憶の内容もその理由も様々だ。
    心が壊れてしまった人を救いたい。
    失われた命に関わる後悔を涙を消し去りたい。
    読み手側の同情を誘うには十分な理由。

    ただ記憶を失った場合の代償は後から分かる。

    その記憶を失えば救われるかと言えば、そうとは限らない。
    その記憶の消去と辻褄を合わせるため、人間の脳は更なる補正を重ねる。
    そうやって、ある少女の記憶からは実の父親の記憶が消え去ってしまった。
    ある命を通して培った友情も消えてしまった。
    影響は時には広範囲に及ぶ。

    中には多少救いのあるパターンもある。
    病んだ期間を消し去った結果、初恋の淡い想いが残ったパターンが一例。
    これならやり直しはできそうだ。

    ただ、それも難しいパターンもある。
    オーナーの奥さんに関わる件はそうだろう。

    タイトルの意味にも関わる話になるが、ここは記憶を手放す場所でもあるが、反対もできる場所である。
    そのせいで、一人の女性が人格崩壊に近い形にまで陥る羽目になる。
    この後半の展開とオーナーの態度の変わりっぷりには大いに驚かされた。
    特にオーナーの彼女への寄り添いっぷりは唐突な感じがして戸惑った。
    彼女越しに愛しの人が見えたからだろう。

    人は二度死ぬと言う。
    一度は肉体が活動をやめた時。
    そして、もう一度は忘れ去られた時。
    オーナーの奥さんは、まさしくこれを体現することになる。

    正直、これに付き合わされた彼女は災難だったと思う。
    全くの他人を家族の、しかも夫婦の事情に付き合わすものではないと正直思った。
    彼女はオーナーに惹かれつつも、その想いが自分のものだと確固たる自信で言うことができない。
    オーナーは変わらず奥さんのことを見ている。
    例え受け継がれたものを手放したところで、オーナーはこの先も彼女越しに奥さんを見続けるだろう。
    オーナーから仮に想いを寄せられたとして、それは本当に彼女に向けられたものになるだろうか。

    ラスト、二人は再び関係性を構築しようとする展開ではあったが、個人的には正直この二人が上手くいく気はしない。
    少なくとも、彼が奥さんの記憶を手放さない限りは、きっと。
    普通に読めば未来につながるいいエンドな気はするが、捻くている自覚を十分持った上で思う。
    自分は決して幸せなラストには見えなかった。

    救いは、実の父親を認識できなかった娘とのやり直し自体は上手くいきそうな点か。
    フィクションの世界でも一事が万事全て上手くいくとは限らない。
    父と娘が上手くいきそうなだけでもよしとしたい。

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    2021年02月07日